――現時点での情勢整理と議席予測
はじめに
2026年の衆議院選挙をめぐり、政界は大きな転換点を迎えつつある。
今週、立憲民主党と公明党が新党を結成する動きが表面化したことで、選挙構図はこれまでの延長線では語れなくなった。
本記事では、現時点で確認できる政治情勢を整理したうえで、
衆院選2026における議席配分がどのように動く可能性があるのかを冷静に分析していく。
なお、本稿はYouTubeでの解説内容をもとに、ブログ向けに再構成したものである。
1.まず結論:自民党は「単独過半数」付近が起点
現時点での見立てを端的に述べると、
自民党は単独過半数(233議席)辺りの水準から選挙戦をスタートする可能性が高い。
これは突飛な見方ではない。
前回の衆院選(石破政権下)、さらにその前の岸田政権下の選挙を振り返っても、
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選挙戦の初期段階では
-
自民党は「単独過半数に届くかどうか」という位置にいた
という共通点がある。
岸田政権下では結果的に上振れし、
石破政権下では下振れして政権交代につながった。
今回も、情勢は異なるものの、スタート地点としては同水準に位置づけるのが妥当だろう。
2.自民党にとっての追い風:高い内閣支持率
今回の選挙において、自民党にとって最大の追い風となっているのが、
高市内閣の高い支持率である。
各種世論調査では、
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内閣支持率が70%を超えるものも見られる
など、近年では異例とも言える高水準を維持している。
自民党の党支持率自体は30%前後にとどまっているが、
政治分析では、
内閣支持率+党支持率
(いわゆる「青木率」)
が議席数に強く影響するとされてきた。
この点で見れば、
現在の青木率は極めて高く、理論上は「圧勝してもおかしくない」状況にある。
3.それでも楽観できない理由①:立憲×公明の新党
しかし、今回の選挙が単純な構図にならない最大の要因が、
立憲民主党と公明党の新党結成である。
この動きによって想定されるのが、
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前回、自民党に投票した有権者の一部
-
特に、公明党支持層
の票が、立憲側へと流れる可能性だ。
すべての票が移動するわけではないにせよ、
票の移動は「一方向」ではなく、相互に影響し合う。
結果として、議席配分への影響は無視できない規模になる可能性がある。
4.それでも楽観できない理由②:参政党の存在感
もう一つ、見落とされがちだが重要なのが、
参政党の動向である。
前回の衆院選では限定的な候補者擁立にとどまったが、
今回は全国規模での擁立が見込まれている。
高市内閣の高い支持率から差し引いた部分、
すなわち、
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保守層
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特に若年層・現役世代の保守層
の票が、必ずしも自民党に回収されるとは限らない。
参政党が全国で候補者を立てることで、
自民党の得票が分散し、議席に影響する可能性は十分にある。
5.総合的に見た議席の見通し
以上を総合すると、今回の衆院選は以下のような構図になる。
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高い内閣支持率は自民党にとって明確なプラス要因
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立憲×公明新党による票の再編
-
参政党による保守票の分散
これらが同時に作用することで、
自民党にとって決して楽な選挙にはならない。
それでも、青木率の高さを踏まえれば、
まずは
自民党単独233議席前後
を軸に、
そこから上振れするのか、下振れするのかが焦点となるだろう。
6.今後の注目点
解散のタイミング、
立憲民主党と公明党の合流、
いずれも事前に正確に予測できた人はほとんどいなかった。
今後は、
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自民党が押し切って圧勝するのか
-
あるいは下振れし、自民・維新で過半数を目指す展開になるのか
情勢は流動的であり、目が離せない状況が続く。
本ブログでは、今後も衆院選2026をめぐる動きを継続的に分析していく予定である。
おわりに
政治情勢は、一つの出来事で大きく流れが変わる。
2026年の衆院選は、まさにその分岐点に差しかかっていると言えるだろう。
今後の動向に注目しつつ、引き続き冷静な分析を続けていきたい。
※本記事は、YouTube動画での解説内容をもとに構成しています。
動画でご覧になりたい方は、概要欄のリンクからどうぞ。
https://youtu.be/8ZFHD-A_Vu0