ヘギョンとの出会いは5年前の春。
名前からも分かるかもしれないが、韓国出身の女性である。
今でも昨日のように思い出します、初めての出会いは少し大きな都市の駅です。
駅前のロータリーの前にあるマクドナルドで外を眺めながら昼食を食べていたら
2人組の若い女性がオブジェに手をおいて写真を撮っていました。
こんな所で記念撮影とは珍しいなと思い見ていると、今度は店の方を撮り始めました。
こんな事をする日本人はいないので外国の観光客なんだろうなぁと考えていると
今度は一人が店の中に入り僕の横に座って、もう一人がカメラを構えています。
マクドナルドが珍しい国の人なのか、でも見た目は日本人ぽいし
どこから来たのか凄く気になり思い切って聞いてしまいました。
普段はそんな事は絶対しないのに、この時だけは魔がさしたというか運命だったのか。
何も考えずに口にしていたんです。
「チャイナ?」 「タイワン?」と
とりあえず英語で聞いてみたら
「韓国人です。」と思い切り日本語で答えられました。
まさか日本語で返事が戻ってくるとは思わなかったので少しビックリしていると
ヘギョンの方から質問をしてきました。
質問と言っても
「ハンバーガーは美味しいですか?」とか
「これはいくらですか?」というようなものなんですが・・・
で、こちらから話してみると、まったく分からないわけではないですが
いまいち日本語を理解していないみたいです。
それでも3分ほど話していると
外にいる、もう一人の女性がポーズを請求してきて思わず二人でピースサインしました。
そしたらヘギョンが鞄から紙を取り出し何かを書いて渡してきます。
紙には電話番号が書いてあります。
そして一言「電話してね」と言って席を立ち、外に出ていきます。
もう一人の女性を合流し、こっちに笑顔で手を振りながら去っていきました。