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NO BÉISBOL NO VIDA -béisbol en Costa Rica-

青年海外協力隊野球隊員として中米コスタリカで、現地に混じって、子供たちと、大人たちと、外国で白球を追いかける日々をつづります。これからはしばらく野球日記の始まりはじまり・・・。

コスタリカはキリスト教の国だけあって、12月は町中、家中クリスマスモード全快。


公共のバスにもクリスマスの装飾が施され、町を歩けば小さなサンタさんもちらほら。







そんな中、12/19~12/22の日程で少年野球大会が首都にて開催されました。



ところがさすがは途上国!という出来事が初日から満載。



まず、12/19は開会式の予定だったのが、開会式に向かう車の道中で送迎してくれていた父兄の携帯に電話が。


すると、どうやら参加予定であったチームが2チームも来れないことになったから明日に延期とのこと。

聞くとそれは隣の国ニカラグアからのチームで、どうやら国境で問題があったらしく、コスタリカに入国できなかったのだとか。


コスタリカとニカラグアは昔から領土を巡った争いがあり、今現在でも国境付近ではにらみ合いが続いているという状況が続いています。


国の政府同士の問題のせいで、こうした市民の交流の機会までも奪われてしまうのは悲しいことですね。



ということで開会式は翌日の8:30からということになりました。


なので、チームのメンバーや父兄さん方に8:00集合にしましょうと伝えようとしたところ、主催側から、サントドミンゴ(自分が率いるチーム)の試合は11:30開始予定だから開会式きちゃうと待ち時間が長くなるし、参加しなくていいよ、とのこと。。。


いいんだ、それで。。。


ということで開会式は出ずに試合前一時間半前に集合することにしました。

日本では試合開始前は二時間前、もしくはそれ以上早く集合することが普通だと思いますが、ここコスタリカでは一時間前が習慣です。もちろん一時間前と言って時間きっかりに集まることはなかなかありません。なので、ひどいときには試合開始15分前くらいにきて試合に参加したりします。アップもせいぜい準備体操入れて20分程度で済ませてしまいます。普段から子供たちには準備体操の大切さは話していますし、遅刻ぐせも考慮して敢えて一時間半前にしました。


そしてもちろん、、、、、、

全員が時間通りに来ることはありませんでした。これも文化の違いの一つ・・・でしょうか汗

いやいや、ここは厳しくしていかなければなりません!



さて、話は試合に移ります。

実は自分自身、メンバー表を書いたり、先発メンバーやピッチャー起用法など、監督として試合にかかわるのは初めての経験です。特に今大会は決勝まで行けば、三日間で5試合でした。サントドミンゴは全員で13名しかおらず、ピッチャーの投球数や出来によっては一試合3人投げてもらわないといけません。そんなこんなで、野球ゲームのパワフルプロ野球以来、いやそれ以上にかなり前日には頭を悩ませて起用法を考えてました。



しかし、実のところ当初自分にとっては勝敗は大して重要ではありませんでした。むしろ負けて、自分たちは力がないと感じてもらうことの方が必要だと考えていました。それだけ今の子供たちには、勝ちたい上手になりたいという意識練習量が必要だと感じていたからです。この大会が彼らにそういう危機感を持つきっかけになってくれれば、それを一番求めていました。










ところが、いざ試合になると驚くほど見違えるプレーをしたりするのがこちらの選手の特徴です。

これは赴任当初から各年代の試合を見て感じていたことでもあるのですが、練習では手を抜いたプレーをしたり、どうみても試合で活躍できないだろうなと思っている選手が試合で見違えるようなプレーをしたりします。もちろん練習が適当なだけミスも多いですが、練習内容や態度からは想像できない動きをすることが多々あります。日本では「練習でできないことは試合ではできない」「練習のための練習をするな」などとよく怒られたものですが、こちらは全く逆です(笑)。練習でできないことを試合で実現したりします(・。・;


これも文化の違いというか、気質の違いの表れなのでしょう。勝負事になると気持ちの入れようが全くもって変わります。勝負であれば練習試合であれなんであれが勝ちにこだわる、保護者もコーチもみんな本気になって勝つことを求めます。これにはいい面と悪い面があり、勝ちにこだわりすぎることによる問題もあると感じていますが、それについてはまた、別の機会に書きたいと思います。



何はともあれ、そういうことでこれまでの練習を見てきた限りでは到底決勝まで行くことはできないだろうなと、むしろ一試合かつだけでも相当厳しいと、相手チームを見た上でも感じていました。


ところがどっこい、いざ試合になると上述したような見違えるようなプレーや力を発揮し、あれよあれよ決勝まで進み、それまで二回とも4-1、11-5で敗戦していて(ニカラグア等不参加チームもあって、全3チーム総当たりによる6イニング各二試合ずつ、上位2チームでの決勝)、見るからにも各上である相手に延長7回1-0での勝利。



優勝!!爆弾




これにはさすがに熱くなりました。これだけ勝ちにこだわる彼らですから、勝ったときの喜びようも日本の比ではありません。マウンドに全員集まって甲子園優勝かと思うくらいの喜びをみせ、抱擁し合い、すぐ後にもらったトロフィーを持ってダイヤモンド一周(笑)。日本の場合は相手への礼儀や敬意という面、教えから勝利してもあまり大げさに喜びを表現することは少ないと思いますが、こちらは喜ぶだけ喜んで、最後に相手一人ひとりと握手を交わして称え合うというスタイルです。自分もこういう環境で野球をしてきたらどんな選手になったかなぁとふと思ったりします。







そしてもう一つ、優勝したことに加えてもう一つ嬉しいことがありました。この大会一人だけ全試合先発メンバーで起用した子がいます。



名前はガブリエル。9番ライト、もしくはレフト。

彼は実は練習中ではひときわ集中力がなく、いつも一回は必ず自分に怒鳴られます。歌を歌いながらキャッチボールをしたり、説明したことを聞いていなくて何度も聞き返してきたり、チームメートからもよく注意されたりします。このチーム結成の際にも彼をチームに入れるかどうか悩んだこともあったほどです。


けれども、唯一彼だけがこれまで一回も休むことなく練習に来続けました。時間ぎりぎりに来る子が多い中で、彼はいつも一番か二番目には来ていました。


正直なところ彼は決して上手ではありません。

でも、やっぱりそういうところを大事にしていきたい。

ガブリエルは結果に関係なく全試合に出そうと決めていました。


すると、二試合目ではレフトオーバーのサヨナラヒット!

三試合目では2ヒット!!

決勝でもサヨナラのきっかけとなる四球!!!


その他試合でもヒット、四球と大活躍してくれました。

初めての監督として、これほど嬉しいことはありません。

ガブリエルは技術的な見かけの部分だけではない、大切なことを行動を持って教えてくれました。






さて、この大会が全員で集まる今年最後の日、そして数日後はクリスマスということで実は決勝の前日に子供たちにクリスマスプレゼントを用意していました。


一人ひとりに軟式ボールに漢字で名前を書いたものと、メッセージ付きのクリスマスカード、そしてコーヒーのチョコレート。


最初は勝ち負けはどうでもいいと考えていましたが、やはりこうして勝った後に渡すことができてよかった。勝ちたいと強く思うことがこれほど力を与えてくれること、勝つことによっても大きく成長していくということ、子供たちもたくさんのことを教えてくれました。



そして何より、初勝利という最高のクリスマスプレゼントをもらいました。



最後に、今年最後に当たって、こう子供たちに話をしました。



「自分にとって君たちのエラーや三振や失敗なんてちっとも重要じゃない。むしろどんどん失敗してほしい。失敗を恐れずどんどん思い切って、積極的にプレーする選手になってほしい。メジャーリーガーだって完璧にプレーすることはできないのだから。大事なのは失敗を通して学ぶこと。どうしたら次は成功できるか、自分たちで考えながら、そして楽しみながら。」




子供たちに話しているようで、自分にも言い聞かせていたのかもしれません。



まだまだ偉そうに人に教えることなどできる人間ではないと思っています。



まだまだ子供たちと同じ目線で、自分自身も学びながら、



2014年は自分も失敗を恐れずにどんどん自分から動いていく、そういう年にします。



2013年、たくさんのすばらしい経験をありがとう!



そして2014年、これから待ち受けるたくさんの経験によろしくお願いしますm(__)m








12月に入って学校が長期休暇に入ったため、午前中は家にいることが多いこの頃。


コスタリカの学校は基本的に12月~1月が長期休暇で以外は3月か4月に一週間ほど、8月辺りに一、二週間休みとなっています。卒業の時期も12月で、日本とは若干違っています。


と、少しこれまでの学校での授業を振り返ってみると、



まずは、毎日子供たちと以下の押し問答から始まります。



自分:じゃあ今日も始めるよう!


A君:今日はサッカー??


自分:ノー、ベースボール。


Bちゃん:運動したくない~、めんどくさい~


自分:今は授業中だから嫌でも参加しなくちゃいけないよ。


Cちゃん:暑いから動きたくない、


自分:今は授業中で自由時間じゃないから参加しなきゃいけないよ、たとえ嫌でも(ふ~1回目溜息)


D君:サッカーボールで遊んでもいい?


自分:だーめ、自分は体育の先生じゃなくて野球の先生だからね。(ふ~2回目)


E君サッカーがしたい~


自分:サッカーは休み時間にやりなさい、今は野球の授業です!


F君:疲れた~(実際に座っている)


A君、D君、E君、その他もろもろ:いつの間にかサッカーをし始めている。


自分:ボールを戻しなさい!・・・・(はぁ~3回目)



と、こんな感じで大体始まります。やりだしたらやりだしたで、野球のボールを使った遊びやゲームに夢中になるものの、しばらくたつとまた上のやりとりが繰り返されます。。


一つの原因は、すべてかどうかはわかりませんが、体育教師によっては体育の授業はサッカーボールを渡してサッカーをやらせて終わり、そういう教師も多いそうです。体育の大半がサッカー、たまにほかのスポーツをやらせるにしても何か技術を教えるというよりは、ボールを渡してさぁどうぞ、そういうことも多いそうです。それに慣れてしまっている子供たちからしたら、いきなり好きでもない、新しいベースボールをやれといわれてもピンとこないのは当たり前かもしれません。ましてやコスタリカでは決してサッカーのように華やかではないスポーツです。


自分がもし体育教師であれば、サッカーの要素を取り入れて子供の発育を考えて授業をすることは大事だと思います。しかし、自分はあくまでも野球隊員としてやってきて、野球の底辺拡大という目的で小学校を回っています。それを考えれば、サッカーがしたいという言葉に素直にうなづくわけにはいきませんが、同時に、どうしたら授業を通して野球に興味を持ってもらえるか、授業内容もしっかり考えなければならないのも確かです。



そして、授業を通して気になったこどもたちの行動が一つ。


こちらの子供たちは、転んだときや何かにぶつかったとき、友達とケンカしたときなど、大げさすぎるほど痛がったり、泣いたふりをしたりします。こどもということを考慮しても大げさにです。


例えばバッティングさせているとき、打球(といってもテニスボール)が当たってしばらくうづくまっていた子が、次に自分の順番がくるとケロッとして打席に立っていたり、転んでひざを抱えて歩けないと言っていた子が、走り回っていたり。


こちらの学校の先生に話をすると、みんな子供は大人のサッカー選手のマネをしているんだとのこと。


なるほどぉ。


その時は自分もかなり納得しました。サッカーではファウルを誘うためや、より有利な判定を取るためにはよくみられる行動だと思いますが、それを体育の授業など、普段の生活からマネする習慣がついている子供たち、コスタリカという国がどれほどサッカーの国かということを知りました。


そういうところでも、日本とは文化全くちがうなぁと感じます。

自分が野球をやってきたときは、デッドボールをもらっても、「痛いフリするな!」とか「すぐ一塁にいけ!」などとよく言われ、野球を通して「我慢すること」を教えられてきました。


スポーツや勝負という観点では、どちらがいい、悪いというのはそれぞれ意見はあると思いますが、少なくとも自分が指導する子供たちには野球を通して我慢するということも学んでもらいたい、そう思います。



サッカー大好き!


こんな小さいスペースしかない学校もしばしば。

野球をやれという方が無理があるのかも。。



あー、気付けばもう12月に入ってしまいました。


気付けば活動開始からもう4か月が過ぎてしまいました。


学校行っては、サッカーがやりたいという声を押しのけて野球ボールを使った授業をしたり、月に一度は他県に赴いて学校回って野球授業をして、配属先と他県の気候の差にやられて毎回体調を崩したり(配属地は標高約1200mにあるので、比較的涼しい)、ときには行きたくないなぁと思うときもありながら、あっという間に2013年の終わりが近づいてきました。


コスタリカはキリスト教カトリックの国とあって、町や家はクリスマスムードが全快です。



街のショッピングモールは日本と同じくクリスマス商戦
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ホームステイ先の我が家にもこんなかわいいオブジェが
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街には早くもサンタさん(グアテマラにて)
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しかし、今年は終わろうとしてるものの、この二年間の活動の中心となる、前回お届けした「加藤コスタリカ」は始動したばかりです。子供を指導するに当たって、いち指導者として、もはや言葉ができないとか、体調が悪いとか、そんな甘えたことは言っていられません。とにかく、気持ちは本気、その姿勢を持って臨んでいかなければなりません。


ということで、まず練習を始めていくに当たって、自分は指導者としてどういう「チームを目指すのか」、そこを考えました。


 この4か月間他コーチの指導風景やコスタリカの子供たちを見てきて感じたことは、実を言うと思ったほど悪くはないということです(ぱっとみた感じでは)。


上手な子は確かにいます。体に力がある子もいます。指導者や大人たちも思っていた以上に野球の知識を持っています(正しいかどうかは別にして)。また、練習内容も一応、ストレッチやダッシュなどウォーミングアップから始まってバッティング練習や守備練習と、内容にも工夫が見られたりします。日本とさほど大きく違うものではありません。内容的には。


では、何が足りないのか。


それはやはり一言で言うと、「集中力」。つまり練習の「質」。

そして「根性」、つまり「なんで自分はへたくそなんだ、もっとうまくなりたい!」という気持ち。


たとえばウォーミングアップをするにして、キャッチボールをするにしても誰かと話しながらでないとできなかったり、ノックにしても一球一球に集中していない。自分の手が空いたときはすぐに誰かと話す。

ノックのボール後ろにそらしたり弾いたらすぐに諦める。悪送球をすると相手のせいにする、等々。


でもこれは文化の違いや人々の気質もあると思います。日本のように指導者が頭ごなしに集中しろなんて言っても、そう簡単に変わるものでもないと思っています。何せ、こちらの指導者も規律や集中することは大事だとわかっているつもりでも、彼ら自身、集中していないことが多々あります(+o+;)


なので、指導者はただ集中しろというだけではなく、「集中することができる環境を作ってあげる」、「もっと上手くなりたいと思うきっかけを作る」、こういうことが何より大事なんだろうなと思います。

例えば、毎回時間を区切ってバッティング練習をさせる、言われたことを実践していいプレーをした子供はもう一度バッティングの機会を与える(こちらのこどもはバッティング大好きなので)、べーズランニングは毎回タイムを計るetc。


そして、何より、どういうチームを目指すのか、自分が何を考えているのか、それを指導を開始する段階で指導者、子供、そして親たちと共有しておくことが大事だと感じました。これは日本で指導の勉強をさせてもらうために中学生のクラブチームに参加させてもらったときにも勉強したことでもありますが、こちらの野球では、指導者と保護者間で、選手の起用法などを巡って関係がうまくいっていない様子を見かけたりします。


これもひとつの日本との大きな違いだと思いますが、こちらの親子関係は日本よりずっと深いと感じます。これはもちろんいい面もたくさんありますが、たまに甘やかし過ぎでは?と感じることも。例えば、自分のこどもがうまい下手や態度の良い悪いにかかわらず、試合に出なかったりするとコーチを責めたりすることはしばしば見かけます。そこで、下手くそなお前が悪いんだからもっと練習しろ!とならないのが、そこもまた文化の違いなのかもしれません。


ということで、まずはチームを開始するに当たって7つのチーム内のルールを作り、保護者とこどもに配布し共有するところから始めました。


1、コーチが話しているときは集中して話を聞く。

2、道具は大切に扱う。(投げない、蹴らない、道具で叩かない、整理する)

3、仲間を責めない。(エラーをしたときなど)

4、選手の間で積極的に褒め合う。(いいプレーをしたときなど)

5、グラウンド内は走る。(練習中や試合中、道具を取りに行くときや後ろに逸らしたボールを取りにいくと きなど)

6、時間を守る。(開始30分前には到着しているよう努める)

7、コーチ、両親、先生、仲間を尊敬(尊重)する。(審判に文句を言わない)



なんだか日本の野球みたいな感じになっていますが、やはり足りていないところは何かと突き詰めていくとこういうところだと思ったので、こういう内容になりました。もちろん、ただ頭ごなしにこれを守れと言うのではなく、なぜ必要なのか?これを毎回子ども自身に考えさせながら、説明しながらが大事です。


そして、加えてやはり、ここは一応途上国の一つのコスタリカ。練習を始める前に大きな問題を解決していかなければなりません。


ということでグラウンドにたくさんのゴミが散らばっています。。(~_~;)

気持ちよく、安全に練習できる環境を作るに当たってまずはそこから始めなければなりません。



ゴミ拾いをするギジェルモ。
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彼はすでに18歳で加藤コスタリカメンバーではないですが、

最近野球を始めたばかりで、夕方の野球教室に毎日来る練習熱心な青年。
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言葉も未熟、指導者としてもまだまだ勉強の身、文化の違う遠くの国ハポン(日本)から来た自分と、子供たちがどのように成長していくのか、自分自身楽しみです。











あれやあれやと気が付けば配属からおろそ三か月が経った今日、いよいよ始動しました!


「加藤コスタリカ」!!!


うーん、しっくりこない(笑) 説明がなければなんのことかもわからない(笑)


ようは最近日本で指導した野球日本代表「小久保ジャパン」みたいなネーミングのもじりです。

一応はコスタリカ代表ということで、今日から加藤コスタリカの練習が始まりました。来年の日本の大会参加を目指します。

コスタリカ全土から選りすぐったわけではないですが、配属先の野球協会に所属する子供10人、そして他県から一人ずつ選び合計14~15名の予定です。チーム編成プロセスはこうです。


1.募集

サントドミンゴの対象年齢(来年11歳または12歳)の子供の中で、日本行きチームの加入に興味がある子供を募集。


               ↓

2.セレクション

集まったサントドミンゴの子供たちの中から、いくつかの体力検査、技能試験を行い選抜。

(投球のコントロール、遠投、握力、立ち幅飛び、30m走、長座体前屈、)

        

               ↓

3.他県のセレクション①

他県で各学校に野球チームがあれば各学校に、選手の人数が不十分あれば野球をやっている子を集めて簡単な技能試験を実施(ピッチングで10球中、いくつストライクが投げられるかなどなど)。各県それぞれ3~4人選抜。

         

               ↓


4.他県のセレクション②

他県から選んだそれぞれ3~4人を配属先のサントドミンゴに召集、サントドミンゴにて体力試験、技能試験を行い最終的に各県一人ずつを選抜。



 今日から練習をスタートしたものの、現状は上記プロセスの3の途中です。実際に選抜できたのはまだ一つだけの県であり、また来週末に他県に行って有能そうな選手を選んでくる予定です。


 ここまで聞くと、聞こえはいいかもしれませんが、コスタリカでは野球はまだまだマイナースポーツなのが事実です。もっともコスタリカで野球が盛んだと思われる配属地であるサントドミンゴでも、セレクションに参加したのは18人でした。選抜と言えば、華やかですが競技レベル向上や環境向上のためには競技人口拡大にまだまだ努めていかなければなりません。


 またこのプロセスで重要なのは他県からも選抜するということです。ここサントドミンゴはコスタリカでも比較的裕福、もしくは中流の家庭が多いように思います。野球をする子供たちは一通りの道具やユニフォームは持っています。しかし、他県はそうではありません。隣国ニカラグアからの移住者が多かったり、他国から連れてこられた黒人の子孫が多く住む地域など、地方に行けばいくほど格差があります。



 先日出張したニカラグア国境沿いの町では、靴を履かずに遊ぶのが当たり前の地域でした。青空教室も当たり前です。しかし、そんな田舎に行けばいくほど何よりも野球が人気であったりします。これは、ニカラグアからの移住者の影響によります。ニカラグアでは打って変わって野球が人気スポーツです。メジャーリーグにもニカラグア出身の選手がいるほどです。しかし、お金がない。だから彼らは紙を丸めたものや木の枝で野球をしています。そんな彼らにとっては、野球を頑張れば都会に、ましてや日本にすら行けるチャンスがあるというのは、とても大きなモチベーションの一つになる、そしてそれは結果としてコスタリカ全体の野球拡大の一つきっかけになりうるのです。


 ということで、今後メンバーが他県の子供も含めて決定したら週3~4回練習をしていく予定です。大会は7月末の予定。今から始まるチームとして決して多くの時間はありません。今年日本に行ったチームはすべて敗戦だったようです。もちろん日本に行くことは勝敗のためだけではありません。練習を通して、野球を通していろんなことを学んでほしい、そのために楽しくも厳しく指導していかなればなりません。



ということで明日の新聞の見出しはこれでお願いします。


「加藤コスタリカいよいよ始動!」  ・・・(笑)




田舎の小学校、 青空教室
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小学校の朝食。コスタリカでは7:00に学校が始まります。

それは午後になればなるほど暑くなるから。生徒の中には学校で朝食を食べる子もいます。
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小学校の外観。校舎は二つの、教室は全部で三つ。

教室が少ないため、生徒は学年によって午前と午後にわかれます。
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配属先のサントドミンゴにて、セレクションの体力検査の立ち幅跳びを計測中。
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他県の田舎の学校にて、セレクションを実施した際の写真。
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セレクションついでに野球教室も実施。

田舎では女の子も元気に野球します。
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今日はコスタリカでの食事について少し紹介します。


まず自分もコスタリカ料理っていってももはじめは全く想像もつきませんでした。


主食は米?パン?それともアフリカとかによくあるイモをふかしたようなやつ?

タコス?肉?辛い系?おかずは?



二か月過ごした結果・・・・・ズバリ!



なんでもまぁ食べてます(^~^)

米、パン、肉、魚、野菜。任地が内陸ということで、魚はあまり出ませんが、まぁでも想像以上にいろんなものが食べれてます。


家庭によっては毎日パンを食べる家庭もあれば、毎日お米を食べるところも。


ただ基本的に米は細長くてぱさぱさしたもので、フリホーレスという豆を食べることが多いです。

あとプラタノスというバナナよりも大きくて少し硬いものを、焼いたり揚げたりしたものも食卓に並ぶことが比較的多いです。



むちゃくちゃうまーい!!!!というわけでもなければ、マズイ!(iДi)。。。ということもありません。今のところ。

ただ、味付けは日本食や中華などと比べると、コスタリカ人は少し薄味のものを好むかなぁと思います。


そして、予想外に辛い物は好まない人が多く、辛い料理はほとんどありません。辛いの好きな人はチリソースをかけて、食べてます、が、未だに辛いのがむっちゃ好き!!ってコスタリカ人にはまだ出会ってません。


しかーし!さすが常夏の国だけあって、フルーツ、特にパイナップルとマンゴー、パパイヤはうまい!!



これは確かです。イチゴとかバナナは普通だけど、上の三つは格別にうまい。

やっぱり気候が適しているんだと思います。



ホームステイ先ではそんなフルーツを毎朝出してくれます。

ありがたやありがたや。


そして、コスタリカと言って忘れてはいけないのがコーヒー!


コスタリカの輸出品でも最も重要なもののひとつです。コスタリカにはコーヒー農家がたくさんありますが、多くは輸出品でもあるようです。それゆえ、コーヒーによる収入も多く、本当においしいコーヒーはすべて外国に輸出され、コスタリカ人は飲むことができなません。最近、日本のある企業も何千万円かそれ以上の価格でコスタリカの最高級豆を購入、もしくは契約したそうです。


自国民が自国産のいいものを食すことができない。日本人で言えば、日本米が食べれない、食べれても本当にいいものはすべて輸出されて、食べれるものはそれに劣るものだけ、といったところだろうか。


コスタリカにいながら、一番いいコーヒーは日本にある。なんか不思議な感じがしますが、自分もそうであったように、コスタリカという国を聞いて??を思い浮かべる人も多いと思います。

コーヒーを通じても日本はいろんな国とつながっているのだなぁと考えさせられます。


日本でコスタリカのコーヒーを見つけたらぜひご賞味あれひらめき電球



ホームステイ先の昼ごはん。お米、いんげんを卵で包んで焼いたもの、サラダ
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栗に少しにたようなもの。バターを付けて食べるとこれがうまい!
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セヴィーチェ 魚かタコなどをレモンで味付けしたもの。お酒のつまみにも。
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チフリーホ。 ビールと一緒に食べることが多い。コスタリカ料理で一番好き!今のところ。

日本の雑炊みたいなもので、だし汁的なものにお米とトマト、豚肉を揚げて細かく切ったものなどがのっている。
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オジャ デ カルネ。 骨付き肉と一緒に、イモやとうもろこし、ニンジンなどを長時間煮込んで作られた代表的なコスタリカ料理。
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タマル。とうもろこしの粉を練ったものやニンジン、肉などいろんな野菜をバナナの皮で包んで、煮込んだもの。隣国ニカラグアでも食べられる。やたら作るのが大変らしく、特別なとき(クリスマスなど)しかふるまれないらしい。
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バーのおつまみ。トルティージャというとうもろこしの粉でできたもので、チチャロン(豚肉のから揚げ)やトマト、レタス、フリホーレス(豆を煮込んだもの、もしくはすりつぶしてあんこみたいにしたもの)を挟んで食べる。
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カサード。代表的なコスタリカ料理で、一つのお皿にお米、豆、野菜、肉や魚がのった定食的なもの。
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収穫前のコーヒー豆。
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ピーニャ(パイナップル)は絶品のうまさ
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配属から早くも約一か月が過ぎました。


一日一日が長く感じる一方で、こうして振り返るともう一か月かという気もしますが、一日の仕事の流れが大体定着してきました。主なところは以前にも紹介したように、①小学校の体育授業での野球指導(ベースボール型授業の実施)(月~木、主に午前中)、②自主練習希望者、または野球初心者への指導(月~金、毎夕方)、③野球初心者への野球指導(毎週土曜日)、④サントドミンゴ野球協会所属の各年代選抜チームへの指導(月~金 毎夜)、⑤野球指導書の西訳(毎週金曜の昼間)、が活動の中心です。


が、ほかにも、体育授業内容の事前計画や、初心者への野球指導法の研究選抜チームの練習メニュー立案スペイン語野球用語の勉強スペイン語の勉強・・・・・


活動のための準備が山ほどあります。特に体育の授業実施に当たっては、教員経験もないので、最近インターネットで体育指導要綱を閲覧したり、野球というより授業運営の仕方を勉強したり・・・家での空いた時間はめっきり休むか勉強、はっきりと言えば、休みはほとんどありません(笑)


上記の選抜チームとは、いずれかの中南米諸国で毎年開催されている国際大会参加のために編成されるチームのことで、各年代ごとに、ここサントドミンゴで練習が行われています。子供たちは最終メンバーに残るためにがんばらなければなりません。


Infantil 11-12歳

Junior 13-15歳

Senior 16-17歳

Big League 17-19歳


大きくわけると上記のように分けられていますが、大会によってその都度、規定に沿った年齢で選手が収集、編成されます。そして、各カテゴリーにコーチ、アシスタント数名つきます。


配属地であるサントドミンゴの野球協会は、メンバーはみな仕事の傍らのボランティアで運営されているとは思えないほど、かなりしっかりと組織、運営されています。そしてメンバーの多くは野球をしている子供たちの親たちでもあり、日本のお父さんたちに負けず劣らず熱狂的であり、野球にも詳しかったりします。

その分、自分に対する期待の大きさもひしひしと感じます。それが最近は、プレッシャーでもあり、やりがいでもあると感じていますが、最近考えることは自分自身で仕事の調節が必要ということです。


 

協力隊は、国や職種によっては募集時と活動開始時では仕事内容が変わっていたり、時には何もやることがない、なんてこともあると言われます。それは国や要請地の政治状況や治安の不安定であったり、要請者の人事異動などさまざまな理由が挙げられますが、そういった場合は、誰かに言われたことをやるのではなく、自ら配属地の問題や課題を見つけ、解決に向けて対策を考え実行していくという姿勢が必要です。


しかし、ここサントドミンゴ野球協会に当たっては、はじめに書いたように非常に多くの仕事が次から次へとやってきます。初めのうちは、選抜チームの指導は予定されていなかったのが、手伝ってほしいとあるカテゴリーのコーチから打診があり、あれよあれよと別のコーチや協会のメンバーからも(半ば強制的に!?)お願いされ、一週間ばっちり毎夜、指導のアシスタントをすることになりました。そして、予定では11月からは自分が中心となって11-12歳のカテゴリーの指導をしていくことになり、またLIGA MAYORと言って、大人たちのチーム4~6チームによるリーグ戦(約8か月)も始まり、自分も今度は選手として関わっていく予定です。


要するに何が言いたいのかと言いますと、できないとき、できないことははっきりノーと言う ということです。今はこの仕事があるからできない、この日は休みたいからちょっと勘弁してくれ、それはちょっと自分にはできない、etc。 それは、自分の体調管理という面からでもありますが、それ以上に仕事を中途半端にしないという意味でもです。


ただし、今の段階ではこれでいいと思っています。語学がまだまだ不足しているからこそ毎日スペイン語から逃げられないくらい必死に仕事して、失敗しながら学んで、サントドミンゴやコスタリカの野球の状況を現場で学んでいく。正直言えば、行きたくないなぁ、寝ていたい、しんどい・・・・逃げたくなるときはしょっちゅうあります(笑)が、今はこれでいいと思っています・・・


が!ゆくゆくは、徐々にと自分と協会としての目標の優先順位を定めていき、それにしたがって仕事にも優先順位をはっきりさせて集中的に取り組んでいく必要はあるだろうなと思います。なんでもかんでもやろうとするのではなく、自分のできる範囲とできることを確実にこなしていくために。今はそれを見極めるために、感じるために少々アップアップでも頑張っていこうと思います。たくさん失敗しながら。そういう過程で人間関係を構築して、活動の照準をはっきりさせていき、最終的にいい意味で、ノーと言えるような状況を作って、仕事を調節していければいいかなと思います。


やることがあるというのは幸せなことだと思ってます。忙しいというのはいいことだと思います。

明日は日曜ですが、朝7:00集合で丸一日グラウンドにいなければいけないのでさっさと寝たいと思います。


¡Buenas noches!(おやすみなさい)



室内練習場 20m×10mほど
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夜のグラウンド 練習の最後にベースランニング中
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バント練習のために投球
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二手で内野ノック
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バント練習中
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今週から活動が徐々に始まって、また語学力不足で曖昧だった内容も少しずつ具体的になってきた。


まずは昨日月曜日。

野球普及と、来月予定している周辺小学校4校間での試合開催に向けて、各小学校内で野球授業を通して有望な子供を見つけてチームを編成することを目的に、グラブ20個とボール28個が入ったスーツケースを引きづりながら、自宅からすぐ近くの小学校へ。


教員免許もないし、日本でも小学校の教壇になんて立ったことない。まだまだコスタリカンエスパニョールの速さについてについていけない現状。校門をくぐったときは内心どきどき(*o*)


早速体育の先生を見つけて挨拶。

聞くと、体育の時間は80分!は、はちじゅっぷん!?

前回の土曜日を教訓に多少の内容は考えていたが、内心これはやばいと思いつつ(80分かけるだけの内容を考えてなかったし、当初は一コマ30分と聞いていた)、それで、今日はどういう予定か聞いたら、「好きなようにやってもらって構わないと。」

来た、やっぱり来た叫び


うーん、これはもうしょうがない。はっきり伝えよう。

「え~と、いつもはどんなことやってるか、どういう子がいるか今日は見せてもらえますか?シラー


ということで・・・


簡単な自己紹介と普段しているキックベースの授業を見させてもらって、最後にちょっとだけ野球ボールの握り方と、投げ方を教えてなんとか無事終了=3 

これを80分×二回、二クラス。


今日は昨日とはまた違うクラスだったので、また昨日と同じくキックベースで子供たちを観察するつもりで学校に行ったが、一応任されてもいいようにある程度一クラス分の内容を考えて行った。

するとやっぱり、体育の先生リセス「試合まで時間もないし、今日のクラスの子たちはあまり上手な子はいないから今日から野球の授業をやった方がいいと思う、だから全部よろしく」と・・・。


来た、やっぱり来た得意げ


ということで、今日はなんとか自分中心で授業やってまいりました。


内容としては、準備体操 → ボールの握り方説明(縫い目に人差指と中指、ボールの下に親指を置き3本指でつかむ) → 投げ方の説明(①ボールを握った手と反対のと肩を投球方向にまっすぐに向けて立つ ②ボールを握った手の肘を肩と同じ高さまで上げる ③ボールを握った手は頭の後ろに位置する ④投げるときは、体を回転させながら投げる) → ペアを作って実践 → 巡回しながら指導 → 一度集めて再度ポイントを指摘 → 実践 という流れで、ほぼ終わりました。


これだけだとつまらないし時間が余ってしまうかなと思ってたら、初めてボールを握る子も多くそれなりに楽しんでやってくれてたように思います。

 

それに中米の子たちだけあって、寄ってくる寄ってくる。小さい子はちょっと苦手だなぁって思う自分もいたけど、これだけ人なつっこいとやっぱり楽しくなる・・・・・・けれど、規律や集中力はやっぱり日本の子供のようにはない汗ほっとくとなにしでかすかわからない爆弾


体育の授業で外にいくときに、学校から逃げ出す子もいたりするらしい(笑)

体育教師リセスがいきなりの自分に「子供たちに親切すぎるのはだめよ」と言ったように、指導のためのエスパニョールの勉強も重要です。


「ノーと言えない日本人」と、たまに自分を形容するときがありますが、コスタリカでは「ノー!!」と言える日本人に変身してやっていきたいと思います。



ところで、昨日ホームステイ先のうちの隣の隣の店で拳銃強盗があって、女性が一人撃たれたという事件がありました。犯人は二人で4発ほどの銃声が近隣に響いたそうな。。女性は救急車で運ばれたものの無事だということ。犯人は逃走中だそうです。


コスタリカは中米でも比較的安全と言われてますが、やはりここは中米なんだと改めて意識させられた日でした。


今度から、捨て金(強盗に遭遇した際に渡すためのお金)持っとこうと思います汗







任地配属から約一週間。


ちょっとずつ、なんとなく配属先の状況や今後の活動の見通しとともに、今後の大変さ(!?)もじわじわと感じ始めた一週間でもありました。


まずは、火曜と金曜は来週から始める小学校での野球授業への参加に当たって、事前に同僚のハーリー氏と一緒に挨拶回り。でも、どうやらコスタリカの小学校の教師はいくつかの学校をかけもちで、日替わりで指導学校が変わるらしく、いくところいくところ担当の教師がいない。。ということで仕方なしに、挨拶の手紙だけ渡してまた次の学校へ、ということの繰り返し。


その後は、16:00くらいに野球のグラウンドに行って、練習したくて集まった子供たちに指導、というかまだ言葉もままならないので一緒に練習の相手をしてあげる。



ハーリー氏いわく、月曜~木曜8:00~12:00に、一クラス25~30人の、3、4クラス相手に体育教師とともに野球の授業を実施してほしい。もちろん最初はナオキ一人では大変だから、体育教師を手伝うかたちで、ちょっとずつやっていってくれ、と。まずは指導のためのスペイン語を勉強してほしい、来月からは他県にも出張して同じ活動をしてほしいからね、また、土曜日はたくさんほかのコーチもくるから彼らの指導を見ていろいろとまずは覚えて勉強してほしい、と。



いろんな方から初めの三か月くらいはじっくり様子を見た方がいいと言われてきたので、早速の授業か!?と、不安と焦りもあっただけにハーリー氏はさすが長年ボランティアと活動してきただけあって、扱いがうまいなと少し、胸を撫で下ろした。



はずだった。。。が、


早速今日土曜日のこと。

土曜日は毎週9:00~11:00くらいまでは、もともと経験のある子から野球が初めての子まで様々な年代が集まる。基本はハーリー氏が中心になって指導しているということで、どんなことやるのかな~と、初日だしと完全に見物人気分で行ったら、突然、


ハーリー氏「ナオキ、じゃあ今からはナオキがやりたいように指示出して、指導してくれ」


自分「え、今から自分が?」


ハーリー氏「うん、そう、あと45分くらいあるからよろしく」


自分「・・・・・・(汗)」


あれ、この前まずはほかのコーチの指導を見て・・・って言ってなかったかなぁ汗


などと、冷や汗流してたら、他のコーチや手伝ってくれてた親御さんたちがいつもの流れとおりなのか子供たちを誘導してくれました。


というわけで、情けないことにか、計画通り(!?)か今日は見物人として、スペイン語のメモに終止してましたガーン



これはなかなかやはり、はじめはゆっくり腰を据えて。。。



なんて言ってられそうにない。

次回からはしっかりメニューくらいは備えていきたいと思います。


そして何より!やっぱり言葉は大事だと痛感しました。

うーん!!!もどかしい!!特に初めて来た子に、わかりやすく楽しめるように伝えなくちゃいけないことを考えるとなおさらに。。


ただ、言葉がなんて言ってても始まらない(というかもう始まってるあせる)ので、当たって砕けろ精神でまずは体と心でぶつかっていきたいと思います。


きっと来週からの学校も、行ってみると「じゃぁあとはよろしくね、ちょっと別の仕事してくるよ」なんてことが十分ありうると想定していきたいと思います。


何事も準備が大事だと実感させられると同時に、早いところ訓練生意識から、仕事意識に切り替えろと言われたような、そんな一週間でした。




ところで、木曜日に練習に来た子に3人にバッティングに付き合ってバッティングピッチャーしてあげました。

200球くらい投げました。二か月ぶりくらいに。

筋肉痛になりました。


でも、大丈夫です、風邪薬忘れても湿布は60枚くらい持ってきたので(笑)グッド!



土曜の朝市。 果物や野菜がずらり。
NO BÉISBOL NO VIDA  -béisbol en Costa Rica-



16ー17の選手の練習
NO BÉISBOL NO VIDA  -béisbol en Costa Rica-










いよいよ、任地にやってきた。


首都のJICA事務所で、同期で日本語教活動するたまちゃんとともに着任式を終え、それぞれがカウンターパートとともに配属先に出発した。



カウンターパートとは二年間ボランティアとともに活動する現地の同僚のこと。わからないこと、相談事、仕事のこと、生活のことなど一番深くかかわっていくことになるのがカウンターパート。


だから、活動の良し悪しはすべてではないにしろ、カウンターパートによっても大きく変わってくる。



そんな自分のカウンターパートはハーリー・フェルナンデス氏という、元大学の体育教授で、長年に渡ってJICA野球ボランティアと活動してきた大ベテラン。


ハーリー氏自身が若いころに野球をやっていたのはもちろん、三人いる子供の一人は、依然メジャーリーグのシアトルマリナーズに所属していたというほどの、野球大好き一家。


野球の知識、情熱は日本人に負けないくらい、もしくはそれ以上に熱い人間である。


カウンターパートとしてこれ以上の人間はいないというほど。


その日は初日ということで、新しいホームステイ先に移動して、身辺整理と夜の会議に出席して終えた。



ハーリー氏と話し、おおよその二年間の活動がわかってきた。



まず、大きな目標として


①コスタリカ全国大会を開催する(11~12歳、軟式で) ※日本以外の国は基本的には硬球

②海外大会参加チーム編成のために、いい選手を発掘、育成する。

③日本の野球本の西訳版作成(二冊)



上記目標実現のプロセスとして


①月~金 (8:00~12:00)

 ・一週間に2.3校の小学校を訪問し、学校の体育教師とともにベースベールを指導、紹介する。

 ・センスのある子、またはもっとベースボールがしたいという子がいれば土曜日の全体練習に誘う。

 

②月~金(16:00~19:00)

 ・もともとサントドミンゴ野球協会に所属の子供たちに、ほかのコーチと一緒に野球指導する。

 

③土曜日(9:00~13:00)

 ・9:00~11:00は小学校巡回によって集まった子供たちに野球を教える。

 ・11:00~13:00は協会所属の子供対象に指導。


④各月に一週間程度

 ・サントドミンゴ以外の他県に行き、現地に滞在しながらサントドミンゴと同様に小学校を巡回。

 ・少年野球大会を企画、運営するよう働きかけをする。

 ・サントドミンゴと同様いい選手の発掘。 

 ・軟式ボールの普及にも努める。




大まかなにこのようなことが、二年間の活動の柱になりそうである。もちろん細かくはまだまだやらなければならないこと、挑戦したいことはあるが、いずれにしてもこれらはすべてコスタリカの野球発展のためであるということを、しっかりと認識していかないといけない。



自分はサントドミンゴという一つの市の協会所属であることは事実なので、サントドミンゴ協会としては、同市の野球発展のみに集中してほしいという意見もちらほらあるらしい。日本で例えてみれば、福島県野球協会所属になったのに、隣の宮城県のことまでなぜ手伝う必要があるんだ?というところか。。


もちろん、野球の普及度、組織の充実さが異なるので簡単には例えられないが、ここが少しややこしくなりそうなところではある。



ただ、自分がボランティアとしてまず考えるべきことは、相手が何を望みそれに対して自分は何ができるか、である。



カウンターパートのハーリー氏はボランティア要請のトップである人物であり、もっとも深くかかわるであろう人間が望んでいる。そして何より、自分も彼の考えに共感した。




自分の大好きな野球を通してこんなにやりがいのあることができる、そのことに感謝しながら、コスタリカの野球発展のためにがんばっていこうと、気を新たにした一日でした。



ところで、新しいホームステイ先は文句の付けどころがないくらい、いいところです。

家族も明るくて、進んでスペイン語を教えてくれるし、ごはんはおいしくていくらでも食べられるし、犬も猫も鳥までもいるし。環境に恵まれすぎてます。たくさんコスタリカに還元できるよう頑張ります!



キャッチボールをする親子
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室内練習場
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協会扉に貼ってあるポスター
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野球場 ホームベースから
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ゴルディート(ねこのおでぶちゃん)
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NO BÉISBOL NO VIDA  -béisbol en Costa Rica-























いよいよ、一か月間の語学研修が終わった。


やっとというべきか、もうと言うべきか。


でも、上達はしたと思うが、それ以上に自分のスペイン語力のなさをひしひしと痛感させられる一か月で、


もっと勉強する時間がほしい!というのが、正直なところかな。




自分は協力隊合格通知が来てから、訓練所入所の半年前くらいからスペイン語の学習には力を入れてき


たつもりだった。もちろん仕事の合間にだけれど。


それはやっぱり、何をおいても、「語学力」は一番大事だと考えたから。



いろんなところで協力隊に行った人たちは、最初の半年でなんとなく言ってることがわかるようになってき


て、一年くらい経ってコミュニケーションがある程度とれるようになって、活動残り半年くらいで楽しくなって


くる。


という経験談をよく耳にしていた。





でも!たった二年間の活動で語学に悩む時間を一年も取られるのはもったいないと思った。


確かに、語学はすべてじゃない。それ以上に大切なことはたくさんある。けれど、できるとできないとでは、


やっぱり違うはず。できる限りその時間を活動に集中できる時間にしたい。できる限り活動にスムーズに


入っていきたい。そう思った。だから、通勤時にスペイン語のCD聞いたり、昼休みに単語の勉強したり、で


きる限り語学で悩む時間を短縮したいと思って、早い段階から勉強していたつもりだった。




だから、コスタリカに来て生のスペイン語を聞いて、まだまだついていけなくて、言いたいこともスムーズに


でてこなくてもどかしいことの連続だった。あれだけ事前にやってきたのに。。




まぁでも、いつも自分が考えるように、すべてうまくいったら、スムーズに言ったら面白くないよな。


ってまた言い聞かせて、しばらくはもどかしさとうまく付き合いながらやっていきたいと思います。



そんな自分の性格や、考えを見抜いたのか、あるとき、二週間つきっきりで担当してくれた先生のオルガ


が言ってくれた。



「ナオキは辛抱強くて、根気強いね。」



そして、最後の卒業のときは、多くの先生、生徒の前でこう話してくれた。



「私は一人の日本人を受け持っていました。一緒に過ごせた時間はすばらしいものでした。あなたの親切、礼儀、ふるまい、紳士な態度、根気強さを尊敬します。必ずコスタリカであなたの活動が成功すると確信しています。」



実はこのあと、最後のプレゼンテーションがまだ残っており、また翌日も最終授業が残っていたので全く


の最後のときではなかったが、感動しました。


まるで、一昔前の日本の女性のように、厳しくも優しい、すばらしい先生でした。


次に会うときは、さらに話せるようになっていると約束して最後は別れました。



きっと、まだまだもどかしさや葛藤を感じるときはたっくさんあると思います。


もちろん言葉以外でも。



けれど、オルガ言ってくれたように、根気強く、辛抱強く、poco a poco (ちょっとずつ)頑張っていきたいと


思います。




さぁ、これからがいよいよ任地に移動して、野球隊員としての本番の始まりはじまり。。。!!



語学学校の先生 オルガ
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首都サンホセのホームステイ先のお父さんビクトル
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