長生きしたかったら 脳みそをヨイショしていれば

よいのじゃ ワガハイなんぞは死んだ時が寿命だと

思っているからして 長生きしたいなんぞと

そんな あ~た大それたことは思ったこともない

 

 脳みそが喜ぶことをしていれば 良いのじゃから

コトは簡単だ ワガハイのようなスケベオヤジは

毎日のように職場を抜け出して 街中を歩いている

若い娘っこの ナニとナニとナニをギロギロッと

眺めながら 品質優劣を定めていれば脳みそが喜ぶ

それだけではないぞよ ブラブラしながら

周りの人間どもの顔を見ながら 今のご時世は

あ~だこ~だと検証もするのだ これぞ一石ナン鳥

なのであります 


 スケベなワガハイといえども しっかりと仕事も

しているのじゃ なのに~だ

クチから先に生まれてきたような あの憎ったらしい

女どもは か弱いワガハイを毎日イビリにかかる

何たることぞ 

 今の若い娘っこどもはな 人生の酸いも甘いも辛いも
心得ていてだ しかもオレのようなイイ男と出逢い
心ときめく触れ合いをしたいと思っとるんじゃよ

オレが真昼間から街を歩くというのは そんな
迷える子猫ちゃんに道筋を教えたい いわば世のため
子猫ちゃんのための社会慈善事業ってやつだよ


『なぁにがスケベオヤジ せいぜいがナニとナニと

 ナニを眺めて クチをボケっと開けて涎ダラリ

 させるだけでしょ

 あっ そういうヘンに趣味の悪い子猫と出逢う前に

 その辺で行き倒れになるのが関の山よね

 そうなっても 身元不明でも照会ができるようにって

 どうして携帯持っていかないのよ』


 このようにワガハイが一言いえば それ以上の言葉が

イビリの言葉とともにブ-メランのごとく 純情な

ワガハイの胸に突き刺さるのだ

たちの悪い姑のようなのが ワガハイの周りには

ウジャウジャといる

これでは 脳みそ殿の歓びも半減するではないか

しかしまぁこんな時は じぃっと嵐が過ぎ去るまで

おとなしくしてイビらせておけば 後は青空だぜぃ・・


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 やっかいなのは職場の女どもだけではない

ひょっとして もうすでにこの世の人ではないのかもと

思っていて忘れていると 年に いち二回わが家が

近づくと灯りがついていることがある

泥棒さんでないことは確かだ チビがドアから頭だけ

出してワガハイを見る 思わず唸った

首から下はひょっとして・・

『お父さんお帰り~○○さんに電話して 今日もまた

 携帯も持たないで遊び歩いて会社に戻らなかったのね

 出社するに及ばずなんてことになったらどうするの

お父さんのおかげで 私までお局さんから叱られるん

だから・・』

 お前こそ何しに来た幽霊かと思ったぞ 脳みそが

ビックリするようなことすんな

来るときはな あの世からお伺いいたしますと

前もって断り入れてからにしろ・・


『あらっ断り入れようにも 携帯持ってないのに

 入れようもないじゃない 

 何かあったらどうするのよ ご飯作っておいたから

 コレ貰ってくね ○○さんに電話してよっ』
 

 おいっコレってナンだ~と終わらないうちに

敵は 銀河鉄道999のように あっという間に

夜の闇へ・・こういう時に限ってあるべき場所に

あったモノがないのだ

ようやくデッカクして その資金を回収しないうちに

これでは追加投資のようなもんだ

回収計画を練り直して 満額回収を目指すのじゃ・・

 やれやれ 脳みそを楽しくさせようと思えば

その代償も少なからずや・・

しかしだ チビや職場の女どものおかげでワガハイは

毎日面白おかしく生きていける 脳みそもニコニコだ

憎ったらしい女どもに 幸せアレ乾杯じゃ。