「北国の春って歌知ってる・・」

 へっ~いやぁビックリだなぁ お前さんがそんな

古い歌知ってるなんてね

「時代に関係なく 良い歌はいつまでも生き残る

そのような詩を作る人はロマンチックで頭のいい人

なんでしようねぇ 尊敬しちゃうわ」 

「この歌って 後ろ髪をひかれるような別れ方をして

それが いつまでも心の底で後悔があって故郷へ

帰りたいんだけど どうしたらよいのか迷っている

そんなイメ-ジしちゃうんだけど・・

そこらへんの ひねくれ者のスケベオヤジとは

大違いで純真なんだね」

 へっ~オレは大志を抱いて あこがれの都会に

でたけど 夢破れうなだれて故郷へ帰りたいが

自尊心が邪魔をして帰れなくてグズグズしている

ダメ人間を唄った歌だと思ってたけどね 

 人間の離散集合は 人間の業だと思えばいいよね

家族だって憎しみ合って別れることもある

他人の場合も キレイな別れ方があると最初から

思わんほうがいい 人間は一人では生きていけないが

しょせんは孤独なんだよ

「孤独に耐えられない人は 経営者にはなれない」

 いいや そうじゃなくて人間の真理を分かっていれば

ということでね 

人間という商売をしていれば 別れは当然あるし

また新たな出会いもあるということだね

「真理だと分かってはいても 人が離れていくのは

 さびしいよ だけどもその現実を受け入れるしか

 ないのね」

 そうだよなぁ~最初は意を同じにした一つのグル-プ

があっても そのうちの一人が意を別にして抜け出て

その人の周りにまた数人が集まり 一つの別の塊りが

できる 人間の集合体というのは そんなもんだろう

それが『人と人とのつながりの方程式』だ

「じゃあ家族の場合は どうなの」

 血の色が同じ家族の場合の方程式は 少し違うと思う

子が親を憎むことはあっても 親はいつまでも子を

思っている 

『オフクロから届いた』って~北国の春の詩にもある

親ってのは そんなもんだよ・・

やがては 生きているうちか死んでからになるのか

分からんけど 和解の時は必ずある。