活動 16:00-19:00
片付け、ミーティング -20:40頃
前日から台風と大雨の影響で電車が遅れていたが、14時の時点で警報は出ていなかったため、予定通り子供食堂を開くことができた。スタッフと子供達を合わせて12名が参加した。好き嫌いのある子が来る予定だったことや、アレルギーのある子が魚は火を通せば食べられると聞いていたため、今日の献立は鮭を中心にした定食になったが、女の子の方は結局欠席となった。
準備は炊飯・野菜班と買い出し班に分かれて進めた。手の指をけがしていた中二の女の子は、だいぶ回復してきており、動かす練習をするように言われているとのことで、農業体験で採ったジャガイモを丁寧に洗ってくれた。
私は豚汁用の玉ねぎと大根を切り、お浸し用のほうれん草を茹でた。大根を包丁で切ろうとしたところ、スライサーを勧められたが、使い方が難しくてうまくいかずに苦戦した。すると中二の女の子が代わりに挑戦してくれ、器用に使いこなしていた。私がやるよりもずっと速く作業が進み、その手際の良さに感心した。普段から家で手伝いをしているわけではないらしいが、もしこんな娘がいて一緒に料理を作れたら、とても頼もしくて楽しいだろうなと思った。
前回、じゃがいもの塩加減が強すぎるという意見があったため、今回は調理の段階では塩を振らず、食べるときに必要な人だけがかける形にした。鮭は甘口のものを使ったが、ほうれん草の味付けも含めて、全体的に少し塩気が強いという声があった。大量調理は普段しないので加減が難しいが、基本は薄めにしておき、足りない人に足してもらう方がよいと感じた。
食卓では小学2年生の男の子の隣になった。男の子は「鮭に骨はあるのか」「骨はどこに出したらいいのか」と聞いてきたのでティッシュを渡したが、箸の扱いがまだ難しいようで、食べるのに苦戦していた。ズボンや床に食べ物を落としてしまうので、「お腹とテーブルをくっつけようね」と声をかけると、素直にくっつけてくれた。向かい側の中1の女の子がお箸の持ち方の見本を見せてくれたが、うまくいかない様子を見て、スプーンとフォークを取りに行ってくれた。普段は大人や同年代に対してきつい口調が目立つ子だが、年下にはとても面倒見がよく、よく気が付く一面を知ることができた。
男の子は豚汁、ご飯、鮭を順番におかわりしに行き、私も一緒について行ったが、「自分でやる」と言って、ご飯も豚汁も上手に自分でよそっていた。食卓では台風の夜の雷や雨の話になり、小2の男の子は「12時くらいまで起きていたけど、何も感じなかった」と話していた。また、「金曜日は学校が休みになった」と嬉しそうに教えてくれた。
晩御飯の後には少し時間があり、代表の方と、隣だった小2の男の子と、代表の方の息子さん(同じく小2)の4人でボードゲームをして遊んだ。「Dobble」と「おばけキャッチ」というゲームで、どちらもルールは比較的簡単で、取れたカードの枚数を競うものだった。同年代の男の子同士がいい勝負になり、とても盛り上がった。私は二人が間違えたときなどにカードを取るようにしていたが、途中から子供達がルールに慣れてきて、なかなか自分の番が回ってこず、最下位になった。「おばけキャッチ」は少しルールが複雑で、小2の男の子は完全には理解できていなかったかもしれない。適当にコマを取って、違っていたらまた別のコマを取るということを繰り返しているようにも見えた。
スタッフミーティングでは、小2の男の子が箸をうまく使えず鮭を食べづらそうにしていたこと、中二の女の子がそれに気づいてスプーンとフォークを持ってきてくれたことを共有した。代表の方によると、小2の男の子は行きの道中で中二の女の子とばったり会い、一緒に連れてきてもらったらしい。ただ、代表の方が親御さんに連絡した際、彼の居場所をきちんと把握できていなかったようで、幼稚園の双子の妹がいるため、どうしてもそちらに手がかかり、小2の子まで目が届きにくいのではないかという話だった。子供食堂で年の離れたお姉ちゃんやスタッフが近くで見守れる環境が、少しでも心地よく、彼にとってためになる場になればいいと思った。
今日は、関東に転勤していたスタッフが会社の都合で大阪に戻ってきており、数カ月ぶりに参加されていた。久しぶりに会った感想として「中1の男の子と小6の男の子がすごく痩せたように感じる」と話していた。私は普段から会う機会が多いためそこまで気になっていなかったが、「成長期で急に背が伸びていて、まだ体重が追いついていないのかなと思っていました」と伝え、二人が晩御飯を残さず食べていたことも話した。久しぶりに参加したからこそ見える視点もあると思うので、今後も少し注意して様子を見ていこうと思った。
さらに「中1の男の子が、昔より喋り方がぎこちなく、言葉を選んで話しているように感じた」という感想も出た。私も、中学に入ってから急によそよそしくなり、敬語が増えたように感じて少し寂しく思っていたが、部活で上下関係を学んだ影響かもしれないと考えていた。しかし、最近は中学校に行けていないという話を聞いた。私が来る前に代表の方とスタッフ2名でその話をしていたが、本人も特に隠すことなくそのことを話してくれたらしい。
食卓ではいつも通り皆と楽しそうに話し、「いただきます」の挨拶ではサッカーの話もしてくれていたので、元気がない様子は感じなかった。それでも、何か悩んでいることがあるのかもしれない。そんな中でも子供食堂には来てくれているということは、この場所が彼にとって少しでも安心できる場になっているのではないかと思うし、もし自分にできることがあるなら、これからも力になっていきたいと感じた。
