時間 14:00~15:50
報告会 ~16:30頃
今日は初対面の小学2年生の女の子を担当した。持ち物がどれも可愛らしく、「それ可愛いね」と声をかけながら、まずはコミュニケーションをとるようにした。女の子はお弁当箱のような容器に入った消しゴムコレクションを持ってきており、中身を見せてくれた。アイスクリーム、タルト、ミルフィーユ、ハムスター、パンダなどの消しゴムの中に、虹色のカラフルなキャンディが一つ混じっていて、実はこれだけ消しゴムではなく本物のキャンディなのだと、こっそり教えてくれた。消しゴムの中に一つだけ本物のキャンディを入れるという発想は面白いと思った。キャンディの彩りが、消しゴムコレクションにぴったりだと思って入れたのだろうか。元々セットだったかのようにマッチしており、センスを感じた。女の子の「可愛い」と「好き」を詰め合わせたかのような、素敵な宝物だった。
消しゴムコレクションは、母国では6月1日が子どもの日のため、「お友達の大人」からプレゼントでもらったものだそうで、とても大切にしていた。「日本では5月5日が子どもの日だよ」「こんなに可愛い消しゴムだと、もったいなくて使えないよね」と話すと、これは宝物で使うわけではなく、別に使う用の消しゴムも持ってきていた。私も小さい頃に可愛い消しゴムを集めていたので、気持ちがよく分かった。
少し仲良くなれたところで、今日は何の勉強をするか尋ねると、算数の教科書を持ってきているので、載っている問題を自習用ノートに解くと言う。ただ、おしゃべりが止まらず、習っているプールの話などいろいろ話してくれた。ところどころ通じない部分もあったが、知っている日本語を積極的に使って話してくれ、ほとんど意思疎通ができていたと思う。
1問解くとまたおしゃべりに戻り、そのまま前半が終わりそうな時間になってしまった。後ろの席の女の子が折り紙を始めたのも気になるようで、「簡単すぎる、今日は4問だけにする」と言うので、「それだと今日は2時間だから、1問に30分かけてる計算になるよ?〇〇さんだったら倍くらいはできるんじゃない?できてから折り紙にしよ」と励ました。「先生、ちょっとの間見ないで」と言い、少し見ないようにしているうちに、4問と言いながらも結局倍の8問を一瞬で解いてしまった。やる気が出るまでに時間はかかるが、学校の算数はとてもよく理解できていると感じた。
後半は折り紙を一緒にやることになった。教室には花模様の可愛い折り紙もあり、女の子は指を入れて遊べる「パクパク」を作ると言う。「先生教えてあげる」と言いながら折り進め、私にも折り紙を教えてくれ、最後は「貸して」と言って仕上げてくれた。お礼を言うと、得意げな笑顔を見せてくれて可愛かった。
ただ、やはり時折後ろの席の女の子が気になるようで、その子の折り紙を取ろうとしたり、ちょっかいをかけて怒らせてしまう場面もあった。最後の方は、教室の後ろでダンスや体操のポーズを競い、「見て見て、先生」と楽しそうに見せてくれるが、だんだんエスカレートしていくので、怪我でもしたら大変だと思い、少し冷や冷やした。
今日担当した女の子は、おしゃべりがとても好きで、可愛い消しゴムを集める趣味も似ていて話が弾んだ。エンジンがかかるまでは遅かったが、集中し始めると自分で決めたところまで一気に終わらせてしまい、えらいと思った。勉強だけをやるよりたくさん日本語で話したり、折り紙の折り方を説明したりすることも、言葉の上達には良いと感じた。
教室内でのダンスのポーズについて報告会で確認したところ、怪我につながりそうな危険な動きは止めてよいとのことだった。エスカレートする前に気づいて注意する必要があると思った。また、後ろの子にちょっかいをかけて怒らせてしまう件についても確認したところ、2人は元々顔見知りで、後ろの女の子の紹介でこの教室に来た経緯があるらしい。邪魔をするとよくないため、席は少し離した方がよいかもしれないと感じたことを伝えると、コーディネーターの方も同意されたので、次回から注意することにした。
当たり前ではあるが、子供達それぞれにも人間関係がある。同学年の友達の様子が気になるのは自然で、刺激を与え合って楽しみながら勉強できたら理想だが、今日のように集中力が途切れたり、悪ふざけに繋がるなど、いい影響だけとは限らないのだとわかった。喧嘩や怪我に発展しないよう、大人が見守る必要があると思った。また、小学二年生は体感だと、一年生のときより感情をたくさん出してくれるようになり嬉しい反面、エネルギーが有り余っているのか、予想できない動きに驚くことが多い。子供同士の関係にも気を配りながら、心身の安全面に考慮し、その子にとってよりよい時間を作っていきたいと思った。
