集合 13:30頃
活動 14:00-17:00
片付け、ミーティング 18:30から19時頃
今日は講師の方を招いての工作の日だった。
小4の女の子はかなり久しぶりに来てくれたようだ。小2の弟も来るはずだったが、一緒には来ていなかった。代表の方が母親と連絡をとり、家にもいないとのことで一時心配したが、近所のマンションの遊び場で見つかったとのことでほっとした。結局、この日はお姉ちゃんのみの参加となった。女の子は、「これハンドクリーム、塗ってあげる」と私や他の女性ボランティアの方2名の手にも塗ってくれた。「めっちゃいい匂いだね!何の香り?」「マーメイドが描いてある、可愛い」とハンドクリームがきっかけに、会話が盛り上がった。綺麗な色のブレスレットもつけており、sheinで買ってもらったと言っていた。
講師の方がいらっしゃると、まずは体を動かす遊びとして「船長さんの命令」というゲームをした。船長さんを1人選び、「船長さんの命令で、しゃがんでください」などと命令されると絶対に聞かなければならないが、最初に「船長さんの命令で」という一言がない命令は聞いてはならないというルール。まずは講師の方が船長になり見本を見せ、わかってきたところで、ソファに座ってさぼりがちだった小2の代表の息子さんに船長をバトンタッチした。この日は疲れているのか、あまりやる気がなさそうな彼だったが、「船長さん」になると皆に命令するのが楽しくなってきたようで、床をたたく、誰かの周りに集まる、などたくさん命令を出していた。中1と小6の男の子達は仲が良く、お互いの周りに集まる命令をしきりに出していたのが面白かった。
小4の女の子に船長の座が渡ると、恥ずかしさが強いのか、言葉が出ずに黙ったまま時間だけが過ぎていった。講師の方と二人で顔を寄せて小声で相談し、ようやく一つ目の命令を絞り出すように言うことができた。2回めの命令でも同じように言い出すまでに時間がかかり、講師の方が「別の人に交代しますか」と声をかけたが、女の子は首を横に振って続ける意思を示していた。恥ずかしさはあるものの、遊び自体は嫌ではなく、女の子なりのペースで皆に命令をすることを楽しんでいる様子だった。
続いて紙皿とクリップ、モールなどを用いて「クラゲ」を工作する時間となった。女の子は部屋の外からこちらを眺めていて、なかなか工作を始めようとしなかったので、「〇〇ちゃん、一緒にクラゲ作ろう」と声をかけた。すると嬉しそうにこちらへ来てくれて、一生懸命に作業を進めてくれた。私はキラキラのリボンや淡い色の素材を足に使い、パステル調のクラゲを作った。隣の小4の女の子は、足だけでなく本体にも針金でハートを作り、その中にカラフルなクラゲの絵を描くなど、独創的で可愛らしいクラゲを作っていた。他にも青と黒で深海のような雰囲気のクラゲを作る子もいて、個性あふれるクラゲが次々と出来上がった。
工作タイムの後はおやつタイムとなった。女の子が「パルムがいい」とリクエストすると、代表の方が近所のスーパーで買ってきてくださり、女の子は嬉しそうにしていた。食べながら、女の子は自分が5人兄弟の二番目であること、小さい双子の妹がいること、「公園行って遊んできなさい」がお母さんの口癖であることなど、いろいろな話をしてくれた。
おやつの後は自由遊びの時間となり、代表の方たちは「はぁというゲーム」を始めると言っていたので入ろうとしたが、小4の女の子は「ナンジャモンジャ」をしたいと言ったため、別のスタッフと3人で遊んだ。次に代表の方たちは「マンカラカラハ」をすると言っていたが、小4の女の子は入りたがらず、「ツイスター」をしたいと言ったので、もう一人のスタッフと女の子がポーズを取り、私はルーレットを回した。歌を歌う命令の時は女の子が恥ずかしそうにしたため、3人で「どんぐりころころ」「ハッピーバースデー」を一緒に歌った。ツイスターを2回するともう一人の女性スタッフは疲れて離脱したが、女の子は気に入ったようで、「一人で練習しよっと」と言い、私がルーレットを回して二人で続けた。
その後、女の子は「黒ひげ危機一髪」を持ってきて誘ってくれたので、二人で続けて遊んだ。女の子の唇がツヤツヤになっていることに気づき、「リップ塗ったの?綺麗」と聞くと、「さっき化粧直ししてきたの」と答えた。「これね、お母さんのリップなの」と話してくれた。帰る時間になると、日焼け止めを腕が真っ白になるまで塗ってから帰っていた。
スタッフミーティングの時間に日誌を書いていると、小4の女の子は前回来てくれたのが12月で、半年ぶりの参加だったとわかった。代表の方によると、メンバーの中にそりが合わない子がいて、その子が参加している日は来にくいのだという。久しぶりの参加だからか、皆の輪に入りづらい場面もあったが、こちらから一緒にやろうと声をかけることで、参加しやすくなることもあると実感した。
ゲームの中では考え込むしぐさが目立ったが、後半の少人数での遊びでは、いろいろな表情を見せてくれたり、自分のことを話してくれるようになり、私も嬉しかった。代表の方によると、「今日は自分で行くと決めて来てくれたんだと思う。気分が乗らずに無理矢理来た日は、どう誘っても頑なにご飯を一口も食べない日もある。好き嫌いも多く、気難しいところがある」とのことだった。また、団体の方針として、様々な事情から「皆で食事を作って食べる」という活動自体、将来的には難しくなる可能性もあるが、それでも代表個人としては子供達と「一緒にご飯を食べる時間」はかけがえのない時間で、出来る限り大切にしていきたいという熱い思いも聞くことができた。アイスを食べながら、女の子が家庭でのことなどを自然と話してくれた場面を思い出し、たしかにその考えには頷けた。
今日その子と一緒に過ごす中で、母親の影響かおしゃれやメイクに興味があり、私達にもハンドクリームを塗ってくれるなど、優しくて女の子らしい一面を知ることができた。また参加してくれた時には、もし苦手な人がいてもさみしい思いをしないよう、スタッフとして配慮していきたいと思った。兄弟の中ではお姉ちゃんとして、母親からも頼られる存在なのかもしれないが、ここに来た時くらいは、その子のペースに合わせて遊び、話を聞き、安心して伸び伸び過ごせる時間にしたいと感じた。
