14:30~17:00頃
前回ボランティアに行った際、5月の予定を伺うと、GWも5月5日の子供の日は開けるものの、出勤される職員の人数が少ないとのことで、手伝わせていただくことになった。
私が到着すると、児童の部屋では女の子二人がトランプで遊んでいて、そこへお母さんと卓球をし終わったばかりの小さな男の子が合流したところだった。児童の部屋は保護者立ち入り不可となっているため、私が一緒に遊ぶように言われ、まずは自己紹介をした。男の子は7歳の小学1年生。二人で話していると、隣で遊んでいた女の子二人にも「何年生?」と話しかけられた。男の子は1年生で7歳になったばかり、女の子二人は3年生で8歳、二人とも3月生まれだということがわかった。年齢は1歳しか違わないが、体格に大きく違いがあり、女の子二人は「おねえちゃん」という雰囲気だった。でも、男の子も物怖じせず、意外なほどしっかりと受け答えできていた。
男の子が「ウボンゴ」というゲームを見つけてやりたいと言うので、その様子を見守りながら、遊び終わったおもちゃの消毒作業を行った。タイルにポケモンのイラストが描かれたパズルゲームで、ポケモンの種類によって形状が違うため、パズルカードに合わせて図形を回転させたりして工夫が必要だった。男の子は「難しい、答えは載ってないのかな」と言いながらも、二つのパズルカードを完成させていた。かわいいキャラクターが描かれているが、実際には結構頭を使うゲームなのだとわかった。
男の子のパズルを見て思いついたのか、女の子達が「日本地図のパズルのタイムを測りたい」と言い出した。一日一回しかタイムは測れないため、まずは練習を始めたが、都道府県の知識がほとんどないようで、苦戦していた。二回目で本番に挑戦すると4分台だった。上位の人は学年ごとに壁に名前と記録を書いたシールを貼ることになっているが、今の時期は新年度が始まってばかりのため、まだ挑戦者も少なく、ランキングに乗るチャンスだった。シールに記録を書き、女の子本人に名前を書いてもらって貼り出した。もう一人の女の子は5分以上かかってしまい、名前を書くか聞くと「私はいい」とのことだった。
小学一年生の男の子は最初は別のゲームで遊んでいたが、次第に惹かれ出し、「僕も次やりたい」「岩手県、僕知ってるよ」「このパズル一回公文でやったことある」と興味津々だった。小1なのに北海道をはじめいくつかの都道府県を知っていて驚いた。ご両親は全都道府県に行ったことがあるらしく、旅行好きなご家族のようだった。
男の子に「一回練習してから本番にする?」と聞くと、「公文でやったことあるから平気」と言い、最初からタイムを測ることになった。少し心配だったが、時間を測り始めた途端、真剣な表情になり、スムーズにピースをはめていった。それを見ていた女の子二人も「この子すごい…!」と驚いていた。最終的に3年生と同じくらいのタイム(4分台)で完成し、私も驚いた。男の子は嬉しそうに自分の名前を書き、私が貼った。今年度小1で初めての挑戦者だったため、その男の子が1年生で1位となった。
その後子供達が習っている水泳の話になり、「どこのプール?」「平泳ぎ何秒?」「僕は背泳ぎ苦手」「皆すごいね、先生クロールしかできないよ」などと、そこにいる皆で話が広がった。聞いていると、平泳ぎや背泳ぎのタイムの話にもなり、思っていたよりもかなり本格的だった。
女の子達は次に「トトロのかるたで遊びたい」と言い、男の子にも「一緒にやろう」と誘ってくれた。女の子の一人が読む係をやりたいと言い、私ともう一人の女の子、男の子で勝負することになった。男の子はかるた自体が初めてだったようなので簡単に説明し、見本として女の子に札を一枚読んで取ってもらうと、だいたいルールがわかったようだった。普通のかるたと違い、同じ文字の札が複数ある場合があり、そのときは読み札の内容に合った絵柄を取らないとお手付きになるらしい。女の子はこのかるたを何度もやったことがあり、トトロの映画も好きなのでとても強かった。男の子はかるたもトトロも知らなかったようで(ひらがなも習ったばかりかもしれない)、不利な状況だったが、それでもすぐにルールを理解して頑張っていた。読む係の女の子もただ読むだけでなく、感情をこめて上手に読んでいて、「女優さんみたいだね」と伝えると少し照れていた。
その後、男の子は「トイレの花子さん」というゲームが気になり、遊びたいと言ったので、説明書を見ながら組み立てて遊んだ。女の子達はやったことがあるようで、組み立ての手順を横から助言してくれた。ルーレットを回し、指定された回数だけ便器のふたを開け、ある時に花子さんが飛び出してきたら負けというルールで、皆でハラハラしながら楽しんだ。「黒ひげ危機一髪」のようなゲームだが、トイレの花子さんがモチーフになっているのが面白く、男の子受けがよさそうだった。中からすごい表情の花子さんが飛び出してくるので余計にこわく、盛り上がった。
女の子2人は帰る時間が決まっていたようで、「もう帰る時間だから」と言って帰ろうとすると、男の子も「じゃあ僕も帰る」と言い出した。すでにうちとけている様子だった。
子供達がいなくなった後、たまっていたおもちゃの消毒と片付けをした。
今日は、初対面で学年も違う男の子と女の子が、お互いの遊びに興味を持ち、すぐに仲良くなって一緒に遊べるようになる場面に立ち会うことができた。子供達の適応力やコミュニケーション能力の高さには驚かされるばかりで、新しい友達との交流を通じて、習い事など共通の話題を見つけたり、新しい遊びに挑戦したり、タイムを測り始めた途端に表情が変わって真剣な顔つきになる様子も印象に残った。
子供達同士の交流を間近で見られることは貴重な経験になった。プラザに遊びに来たり習い事に通ったりすることが、家や学校とは違う組み合わせの中で刺激や影響を受け合い、興味が広がっていくきっかけになっているように思った。今は近所の子と自然に話す機会は昔に比べると少なくなってきているかもしれないが、将来子育てをする際にも、大人の方でもそういう場を積極的に作ってあげたいなと思った。
また、男の子を見ていると、家族で経験したことがその子の都道府県の知識となり、興味や自信にも繋がっているように感じた。今の時代は忙しい家庭が多いが、小学生くらいの子供は意外とよく覚えているものなので、家族一緒にいろんな思い出を作ったり、折に触れて興味を引き出せるような会話を心がけていきたいと思った。