14時~16時頃 学習支援
~16:30 報告会
今日も先週に引き続き、新小2の男の子とペアで学習した。今日はボランティア説明会に参加された方が2人見学に来ていて、そのうちの1人が私達の机につき、3人で進めることになった。
男の子は国語の教科書と自由帳を持ってきていたが、「今日は算数からやりたい」と言った。最近は掛け算に興味があり、自由帳に私が作った問題を書くと、それを解くのが楽しいようだった。今日も「問題作って」と言われ、一桁の掛け算から始めた。
九九を全て覚えているわけではないが、「6×6」「8×8」など知っている答えを基準に、そこから足したり引いたりして答えを出していた。やりにくい問題は「8+8+8…」のように書き出して足し算で解いていて、自分のやり方で工夫しながら取り組む姿が印象的だった。
「もっと難しい問題」と言うので、見学に来ていた先生と私でいろいろな問題を出した。掛け算と足し算、引き算が混ざった問題にも挑戦し、「4×8+24−4」も時間をかけて考えていた。後で「先に24−4を解くと簡単かも」と伝え、次に何問か似た問題を出すと、計算の順番を工夫しながら解く様子が見られた。
さらに、3桁と3桁の足し算・引き算も「できるで!」と言うので出してみた。見学の方が出した「854−275」は、筆算をまだ知らないため苦戦していたが、百・十・一の位に分けて考え、何度か間違えながらも「14−5なら何かな?」とヒントを出しつつ、最終的に正解にたどり着いた。筆算を教えるべきか迷い、「先生だったらこう解くかな」と説明しようとしたが、「早く次の問題」と言われたため、今日は無理には教えないことにした。
また、教室側で用意してくださったプリントも勧めてみたが、「やらない」と言われた。算数が好きだからこそ、簡単な問題は嫌がり、独自のやり方にこだわる一方で、難しい問題ほど燃えたり、集中力を発揮しているようにも感じた。「自分の力で解けた」という感覚が好きなのかもしれない。まだ学校で習っていないやり方を押しつけるより、今は本人のやりたい気持ちや工夫を尊重したいと思った。
前半があと10分ほどになったところで、「疲れた」「あと10分だけ国語をやって、その後トランプをする」と言った。今学校で習っている「風のゆうびんやさん」を1段落だけ読んだ。挿絵を見ながら「風の郵便屋さんってどんなのだろう?これかな?」と話しかけたが、「国語は嫌い」と言ってすぐにしまい、トランプをすることになった。
ただ、先週と同じようにふざけてしまい、白い予備カードを持ち出したり、2種類のトランプを混ぜたりして大笑いしていた。ババ抜きとしてはほとんど成立していなかった。仲の良い小4の男の子と一緒にカードに落書きをしてしまったため、「これは教室のカードだからだめだよ。書くと次に使う人が困るよ。鉛筆でも完全には消えないよ」と注意した。
そのあと、小4の男の子と見学の方2人、私の4人で「カタカナかるた」をした。途中までは頑張っていたが、半分ほど取ったところで小2の男の子は「もう終わり」と言って抜けてしまい、最後まで続けることはできなかった。また、何度か男の子達で廊下に出ようとしたため、その都度「教室以外では遊べないよ」と注意した。
終了後の報告会では、トランプに落書きをしてしまった件を共有し、「やってしまったことは仕方ないが、よくないことなので叱ってもらって大丈夫です」と言われた。
最後に見学の方と挨拶をして少し話した。その方は元高校教師で、子どもへの反応が上手く、やる気を引き出す声かけがとても勉強になった。また、小2の男の子が自然な大阪弁を話すことに驚かれ、「来日して1年でこんなに話せるようになるんですね」と言われていた。たしかに、昨年から何度か担当してきた中で、日本語の会話は以前よりずっとスムーズになってきたと感じる。「国語は嫌い」と言いながらも、短い時間でも向き合おうとしている姿は素直にえらいと思った。
自分を出せるようになってきたのは良いことだが、その分わんぱくさも目立ち、対応が難しい場面も増えてきた。それでも最後にしっかり目を合わせて「ありがとうございました」と言ってくれた姿がかわいらしく、二週間連続で関われてよかった。7才で2時間机に向かうのは簡単ではないが、これからも注意すべきところは注意しつつ、その子のペースでの成長を見守っていきたい。