9:45~12:00頃
今日は三階の卓球台が置いてあるスペースに、さまざまな遊具を設置して遊べるイベント「三階解放デー」が開催される日だったので、お手伝いに行かせてもらった。天気が良く少し暖かかったからか、いつもより子供は少なめで、子供達にとっては比較的落ち着いて遊べる環境だったように思う。
最初にお話ししたのは、1歳7か月の女の子とそのお母さんだった。アンパンマンのバルーンボールで遊ぼうとしていたので「アンパンマンいいね。ぴょんぴょんしてみようか」と声をかけたが、反応は控えめだった。2歳前後の子は人見知りなのか口数が少ない子が多い印象だが、話しかけると意外と理解していることも多い。3歳頃になるとお喋りな子が増えるので、その前の準備期間なのかもしれない。だからこそ、いろんな大人に話しかけられることは刺激になるのではないかと思った。
その後も見守っていると、小さな滑り台に挑戦していたが、頂上まで来ると怖いようで、お母さんと手をつないで滑っていた。
この日は小さな子が多く、ボールプールが特に人気だった。途中から、4〜5歳くらいの眼鏡をかけた女の子が、お父さんと一緒に遊びに来た。お父さんが「白いボールが珍しいよ。どこにあるかわかる?」と声をかけると、女の子は一生懸命探し、見つけることができた。「すごいじゃん。もっとあるかもよ」と促されると、さらに夢中になって探していた。白いボールを見つけた後は、紫はブドウ、緑はメロンのように、カラフルなボールを果物に見立てて遊んでいた。
ただボールで遊ぶだけでなく、子供が考えたり夢中になれるような声掛けがとても上手で、大変参考になった。大人の関わり方次第で、子供の想像力は大きく広がるのだと思った。
また、4〜5歳くらいの男の子は、ボールプールのボールを、四角い遊具の中に人がいない瞬間を狙って投げ入れて遊んでいた。今日は人が少なめだったので危険はなかったが、見ているとかなり距離があるのに、バスケットのシュートのように正確に入れていて驚いた。「すごいね。バスケット選手みたい」と声をかけると、お母さんが「親がバスケットをしているので、自然と好きになったみたいです」と教えてくれた。お父さんもお母さんもバスケット経験者らしく、「それでそんなに上手なんだね。習いに行かないともったいないくらいだね」と言うと、男の子は得意げに小さなボールでドリブルをし始め、お母さんも驚いていた。子供の興味は、親の影響も大きいのかもしれない。
続いてボールプールに来たのは、つかまり立ちができるようになったばかりの10か月の赤ちゃんとご両親だった。発語はまだないが、話しかけるとじっとこちらを見つめてくれた。たくさんの子供に腰が引けているようだった。「たくさんボールがあるね。わしゃわしゃしてみようか」と声をかけたが反応は控えめで、「このボールどうぞ」と渡すと受け取って口に入れたりして遊んでいた。
お父さんが赤ちゃんの上にボールを乗せようとすると泣き出してしまい、ボールに埋もれるのはまだ早かったようだ。ボールプールの端につかまって上手に立てていたので、手押し車のようなおもちゃがあると歩く練習になるかもしれないと思った。
その後、ワンちゃんの車を押して遊んでいたが、アンパンマンカーの方が体の大きさに合いそうだと思って探したところ、ほかの子が使っていた。ちょうど空いていた小さな三輪車のようなおもちゃを「これはどうですか」と持っていくと、体に合っていたようで、いい感じにまたがってくれた。お父さんは積極的に挑戦させ、お母さんは温かく見守っていて、とてもバランスの良いご夫婦だと感じた。
朝いちばんは、大きなバルーン滑り台をやりたがる子がほとんどおらず、見守っていた年配ボランティアのおじいさんは「暇だから寒くなってきた」と上着を着るほどだった。しかし10時半を過ぎた頃から急に子供達が集まり始め、おじいさんも大忙しになった。
小さな滑り台を怖がっていた1歳7か月の女の子も、おじいさんに見守られながら一度滑ると、「2回目いくよ」「次は3回目」と声をかけられ、楽しさに気づいたのか、夢中になって何度も滑っていた。子供達は初めての場所に慣れるまで時間がかかるが、一度楽しさが分かるとどんどん挑戦するようになる。その背中を押すのは、親御さんや年配ボランティアの方の声掛けなのだと感じた。
イベントが終了し片付けを終えた後、年配ボランティアの方に挨拶に行き「後半すごい人気でしたね」と声をかけると、忙しくて汗ばむほどだったらしい。疲れたけれどとても楽しかったと、いい笑顔だった。
私も、最初は緊張していた子供達がどんどん笑顔になっていく様子を見るのがとても嬉しかった。親御さんや年配ボランティアの接し方を見て学びながら、今後も勉強していきたいと思った。
