集合 15:30
活動・清掃・ミーティング 16時-21時過ぎ

今日もボランティアシェフの方が来てくださっていた(しばらく続けて来てくださる予定らしい)ので、私は子供達と遊ぶことが役目だった。クリスマス会でも紹介されていた、寄付でいただいた新しいボードゲームなどのおもちゃに、大人も子供も興味津々だった。こうして新しい遊び道具が入ることで、子供達の表情もより生き生きとしているようだった。

「ゴブレットゴブラーズ」というゲームは、2色の駒を使い、3×3のマスで縦・横・斜めの1列を並べる勝負だが、駒には大・中・小の3サイズがあり、小さな駒を出した上に大きい駒を被せることもできるため、より戦略性が求められるゲームとなっていた。私もやってみたがコツがわからず、小学生男子2人に「これは勝ったな」と言われて自信がないまま続けているうちに失敗し、負けてしまった。後から、実は途中まで私が勝ちそうだったが、「どうやってもこちらの勝ちだ」という煽りの影響もあってか、私は最後に手を誤ってしまったらしい。子供達がゲームを通じて戦略だけでなく、相手の心理を揺さぶる方法まで自然に身につけていることに驚いた。遊びの中に、思った以上に高度なコミュニケーションや駆け引きが含まれているのだと学んだ。

「はぁって言うゲーム」はカードを一枚引き、書いてあった台詞(はぁなど)を、選択肢から指定されたシチュエーション・感情を込めて声と表情で演技し、他の人が、演技がどのシチュエーションだったかを当てるゲーム。与えられたシチュエーションが演技しづらいものもあったがルール自体は簡単で面白く、皆で盛り上がった。普段は控えめな子が、演技の場面では表現力豊かになったり、逆に普段元気な子が照れてしまったりと、子供達の意外な一面が見えた。

「マンカラカラハ」は、専用ボードのポケットに4個ずつ石を置き、自分の陣地の好きなポケットから石を全て取り出し、右回りに1個ずつ置いていき、順番にそれを繰り返し、1番初めに自分の陣地のポケットから石がなくなるかを競うゲーム。よくわからないまま始めたが、ここでも経験者の小5の男の子は、「このポケットには、この個数の石があると良い」と計算していたようで、途中からためていた石を何回も連続でゴールに入れ1番にあがっており、彼の戦略に感心することとなった。

「狩歌」はいわゆる「かるた」の歌詞版で、J-POPを実際に歌ったり流したりし、例えば「君が好き〜」という歌詞が歌われたら、場に「君」「好き」のカードがあるので素早く取るという遊びだった。あまり知っている歌が少ないので、よく歌を聴いていないと札が取れず、歌が進んでいくリアルタイムで探すが難しかったが、なんとか数枚の札を取ることができた。音楽を聴く楽しさで盛り上がりつつ、子供も大人達も真剣そのもので、集中力が一気に高まっているようだった。

遊んでいる間にボランティアシェフの方のほうで料理ができてきたので、配膳などを手伝った。私はご飯をよそう係をした。また、お茶と水の好みを聞いて注いだ。気配りはあまり得意な方ではないが、身につける良い機会だと思い、消極的にならずに今後も少しずつ自分にもできることを探していきたい。

本日のメニューはまぐろ料理だった。生魚が食べられない子がいたためステーキとなった。具沢山の豚汁とサラダ、デザートにはみかんがあり、子供達はモリモリ食べていた。中でも、一緒のテーブルになった中1の女の子は部活で疲れているのか、まぐろステーキを3個、豚汁を2杯、みかんもおかわりしてよく食べてくれた。学校の部活ではソフトボール部に入っていて練習が大変、顧問の先生によく怒られることなどを話してくれた。私は部活経験はないので気の利いたアドバイスは難しいが、夕方や晩御飯の時間を共に過ごすことで日々の出来事やちょっとした悩みなども共有できる場は、子供にとって大事だと思う。食事の時間は子供達が心を緩めて本音を話せる貴重な時間なのだと改めて感じた。

ミーティング時に、小5の男の子と中1の女の子が仲がいいのは、「デイサービス」での知り合いなのだと代表が教えてくれた。それまで知識がなかったが、放課後等デイサービスとは、発達に特性があるなど支援が必要な小中高生が、放課後や長期休暇中に通える児童福祉サービスらしい。私が子供の時にはなかったサービスだと思う。その子達2人は他の子と比べて特に大きく違うようには思わないが、今は子供の特性にあわせて手厚いサービスが受けられるのだということがわかり、勉強になった。
また、小6の女の子と小5の男の子は少し攻撃的な言葉遣いがあったり、男の子は力を持て余して暴れがちということもあり、今後いつか外に行って子供達が体力を発散できるような企画もしていきたいなという話になった。

親の事情で、家族でゆっくり過ごすことの少ない子供達にとって、子供食堂は子供・大人が混じり合って団欒できる、第二の家のような存在になっていると思う。これからも年齢や発達度合いに関係なく、子供達が安心して自分らしく寛げる場所になるよう、自身の知識やコミュニケーション力もさらに磨いていきたいと思った。