13:00~15:00
参加者 生徒3人+先生
【学んだこと】
まず初めに、生徒それぞれが前回のレッスンからの振り返りや課題などをフィードバックした。私は、一対一のコミュニケーションはとれても、共同生活の中で自分がどう振る舞えばよいのか判断に迷ってしまうこと、ぼーっとして見られてしまうこと、職場でも他の人の視点から物事を見られず注意された経験などを話した。
先生曰く、生徒三人に共通する課題の一つは「想像力の欠如」とのこと。マルチタスクが苦手で先読みができず、何をしたらいいか途方に暮れてしまう、段取りが下手など。自分がこうだから相手も同じように感じているはずという思い込みが強く、相手への配慮が不足していると思われやすいらしい。言葉足らずで未完成のまま伝えてしまうと、相手は不足分を想像力で補う必要があり、ストレスになる可能性があるとの説明もあった。
講座の前半は、先生が生徒のうち一人だけに図形を見せ、その生徒が特徴を言葉で説明し、残り二人がその説明をもとに紙に描くというワークだった。説明する側は、どう言えば誤解なく伝わるかを想像しながら話す必要があり、描く側も相手の意図を想像しながら描かなければいけない。
第一問目は丸が三つ重なったような図形で、そこまで複雑ではなかったため、私ももう一人の生徒もほぼ同じ図形を描くことができた。先生からは「まず最初にミッキーのような形など、概要を伝えると、全体像が共有されて伝わりやすい」とアドバイスがあった。
二問目は別の生徒が説明役となり、私は描く側になった。複雑な図形だったようで、頑張って描いたつもりでも、もう一人の生徒とは全く違う図形になっていた。先生からは「細部から説明すると難しいので、大きい形から順に伝えると良い」とのこと。
第三問目は私が説明役になった。ストップウォッチで時間を測られていたので緊張し、例えを考えているうちに制限時間が来てしまったが、先生がもう一度チャンスをくださった。「今から描いてもらうのは、眼鏡を縦にしたような形に、横線を二本足した図形です」「○を二つ縦に並べて描き、その真ん中を繋げるように縦線を引いてください」「そして二つの円を串刺しにするように横線を一本ずつ引いてください」と説明した。二人ともだいたいイメージが伝わっていたようで安心した。先生からは「眼鏡という例えがわかりやすかった」「串刺しという表現で線が突き抜けていることが伝わった」とフィードバックをいただき、さらに「横線の位置や縦線の長さなど、もう一歩具体的にすると誤解が減る」とのアドバイスもあった。
レッスン後半は、キーワード5つを含むエピソードトークを一人が話し、残り二人が適切に反応する演習だった。反応の際は「そうですよね。確かに○○ですよね。(+~だからね/~ですもんね)」という定型文を使うよう求められた。先生曰く、私たちは「理由付け」は得意だが、その前の「受容」が弱く、自己中心的に見えやすいとのこと。いきなり自分の話にすり替えるのではなく、まずは相手の言葉をそのまま受け止めて肯定することで、「この人には何を言っても大丈夫」という安心感を与えられると教わった。
【感想・今後に向けて】
図形を言葉だけで説明したり、説明を聞いて描いたりする経験は初めてだったが、同じ説明を聞いても生徒二人で全く違う図形になることがあるのは驚きだった。相手と目標を共有したり、正確に情報や自分の気持ちを伝えるには、「相手がどう受け取るか」を想像しながら、思った以上に多角的に説明する必要があると実感した。聞いた言葉は同じでも、人によって見え方や捉え方が大きく違うため、「相手も自分の気持ちをわかっているはず」という思い込みを捨て、家族間のような身近な間柄こそ些細なことでも言語化し、共有していくことが大切さだと感じた。また、「まず概要から話す」という先生のアドバイスは、図形だけでなく日常の会話でも役立つと感じた。相手に余計な負担をかけないよう、想像力を働かせながらコミュニケーションを改善していきたい。
さらに、後半の受容・共感のレッスンは、夫婦間や特に子供への接し方でも役に立つと思った。ボランティア活動においても、いろんな背景の子供たちが、子供食堂や日本語学習支援教室に「居場所」を求めて来ることが多い。まずはその子の言葉を受け止め、安心してもらい、少しずつ自分を出してもらえるように、もっと共感力を磨いていきたいと感じた。