14:00〜 研修
15:30〜20:00 ボランティア活動
〜21:00過ぎ ミーティング
参加者
子供 9人
ボランティア 6人
ボランティアシェフ 2人
こちらのNPO法人の主な活動は、子供達と「晩御飯の時間を共有する」こと。一緒に過ごし、遊び、勉強する時間を通じて、困ったことがあっても話せる「人」と「場所」をつくることを目的として発足された。「親戚の家」のような安心感のある場を目指しているとのこと。
子供の不登校や貧困、自殺は年々増加しており、1人親世帯の約半数が貧困問題を抱えている。共働き世帯や1人親世帯では、晩御飯を家族と一緒に食べられない子供達も増えている。軽い気持ちで遊びに来てくれる子供達もいるが、特に長期間必要としてくれる子供達の中には複雑な背景を抱えている子も多いらしい。当初は昼間の活動だったが、子供達が「晩御飯また一人かぁ」「この後どこに行こう…」と口にしたり、寂しそうな表情を見せることから、晩御飯の時間が安心やつながりを確認する大切な時間であると再認識され、現在は夕方以降の活動に変更されたそう。
また、一般的な子供食堂とは異なり、夕食の買い出し・調理・片付けまでを子供達と一緒に行う。また遊んだ後、家の前まで送り届ける。これは暗い家に帰りたくなくて別の場所に行ってしまう子供達もいるため、見届けるようにしているとのこと。
普段は料理を一緒に作るところから始めるが、今日はボランティアシェフの方が来てくださり、その分子供達と遊ぶ時間に充てることができた。最初は9人の名前を覚えられるか不安もあったが、遊ぶうちに何とか自然と呼べるようになった。
16時頃になり子供達が続々と遊びに来てくれる中、最初はどう立ち回ればいいのか戸惑ったものの、流れで6人ほどでジェンガをすることになった。ジェンガをするのは初めてで、積み上げられたブロックのどれを動かせば倒れないのか分からず、負けたら罰ゲームという話もあって冷や冷やした。子供達や他のボランティアさんが「ここなら大丈夫かも」と教えてくれた。もしそうでなかったら、私が黒歴史を発表したり、尻文字を書くことになっていたかもしれない。
2回やったあと離脱して別の遊びを始める女の子もいたが、小5と小6の男の子二人がジェンガで宮殿を作り、ドミノ倒しやジェンガで作った戦車で破壊する遊びを始めたので加わった。後のミーティングで、あの2人の世界に自然に入り込んでいたことを褒められ、子供達と近い目線で自然に関われることは、自分の強みなのかもしれないと思った。
その後は代表と小1の子も加わり、消しゴムの代わりにジェンガを使った「消しバト」をした。これも初めてだったが、小学生の頃に男子が遊んでいて楽しそうだなと思いながら遠くから見ていた記憶が蘇り、とても楽しかった。
また、小5の男の子が紙飛行機を折り始め、オリジナルの飛行機をプレゼントしてくれた。
晩御飯には麻婆豆腐と卵スープ、ポテトを一緒に食べた。同じテーブルになった女の子二人は仲が良く、来る直前まで片方の家でゾンビごっこをしていた話などを「聞いて聞いて!」と楽しそうに話してくれて、初対面の私にも出来事を共有してくれたのが素直に嬉しかった。その後「でもな…」と昔お兄ちゃんと大喧嘩をしてちょっとした騒動になった話にもなり、晩御飯を皆で囲みながら語り合う時間の重要性を、早くも少し実感できた気がした。
片付けの後は、晩御飯を一緒に食べた女の子が「⚫︎⚫︎ちゃん(私)も一緒にやろ!」と誘ってくれて、「ツイスター」という体を使うゲームに審判役で参加した。これも初めてだったので戸惑いながら進めたが、他の子供達が教えてくれたり説明を読みながら進めることができた。誘ってもらえたこと自体が嬉しく、子供達との距離が少し近づいたように感じた。
楽しい時間だったが、やんちゃな子供達もいて喧嘩が始まったり、紙に残酷な言葉を書き始める場面もあり、先輩ボランティア達が体を張って止めてくれた場面もあった。
また終了後ミーティングで、仲良しと思っていたペアと1人でいた女子が日によって3人のうちどちらとくっついたりと複雑な関係性だと別のボランティアの証言で知り、驚いた。また、わんぱくと思っていた小1の男の子の家庭環境が実は複雑で、今日はお母さんが帰って来ない日で、人との繋がりに飢えている可能性があると聞き、子供食堂を本当に必要とする子供たちの背景を知る機会にもなった。こういった時の対応はまだまだなので、これから学んでいきたい。
研修では「穴に落ちた子供を救い出すためにできることは?」という問いが深く、印象に残った。私は「はしごやロープを用意する」「周りに助けを呼ぶ」といったありきたりな答えしか用意できなかったが、最も大切なのは子供達自身に「自分には這い上がる力がある」ことに気づいてもらえるよう、手助けすることだと教わった。ただ話を聞いて肯定する、「〜ならできるよ」と味方になり、励ますなど。
また、例えばある子が「殴られて辛い」と言ってくれた時に「誰に?」「何で?」と問いただすよりも、「辛い」という感情に寄り添うことが大切だと教わった。これはコミュニケーション教室で日々学んでいることとも一致しているし、これから子育てに関わる際にも、大切にしたい心構えだと思った。大人が動いたり何か気の利いた一言を言って解決できる問題ばかりではないかもしれないけど、子供が日々どんなことで悩んでいるのかを知り、子供自身が少しでも安心し、自信を持って自分の道を選べるように、自分なりの関わり方で、少しずつでも力になっていけたらと思う。
