【感想と今後に向けて】
何か月か前に読んだ本だったが、感想を書かずにそのままになっていたので、今月のコミュニケーション教室で「否定」について扱ったタイミングで再読した。
否定とは反論だけでなく、話を遮る、聞き流す、話題をすり替えるなども含まれるとされていた。自分では否定していないつもりで「事実を言っているだけ」と思っていても、相手の受け取り方によっては否定になってしまう。また、眉間にシワを寄せる、腕を組む、スマホを見ながら聞くなどの態度は「あなたの話もう聞きたくない」と伝えてしまう可能性があるとのこと。
読んでいて、すぐにできない理由を探したり、「どうしたらいいんだろう」のままで終わってしまうことも、広い意味では否定に含まれるのかもしれないと思った。相手の話を聞いているつもりでも、具体的な計画について共有が足りなかったり実際の行動に移せていないなら、それは受け止めたことになっていないのかもしれない。これからは、言葉は勿論、聞く時の姿勢や、「どう行動するか」まで含めて誠実に対応していきたい。
機嫌は話をしていなくても伝わるものだが、管理できるというところも印象的だった。口角を上げていない自分に気がついて、実際の気分にかかわらず意識して笑顔でいることが、笑顔の習慣を作り、周りと自分のご機嫌を作るという考え方は、先日読んだ『感情的にならない気持ちの整理術』にも通じていると思った。 ふとした瞬間に鏡で表情をチェックすることを続けて、自分が明るい空気を発せられるようになりたい。
また「今は自分が話すタイミングか」を考えることが大事だとも書かれていた。相手を遮ることは立派な否定なので、口を開く前に、自分がしゃべりたい衝動に負けていないかを自分に問うこと。 コミュニケーション教室ではキーワードの見つけ方、それに適切に反応する練習をしているが、相手が話し終わったあと二秒沈黙するというアンガーマネジメントの考え方や、著者が提唱している「イエス・エモーション話法」(ポジティブな感情を先に伝える)なども意識しながら、ただ自分の話したいことを一方的に話してしまう自己中心的な会話にならないように、否定しない習慣を身につけていきたい。
一緒にいて居心地がいいと思ってもらえるような自分を目指していく。