ちょっと古い情報だが、レガシーアプリへの配慮が欠ける良い事例をMicrosoftが提供してくれている。
私は、資格を持たないフリーのエンジニアだが、こういった事に関して、資格があろうが無かろうがセンスの問題だと考えている。
以下の事例は、ITProの記事からそのまま抜き出してきたのだが、この手の文章はプロのテクニカルライターが推敲しているので、極めて平易に表現されている。
以下の文書を読んで初めて、メールを移行する手順が理解できるのだが、どれだけの人間が新しく購入したPCの前で理解して実行できるだろうか。
一般的な人ならば、①何も知らずにPCを立ち上げ、②手順を誤りメールが移行できずに悩み、③調べ、④理解した時にあきらめる事になるだろう。
この決め付けるような表現は行き過ぎに感じるかもしれない。
しかし、インターネットの普及によりマーケティングはより広いセグメントを意識しなければならない。
判りやすく言えば小学生低学年から80歳のお年寄りまでPCを使う時代だ。
そうゆう意識で以下のマイグレーションシナリオを読んでみて欲しい。
私がプロダクトマネージャであれば、マイグレーションを利用するユーザー層の洗い出しを行い、シナリオパターンに基づきロールプレイングで検証するだろう。
こういった配慮は、本を読めば書いてあるかもしれないが、私は普通に考えればわかる事だと思っている。
しかしながら一流と呼ばれる大企業のエリートが、こうゆうレベルの事を誰も気づかずに仕事をしている。そして、学歴も資格も無い私が、派遣の立場でカイゼンするのである。
- 事例( IT Pro ニュースより~)
Windows Vista(SP1以降)からWindows 7の同等エディションへOSを移行する場合には,ファイルや設定を保持したまま上書きする「アップグレード・インストール」となる。この場合,Vistaのデフォルト・メーラーである「Windowsメール」の設定,保存メール,アドレス帳,フォルダ構成などは,Windows Liveメールを追加インストールした際にそのまま引き継がれる。
一方,Windows XPからWindows 7へ移行する場合は,ファイルや設定を保持しない「新規インストール」となる(Vistaからでも対象エディションや64ビット/32ビットといった動作環境が変わる場合も同様)。この新規インストールでは,既存のファイルや設定はいっさい引き継がれない。そのため,既存環境を引き継ぎたければ,Windows 7の「Windows転送ツール」を使って改めて移行作業を実行する必要がある。このWindows転送ツールを使えば,Outlook ExpressやWindowsメールの設定,保存メール,アドレス帳,フォルダ構成といったメール環境も引き継げる。
ただし,「Windows転送ツール」では,こうしたメール関連データをWindows Liveメールで扱える形式に直接変換するわけではなく,移行のためのデータ形式にいったん変換するだけである。そして,この移行のためのデータをWindows Liveメールに読み込む処理は,Windows Liveメールの初回起動時にのみ実施される仕様になっている。このため,もしWindows転送ツールでデータを変換する前にWindows Liveメールを起動してしまうと,Windows Liveメールは「移行データなし」と判断して移行処理をスキップしてしまう。その後にWindows転送ツールでデータをいくら変換しても,Windows Liveメールでその移行のためのデータを読み込むことはしない。このため,マイクロソフトでは「Windows転送ツール実行」→「Windows Liveメールインストール」の手順を守ることを推奨している。