相場に全くトレンドが存在しないという、ランダム・ウォーク理論の主張がある。

しかし、相場というものにトレンドが存在すると仮定した場合、移動平均乖離率は時間と共に減衰するはずである。


純粋なランダム・ウォーク理論を相場に適用する事は不可能だと思う。

ランダム・ウォークであることを何を持って証明するのだろうか?

人間が恣意的な市場操作を行なうことでランダムウォークでないと証明できないだろう。

恣意的な市場操作も、市場があるからこそできるのであって、明日に人類が滅亡したらできなくなる。

滅亡する要因として例えば、異常気象や天変地異などが発生する可能性はランダム・ウォークだといえるだろう。

ということは隕石によって市場が操作されることと、人間によって市場を操作される事の違いは無い。

結局、全てがランダム・ウォークとも言えるし、ランダム・ウォークでは無いとも言える。


ということで、ランダム・ウォークを相場に適用できるか否かは専門家に任せるとして、移動平均乖離率はどうやら時間と共に減衰しているのが確認できる。

その逆だともいえるのだが、ややこしいので乖離が発生してからを基点とする。

乖離の発生を基点として移動平均は時間と共に価格の振幅を網羅していく、よって移動平均乖離率というのは、時間の経過に伴って先鋭化するのである。

そして、トレンドというのは突然変わる事ができないということである。


また移動平均乖離率の振幅は周波を描いている。

トレンドに従いながら、下がれば買い、上がれば売る。

これも、トレンドというのは突然変わる事ができない事を示している。

乖離というのは人間の心理や国策、社会情勢によるのだろう。


こういったシグナルをMACDは分かりやすく表してくれている。