職場で仕事がまだ飲み込めていない就任僅かな新人を指して、新米という例えを使います。
まだ仕事に対してまっさらな気持ちであるのと同時に、期待を込められた新人への例えだと思います。
ところで、新米呼べるというのは一体どのくらいの期間なのでしょうか。
明確な定義は無いようですが11月から翌年の10月までの1年間を指すようです。
収穫から1年経ったものは古米、2年経ったものは古古米と呼びます。
実は大人になるまで、米がおいしいと思った事がありませんでした。
特に、お米だけを食べるなんて考えられません。
なぜかというと、お米が硬くてまずいイメージがあったからでした。
鼻に付くような香りと、お米の味が嫌いでした。
しかし、大人になり自分でお米を買って食べるようになったところ、意外にも炊きたてのご飯がおいしいのです。
ふんわりとした甘みと、香りが最高です。
自分がご飯を炊くと、なぜこんなに違うのだろう?と思っていたところ、たまたま知らずにブレンド米を10kgほど購入したところ、その硬さと香りに昔懐かしい思い出が沸いてきました。
鼻に付くような匂いと、硬くてまずい米。
それを食べながらふと思い出しました。
私は裕福でなかった家庭に育ち、お小遣いも無く服を買うお金も工面するのに苦労していました。
たまにはご飯も食べずに学校に行ったり。
あの頃と比べ、随分と裕福になった自分、決して忘れてはいけないものが、そこにはあった気がします。
喜びよりもせつなさが付きまとう思い出、そこには子を思う親の心痛な気持ちがあります。
50円のハンバーグを家族4人で分け合う時、親は食べずに私達が食べるのを見守ってくれました。
クリスマスにはケーキと手作りのプレゼント。
七五三も節句に何もしてやれない時、部屋の片隅で母がこっそり涙していました。
それが我が家では精一杯でした。
その時から懸命に生活する親の姿を見て、真面目に一生懸命がんばる人間が幸せになる世の中にしたいと思いました。
そして、この思いは変わることはありません。
今でも、古米を食べて生活している人達が、たくさんいると思います。
その事を忘れないように、古米を食べていきたいと思います。