中学生の頃、喫茶店というのは古いビデオゲームの置いてある暗い飲食店というイメージでした。
私の実家は喫茶店を営んでいましたが、まさにそんな店で。
ただ何するでもなく雑誌を読むおじさんや、コーヒー一杯だけ注文して一日中しゃべり続けるおばさん。
子供ながら大人は楽だなと思っていました。

大体常連さんは2時ぐらいでしょうか、ぼちぼちやってきて夕方になると家に帰っていきます。
たまにパチンコに勝ってお小遣いをくれたりする気のいいおじさんもいました。
うっかりそんな物をもらうと「まぁ座れや」なんて言われて2時間ぐらい自慢話につき合わされます。
店の奥のにもう一つ部屋があってテーブルが6席ぐらいあります。
奥の2つはテーブル型のビデオゲームになっていて薄暗い画面でした。
マージャンに勝つとゲームの中の女性が服を脱いでコインが出るようになっていたと思います。
常連さんには、このゲームが好きな人がいて負けが込んで帰ろうとすると、マスターがこっそりコインを一握り渡してやったりしてました。