1.今週の振り返り
日経平均は、週初に年初来高値となる2万4448円まで上昇したものの、その後は2万4000円台割れへの調整を見て、週間では4週ぶりに反落した。
イタリアの財政不安から円高となると、9月半ばからの急ピッチな上昇も意識されて利益確定の売りが先行する展開に転じ、日経平均は週末5日にかけて3日続落となった。
高値:2万4448円、安値:2万3730円、終値:2万3783円
<週末の日米市況と終値>
・日経平均先物、夜間取引で下落 170円安の2万3650円で終了
・米国株、ダウ続落し180ドル安 金利上昇で割高感意識、米中摩擦に懸念も
・NY円、続伸 1ドル=113円65~75銭、米株安でリスク回避の円買い
<1~9月の売買実績>
買付時期 3月 7月 7月 累計 7月
購入価額(万円) 72.4 315 210 597 105
売却時期 3月 7月 9月 (買いポジ残)
売却価額 76.0 344 267
利益(万円) 3.6 29.4 57 90.0
利益率 5% 9% 27% 15%
2.来週以降の想定シナリオ
日経平均は中長期上昇トレンドが続いており、先週の想定シナリオを継続する。
1)貿易摩擦への懸念は払しょくされてはいないものの、
ドル円相場が年初来高値を超えて113円台に上昇しており、さらなる上積に期待。
日経平均はスピード調整を挟みながら、年末に向け2万5000円を目指す動き
となりそうだ。
2)本格調整があった場合の最悪シナリオとして、
下値メドは長期上昇トレンドライン(10/5現在2万2000円)付近と想定します。