1.今週の振り返り
5月の米雇用統計を好感し米国株が大幅高となったことから、日経平均は週初から大幅上昇。ドル円が一時110円台をつけるなど、円安が進行したことも株高を後押しした。
週末は利食い売りに押されたものの、週間では約523円の上昇となり、週足では3週ぶりに陽線を形成した。
<週末の日米市況と終値>
・日経平均先物、夜間取引で上昇 30円高の2万2650円で終了
・米国株、ダウ3日続伸し75ドル高 3カ月ぶり高値
・NY円、続伸(円高ドル安) 1ドル=109円50~60銭 米株高で上値は重く
2.来週以降の想定シナリオ
来週は材料が満載。6月FOMC(12~13日)や米朝首脳会談(12日)に加え、ECB理事会(14日)、日銀金融政策決定会合(14~15日)と注目イベントが集中する。
米貿易制限問題や国内景気の足踏み状態を考慮すると、このまま日本株の反発基調が続くかは疑問符がつく。
下値2万2000円前後、上値2万3000円前後とする「持ち合い局面」が続きそうです。