"始まりがあれば終わりがあるものだ"
って名前も知らない誰かが言った
確かに終わりが来て
初夏の陽炎(カゲロウ)に
消えていってしまったけれど
僕はいったいどれくらい
キミにいろいろなものを
返せただろう
きっと、きっと
少しも返せなかった
もう今は
あの笑顔は見れず
あの声を聞くことはできない
悲しむばかりだけど
僕の知っているキミは
こんなの望んでいないはずだから―――
少しずつ前を向いて歩いて見るよ
自分に恥じないように
立派な人間になれなくても
賢い人間になれなくても
それでも
いつかまたキミが笑って受け入れてくれるなら―――
だから"さよなら"は言わないで
