ピンクリボンぷらす小田原が主催する
ピンクリボンフェスティバルに
参加してきました。
こういう会に参加するのは初めてのことです。
ガンっていうと、
余命1ヶ月の花嫁のイメージが
強くないですか？
あの舞台になった結婚式場は
かつて自分の職場だったんですけどね、
まだまだ自分に病気は
関係ないと思ってました。
ところが最近、私の身近なひとで
ガンに罹った人が現れたんです。
こんなにガンを身近に感じたことは
初めてのことで、
実際に罹った人のお話を聞いてみたい
と思い、参加してまいりました。
小田原市に住む 前川 育さんという女性。
息子さんが4歳で白血病(血液のがん)に罹り
6歳で亡くなったのだそうです。
苦しい治療を２年受け
最期は激痛に耐えきれず
「もう、いやー！」と叫んで旅立った
という話をしてくださいました。
この時点で、私の涙腺決壊。
「だぁーだぁーだぁー！！！」と
何かお喋りしたい盛りの毎日です。
多分、もうあと数か月で
何か意味のある言葉を発するのかな
と思うのですが・・・
4歳なんて、おしゃべりも上手になって
話し言葉が長くなる歳ですよね。
6歳は しりとりや なぞなぞが
出来るようになったり・・・。
そんな、言葉を覚えて数年の子どもの
最期の言葉が「もう、いやー！」だなんて
胸が痛くて痛くて
涙が止まらなかったです。
そして当時、前川さんの長女ちゃんは
5歳～7歳ごろでしょうか。
母親に甘えたい時期に甘えられず
長女ちゃんからは、子どもらしい笑顔が
無くなってしまいました。
でも、そのことにも気付かなかったほど
治療に必死だったと仰っていました。
前川さんは ご自身の経験から
小児ガン患者のホスピスや
緩和ケアの普及に
まい進されてきたのだそうです。
前川さんの明るい話し口調が
とても印象的でした。
30代の女性って婚活者さんのメイン年齢。
結婚・妊娠出産という
新たなステージが
どんどんやってくる年齢ですよね。
授乳中に胸のしこりに気付いてたけど
診察を受けず、子ども2人を遺して
亡くなってしまった30代女性の
お話が紹介されました。
その話も、他人事とは思えませんでした。
育児中に誰かのサポートが無かったら
健診なんてほぼ無理よ？
母親やってると
病院に行くだけでも
フルマラソン走り切ったような
猛烈な疲労に襲われます。
1時間ごとにお腹がすくような
胃の小さい生き物に
ミルクやご飯をあげないといけない。
膀胱も小さいから頻繁に
オムツ交換もしないといけない。
病院にいくだけなのに
数日旅行に行くような大荷物。
そのうえ泣いて周りに迷惑かけるし
危ない所に行かないか
ずっと見張って無いといけないし
気は張りっぱなし。
子連れで病院行くなんて
「マジしんどい、無理。」と
私も思っています。
母親を亡くした
子供の生活や心境を思うなら
女性が健診を受けるのは
生きるうえで必須ミッション。
男も健診の間くらい
1人で子育て出来なきゃアカン。
これは心底思います。
（健診の数時間でママにSOS出すなんてあり得ないよー）
イベントには小田原市立病院の
看護師さんもいらしてたのですが
「ステージ1で見つかったら絶対治るよ！」
と力強く仰っていました。
ステージ2になると
リンパ転移が考えられるのだそうで
放射線治療も入ってくるのだとか。
乳がんだったら
わきの下のリンパは近い位置ですもんね。
転移や治療の複雑さもありますし
早期発見・早期治療は
本当に大事なことだと思います。
サンプルを触ることが出来たり
黒くなってしまった人も使える
お湯で簡単に取れるネイルがあったり
色々色々勉強になったイベントでした。
知ることだけでも大事って、
本当だなーと思いました。
乳がんや子宮頸がんは
もちろん女性特有の病気ですが
男性にも知っていて欲しい
内容ばかりです。
もし、愛する妻と子供が
ガンになってしまったら・・・？
治療が出来ないほど
既に進行してしまっていたら・・・？
後悔しても時間は取り戻せません。
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