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【動物文様】

 中国から伝わった鳳凰(ほうおう)などのほか、鳥や魚も用いられ、植物や自然文様などと組み合わせて用いられます。



鶴文(つるもん)

 鶴は中国では千年生きるとされ、めでたいことが起こる前兆のひとつとして崇拝されてきました。日本でも純白の羽をもつ鶴は、立ち姿、飛ぶ姿ともに美しく、代表的な吉祥文様に。鶴の姿に合わせて、飛鶴(ひかく)、雲鶴(うんかく)、群鶴(ぐんかく)、立鶴(たちづる)など、鳥文様としてはもっとも多くの種類があります。



魚文(うおもん)

 魚は富と幸運のシンボル、子孫繁栄の吉祥文様などといわれ、鯉(こい)、鮎(あゆ)、鯛(たい)、金魚、河豚(ふぐ)、蟹(かに)、海老などが、文様に使われています。単独のほか、波や水草との組み合わせも。



燕文(つばめもん)

 一般的に秋の雁(かり)に対して、燕は春の渡り鳥として表現されます。尾の外側の羽がすっと伸びて飛翔(ひしょう)する姿が美しく、栁や菖蒲(しょうぶ)、春の草花と組み合わせて用いられます。



蝶文(ちょうもん)

 中国では長寿のシンボルとされている蝶の文様は、奈良時代に日本に伝来しました。平安時代に公家装束の有職文様に取り入れられ、独立した文様として人気になりました。



孔雀文(くじゃくもん)

 熱帯の森林にすみ、長い首と頭に扇形の冠羽(かんう)を持つ孔雀は、古代中国では得をもたらす、めでたい鳥として牡丹(ぼたん)とともに描かれました。日本では鳳凰(ほうおう)にたとえられ、文様には長く美しい羽を広げる姿が用いられます。



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