古本屋で見つけて、読んでみたかったシリーズなので購入。

アーロン エルキンズ, 青木 久恵, アーロン・エルキンズ
暗い森

これはスケルトン探偵シリーズの三作目らしい。どれが一作目だかよくわからなかったので、とりあえず買ってみました。まあ初期の作品には違いないので違和感はなし。

ギデオンという人類学者さんが主人公です。骨の一片から、その人間を推測できる専門知識を持った人。

今回は、7年前に行方不明になったハイカーの骨ではないかと依頼が来て、そこから展開していきます。殺されたのは確かだが、殺され方がおかしい(これも骨に残された痕からわかる)。いったい何が?

これからカップルになるらしい、もう一人の主人公のジュリーとの出会いとその展開も入っているので入門としてはいい本だったかも。何冊も出ているらしいので、しばらく楽しめそうです。


出てくる登場人物が、とても魅力的に描かれているので安心して読めます。ギデオンの恩師の老学者なんかもとてもいい味を出しています。こういうディティールがきっちりしていると物語っていいんですよね。