※文章、画像ともに編集途中ですが気力が無くなりそうなので先行公開します(笑)



新潟を出発して北へ4時間走る。
 
由利本荘で山側へ進路をとり、大曲方面へ。
 
河口から60km以上上流部、この流域が自分の雄物川でのメインエリア。
 
2018年に初めて訪れて2019年に見つけた、とある上流部の瀬。
 
2020~2022年はコロナに縛られて来れなかったので、3年ぶりの秋田。
 
まだあの瀬にスズキはいるのだろうか?



2023年は5回雄物川へ行った。
 
 
 
初回は6月22日。
 
過去2年間は8月に訪れていたので、この時期は初めて。
 
鱸釣りでは最上流部になるであろうエリアにエントリー。
 
到着したのは夕マヅメも終わりかけの薄暗い時間。
 
対岸付近でボイルが聞こえる。
 
トップと言う時間でもないので、K2Rをキャストする。
 
ガンガンの瀬からの流れの開きにK2Rとラインを落とす。
 
ウェイトを戻してドラッグが掛からないようにルアーを流す。
 
ある程度流してラインでルアーを引っ張りそうになったら

ロッドをあおりラインを水面から剥がしラインメンディングする。
 
それと同時にノーテンションで流れていたK2Rが引っ張られ瞬間的に平を打ちながら水面下に潜る。
 
水平姿勢で水面に再浮上した瞬間…
 
ボシュッ!っと水柱が上がった。
 
一気に竿に重みが掛かった。
 
80cmは超えていそうな魚だったがとにかく元気が良く鰓洗いと突っ込みを繰り返す。
 
足元まで寄せてからの突っ込みにバレそうだと思うも、案の定フックアウト…
 
2023年の初日の雄物川は良型1バラシで終了。
 
翌日。
 
宿にしているネットカフェを3時に出発して3時半にはポイントへ。
 
明るくなりジャスティーンですぐに1本キャッチ。
 


難しいことは無く、魚がいてピンにルアーが入れば素直に食ってくる。
 
時期が早いのか連発はしなく、1本で終わってしまったので下流側に小移動を繰り返しながら新規ポイントの開拓を試みる。
 
久しぶりに訪れた雄物川河川敷は工事が多い印象。
 
ただ、林が伐採されていたりして場所によっては川へのエントリールートが工事によってできているところもあった。
 
河口から60~50kmの範囲をランガン。
 
割と水深がありそうなエリア。
 
全体的に流れが緩くトロンとした流れ。
 
岸際にははっきりとしたブレイクがある。
 
その上をジャスティーンで輪切りにしながらスピーディーにチェック。
 
生命感はあまりなかったが50cm程の魚が出てくれてキャッチ。
 
コンディションはあまりよくない。
 
次のポイントへ。
 
何もわからず川へ出てみると、雄物川らしい岩盤エリア。
 
明らかに見てわかるようなスリットが何本かある。
 
シングルフックチューンをしてきたシャルダス20をキャスト。
 
1投目で引っ手繰るような当たりで50cm程の魚をキャッチ。
 
こちらもコンディションはいまいち。
 
更に下流側に移動し川の中央に小さな中洲が点在する地形変化の多いポイントへ。
 
瀬落ちのような地形になっていてとても魅力的な流れ。
 
時間は9時頃になって初夏の太陽が水面を照らしている。
 
目ぼしい変化を片っ端からジャスティーンで撃っていく。
 
反応無く着いていないかなと思いつつ投げていると不意に良型が瀬落ちから飛び出してきた。
 
びっくりして対応できなかったが、フックには触っていない様子。
 
しかし、セカンドバイトは無くそのまま終了。
 
対岸に渡り、今度は川を上りながらランガン。
 
昼休憩をとりつつ、最上流部の瀬で夕マヅメを狙うも反応無く、初回の雄物川はフッコ3匹で終わってしまった…。
 
 
 
 
そして7月。
 
秋田では大雨が降り、雄物川は一部氾濫。
 
8月になりライブカメラで水色を確認しながら、行こうか行かないか…
 
 
 
水位、水色も問題なしと判断して8月12日、再び秋田へ。
 
23時に新潟を出発して休憩無しで大曲へ。
 
秋田は雨が降っていた。
 
朝3時には到着して準備。
 
3時半頃ポイントへ到着。
 
洪水の地形変化や被害を心配していたが、上流部は水位が低かったのか、ほぼ変わらずだった。
 
河原に若干、泥っぽいゴミが溜まっているだろうか。
 
まだ薄暗いのでK2Rからキャストする。
 
ボイルは無し。
 
いつも通り、ノーテンションで流しつつ、たまにワンアクション。
 
1投目からボシュッ!っと水柱が上がった!
 
前回のバラシのトラウマが頭をよぎりつつ…
 
今回は無事キャッチ。





痩せ気味だが80cmを超える良型。



K2Rを頭から丸呑みしてリアフックが僅かに見えるのみ。
 
バラシの心配は皆無だったみたい。
 
洪水後もこの流域に魚が残っていてくれた。
 
何度か投げたところでライントラブル。
 
重症だったが気合で直した。
 
飛距離が絶対のポイントなのでスプールエッジギリギリまでラインを巻いてコーティングまでして来たのが仇になったか。
 
明るくなったのでトップの釣りへ。
 
狙いのピンにジャスティーンが入ると早々に1匹キャッチ。



3匹目を狙っていると雨が強くなってきて土砂降りに…
 
雨の中、黙々とキャストする。
 
キャストが決まって渾身の飛距離が出たところでバイト!
 
フッキングを入れると…
 
ツンッ!と言う感触と共に、手元から高切れ…
 
魚にルアーを残してしまったのも申し訳ないが、
 
これからという時間にラインを60mロスト…
 
ラインは200m巻いてあるので残量は十分だがスプールが痩せて飛距離が全く出なくなってしまった。
 
急いで車に戻り、ラインを巻き直す。
 
30分時間をロス…
 
そして勢いを増す雨…
 
トップに反応があるが誤爆が多い。
 
そして反応が無くなったのでミノーのジャーキングにチェンジする。
 
ブローウィン165のジャーキング。
 
これもいいところに入れば一撃で食ってくる。
 
すぐにバイトしてきた。
 
川面には落ち葉が流れてきてそれなりに増水していることを示している。
 
流れが重くなってきて魚を寄せるのに少し苦労した。
 
70cm程だろうか。
 
足元まで寄せたところで粘る。
 
雨とヘタリ気味のドラグワッシャーが重なって、ドラグの動きがやや悪い。
 
良い魚で竿をのされ気味に突っ込まれたその時…
 
パツンッ…!
 
と、またしても嫌な感触………
 
なんとスナップの結び目からブレイク…
 
魚を掛けてのラインブレイクはここ数年でも数える程度しかないけど2匹連続でショック…
 
そしてヒットルアーを失ったのでまたしても車に戻りブローウィンを補充。
 
立ち位置に戻って釣り再開。
 
時間が空いたのでまたトップから投げてみることに。
 
流れ、濁り共に増してきているのでラトルでもアピールできるジャンピンミノーのデカい方を投げる。
 
早目のパニックアクションで引いてくると川のど真ん中で魚体を出して70cmクラスがバイトしてきた。
 
フッキングを入れるも乗らず…
 
そして、ティップにラインが絡み、解こうと手を止めると
 
止まっているジャンピンミノーに再びバイト!
 
が、またしてもフックアップせずにその後のフォローでもバイト無し。
 
そうこうしているうちになんだか川の様子が変わってきたような気が…
 
ここでポイントを休ませるために移動。
 
少し上流に行ってみると…
 
みるみる泥水になり川は濁流に…
 
洪水明けで降水に対して川が敏感になっている様子。
 
とはいってもこれでもかと言うくらいの土砂降り。
 
80cmオーバーも釣れたしバイトはいっぱいあったし、満足して帰ることに。
 
移動往復8時間、釣り2時間(笑)
 
苦し紛れに、昔良い釣りができた子吉川に行ってみたが水温がお湯…
 
極めつけに死んだスズキが流れてきた(笑)
 
これにて諦めて帰宅。
 
 
 
8月17日。
 
前回の増水も収まり、理想の水位よりも高いが今回も弾丸雄物川。
 
23時出発、3時着。
前回のラインブレイクとロストが怖くて、ジャスティーンだけでも4本ボックスに入れた(笑)
 
いつもの瀬、いつものジャスティーン。
 
いつもと違うのは、やはり水位が若干高く立ち込めないのと
 
対岸付近の流れが緩いピンがより対岸際になっていて微妙に届かない。
 
しばらく撃つも反応無し。
 
ダメか…
 
流れが強すぎて流心に魚が着いていない時は、岸際を狙うのがセオリー。
 
対岸は届かないので、ドアップで自分のいる側の岸を撃ってみた。
 
これが正解でジャスティーンにいきなり水柱が上がった。
 
しっかり乗るもお決まりのバラシ…
 
良型だった…
 
気を取り直して同じピンを撃つ。
 
そして再び水柱!
 
良型が溜まっている。
 
慎重にやり取りして今度は無事キャッチ。




細いけど80cm後半はありそうな魚だった。
 
その後、やや上流側に立ち位置を取り直し、流れの中にある流木のヨレにキャスト。
 
またしてもこれでもかと言うくらい気持ちいい水柱を上げて元気の良い70cmクラスがヒット!
 
しかし、魚と流れが強すぎてバラシ………。
 
流石にバラシ過ぎたのか反応が無くなる。
 
見切って上流部をランガン。
 
最上流部以外は増水で溜まった泥が本流に舞っていて嫌な濁り方をしている…
 
6月に良さそうだったポイントは絶望的な状況になっていた。
 
日中は上流域のポイント開拓に走り夕マヅメに最上流域へ戻って来た。
 
やや減水傾向。
 
トップを数投して反応無く、ボイル待ちをしようと気配を消して待っているとアングラー登場。
 
このポイントで初めて人に会った。
 
少し話をしてボイルは無いがいい時間なので釣りを始めることに。
 
流心に数投するも反応が無いので朝反応が良かった岸際のピンへカゲロウをキャスト。
 
1投目でカンッ!とショートバイト。
 
同じとことに撃ち返して今度は水面から飛び出してバイトしてきた!
 
50cm程だろうか。
 
しかし、残念ながら乗らず、その後もバイト、ボイルは無く新潟へ帰宅した。
 
 
 
9月9日。
 
やはり、水位が高い日が続いてテレメータとライブカメラをひたすらチェックする日々。
 
今か今かとタイミングを見て、4度目の雄物川。
 
水位は平水より微増といった感じ。
 
スズキに飢えているので最初に入るのはもちろん手っ取り早い最上流部の瀬(笑)
 
ここを撃つ為に4時間走って来ていると言ってもいい。
 
とても魅力的なポイント。
 
あまり覚えていないが、画像データの撮影時間を見るとエントリーしてから1時間後くらいに釣れていたよう。



60cm程の魚だが上から見た時の厚みが素晴らしいコンディションだった。



秋らしい魚だった。
 
その後、漁師のおじさんが船を出しに来たので入れ替わりで移動。
 
更に上流のポイントに入った。
 
初場所にエントリー。
 
川に降りるのに結構な落差があったが、
 
地元の方が作ったであろうルートを見つけてそこから降りることができた。
 
基本的に川に浸かりながらエントリーするような場所は上りながらエントリーするようにしているが、今回は下りながらエントリーするので細心の注意を払ってエントリーする。
 
100mほど下ると支流との合流点へ。
 
本流の水深は浅くチャラ瀬が続いている。
 
支流側は激浅でくるぶし程。
 
本流に合流したところで80cm程度ガクンと落ちている。
 
水色はジンクリアに近い。
 
もう少し水量があれば面白そうなポイントだが…
 
浅すぎてトップしか引けないのでジャスティーンを選択。
 
時間は13時。
 
時間を考えると実に釣れなさそうなシュチュエーション…
 
よそ見をしながら下流から引っ張ってくると炸裂音と共に竿が引っ手繰られた!
 
流れが速い瀬の上に立っているので非常に魚が寄せ辛い。



まるで渓流釣りをしているようなシュチュエーション。



雄物川での最上流記録を更新。
 


少し休んで夕マヅメ。
 
いつもの瀬。
 
若干水位が高く、いつもより飛距離が必要。
 
ジャスティーンだと微妙に届かないのでシャワーブローズに更にウェイトを張ったものにチェンジ。
 
理想のピンに落ち、これは食ってくるだろうと思いつつアクションさせているとド派手に水面を割ってバイト!
 
しかし、乗らず…
 
同じポイントに再びキャストすると、またしてもバイトしてくるも乗らず…
 
恐らく70cmくらい。
 
その後はバイトが無くなってしまった。
 
このまま夕マヅメを待っても良かったが、日中の合流点が気になり暗くなる寸前に入り直してみることに。
 
期待していたが、合流点では反応無く、宿にしているネットカフェへ。
 
翌朝、3時に出発し、いつもの瀬へ。
 
しかし、朝マヅメは珍しく不発。
 
上流、中流、最下流とランガンしながら移動するも最上流以外は洪水の影響なのか極端に反応が悪い。
 
苦手なのもあるけど。
 
夕マヅメまで粘るメンタルが保てなさそうなので帰りながら最上川に行ってみることに。
 
最上川、中流~上流域をランガン。
 
流れは非常に魅力的だったが、水が腐り気味の茶色い濁りをしていて何とも言えなかった。
 
9月の清流域はどこの川も厳しい。
 
と言うことで、2日目はノーフィッシュで帰宅。
 
 
 
9月17日。
 
5回目の雄物川。
 
16日の23時に新潟を出てくる日帰り弾丸パターン。
 
4時にいつもの瀬に入るもバイトは無し。
 
落ち鮎目前の非常に厳しい時期。
 
最上流~上流域を広範囲にランガン。
 
あまりやる人はいないと思うけど雄物川横断もしてみた(笑)
 
2つの支流の中もチェック。
 
スズキ釣りというより川を調べることに時間を使った。
 
上流域~中流域にかけては鵜やミサゴが多く、鮎が落ちていることが伺える。
 
しかし、目視できる落ち鮎は無し。
 
鮎とスズキがいまいちリンクしない。
 
夕マヅメ。
 
迷いに迷ったが自信のあるいつもの瀬へ。
 
日没後薄暗い時間も魚っ気は全く無し。
 
が、そのまま待っていると対岸のたるみ付近からボイル音が聞こえ始める。
 
そしてボイルは徐々に流心でも。
 
K2Rを中心にフローティングルアーをローテするもシビアで食わせられない。
 
最上流部のボイルはどの川も難しい…
 
ほんの少し、水を噛ませて流そうと思い、アイザー125へ。
 
アップクロスで投げ、ドラッグが掛からないように流心を流す。
 
ボイルがあった付近でワンアクション入れると吸い込むようなバイト!
 
が、惜しくも乗らず…
 
20時まで粘るも、翌日仕事なので諦めて帰宅…
 
最終的に魚の群れの前に立つことができたがノーフィッシュ。
 
圧倒的貧果が多い自分の釣行だが、さすがに秋田まで来てボウズは精神的にキツイ(笑)
 
だが一筋縄ではいかないのが川鱸釣り。
 
ただ魚が釣れるだけでは満足できないのである。
 
10月も雄物川を訪れようと思っていたが、連日の熊被害のニュース。
 
今年は秋の雄物川に行けるだろうか(行く気力はあるだろうか)…(笑)
 


 
 
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