中国の本質を知る最高の解剖学とその処方箋が本書に掲載されています。
【中国ガン】分裂させよ

中国は解体できる
 中国ガンが日に日に膨張し、絶えず遠隔転移している。
このままではいずれ地球全体も壊滅する。


それを防ぐ方法はたった一つ、中国を分裂させて無害化することだ。
 中国の根深い「大一統思想」とは膨張思想そのものだから、勢力を拡大し続けなければ政権が持たない。

一方、そのでっかい図体を維持するためには資源を掠奪し続ける。


ところが、掠奪政策によって求心力より遠心力が働き、分裂の可能性も高まる。
だから、中国はこれまで統合と分裂の歴史が繰り返されてきた。
 

 大一統思想は宗教のようなもので、中国人の心の拠り所になっている。
しかし、分裂した方が自分は豊かになると知れば、大一統思想はたちまち崩れてしまう。
ふだん、愛国を叫ぶ中国人たちは、外国へ出られるとなると競って国を捨て、外国人になる。
だから、アメリカでも日本でも帰化申請者は中国人が多いのだ。
そのぐらい中国人の結束はもろい。

孫文が中国人は砂のような民族だと嘆いた気持ちはよくわかる。


 中国の分割は不可能だと思われがちだが、実は歴史を見ると、中国が一つの国である時期よりばらばらの状態だった時期のほうが長いのだ。
 中国は今でも、日米欧とは異なる皇帝統治の国家である。

 

 つまり「中国共産党」という仮面をかぶった皇帝支配が行なわれているわけだが、この国では古来「天高皇帝遠」というように、皇帝の存在は天と同じように遠い存在であり、民衆にとっては関係ないと考えられてきた。

 

 また、他の近代国家のように法律が社会の隅々にまで及んでいるかと言えば、決してそうではない。


 今の中国は共産党の一党支配下で中央集権が行なわれているように見えるが、実際に共産党政権が徹底支配しているのは軍、言論統制、そして情報だけなのだ。

 

なぜなら、よく言われるように、この国では「令不出中南海」(命令は中南海より外には及ばない)、「上有政策下有対策」(上に政策があれば、下にはそれへの対策がある)で、地方の官僚たちは中央などお構いなしでやりたいことをやっているのが現状だ。 

 

たとえば人口の六割が住む農村では、勝手な名目で勝手に税金を徴収している。

税金は政府にとっては権力の源だ。

それを自由に徴収できるということは、地方には中央の統制が効かないということだ。


 だから、中国をバラバラにするというのは決して難しいことではない。

共産党の一党独裁が終われば、その瞬間にこの国は分裂するのである。
   (史実を世界に発信する会)