《NYT記者は記事を書く時、取材はしないのだろうか?》

石川 久遠

日本政府、外務省は自国への不当な誹謗・中傷には断固、抗議すべきだが、そう言った事態が生じた場合に日本側から公式に強力に抗議する事は非常に稀である。無いに等しい。 

(以下、NYT記事引用)

ニューヨーク・タイムズは2014年12月4日付の社説で「日本の歴史のごまかし」と題し、「日本では右翼政治勢力が安倍政権に後押しされて、第2次大戦中に日本軍が何万人もの女性に売春奉仕を強制した恥辱の歴史の一章を否定する威嚇的な運動を実行している」と論評した。
同社説は更に、慰安婦強制連行を否定する日本の動きについて、「この強制連行を、戦争で敵だった側が捏造した大嘘だとして否定する政治的努力は勢いを増している。
歴史修正主義者たちは河野談話での謝罪をも撤回させようと努めている」と述べた。
その上で同社説は、「ナショナリスト的熱狂を煽る事を意図する安倍政権は、日本が女性たちを性的奴隷へと強制徴用した事についての1996年の国連人権報告の修正を求めたが、拒否された」とも記していた。 
同社説はまた「朝日新聞が1980年代と90年代に出した記事の一部を撤回した事に乗じて、日本の右翼が朝日新聞を攻撃し続けている」として、朝日新聞に誤報記事を書いた植村隆記者の最近の「右翼や超国粋主義者が暴力的な脅しで私たちを黙らせようとしている」というコメントを紹介した。
更に同社説は結びの部分でも「日本は朝鮮半島やその他の地域で何万もの女性を強制連行して性的奴隷にした事を認めた経緯もある。
それが歴史的な真実なのだ」と強調した。
併し、同社説は強制連行の根拠については、「日本の主流の学者の多くと日本以外の研究者の殆んどは、多数の慰安婦の証言に基づき、この慰安婦制度によってアジア全域で日本軍将兵が女性に性的暴行を行った事を歴史的真実として断定している」とだけ述べていた。 

(以上、NYTの記事引用)

米国の大手新聞はいずれも明確な根拠を示さないまま、「慰安婦は日本軍の組織的な強制連行による性的奴隷だった」と断じ、朝日新聞には誤報はなかったかのように弁護している。米国ニュースメディアの日本非難は、事実を無視して、自分たちの特定の日本観を押しつける明確な意図を持っていると断じざるを得ない。

更に、韓国に於ける「米軍慰安婦、訴訟問題」はご存知ないらしい。捏造された日本軍性奴隷に酷似しているから取材はさぞかし楽であろう。朝日新聞社内に支局を持つNYT記者はぜひ韓国に取材に行くといい。たまには本当に取材して記事を書くのも悪くはないと実感できる事、請け合いである。

日本も米国も、マスメディアというものは実に「軽薄」で「真実を徹底的に追求」するのを忌避して、ただひたすら正義の側に立って「悪」を追求しているかの如き思い込み行動を自分たちだけで演じて自己陶酔に浸っている。

米国ニュースメディアであれば、自国の国立公文書館のデータにアクセスすれば、戦中戦後に米兵が慰安所で慰安婦から聞き取り調査した以下の様な事実を簡単に知る事ができる筈である。
以下は米軍が1944年8月、ビルマでの日本軍掃討作戦で捕虜にした朝鮮人慰安婦20名に対する聞き取り調査であり米軍の公式資料である。

------------------(以下、抜粋引用)

第二次大戦中に米軍が独自に行ったビルマでの、朝鮮人慰安婦20名と慰安所経営者2名の尋問調書。

Report No. 49:Japanese Prisoners of War Interrogation on Prostitution

報告第49号:売春に対する日本人捕虜の戦時尋問(抜粋)

UNITED STATES OFFICE OF WAR INFORMATION

このレポートはビルマ、ミーチーナ陥落後1944年8月10日前後の、掃討作戦により捕らえられた、20人の韓国人「慰安婦」と、2人の日本民間人の取調べから得られた情報である。

このレポートは日本人がどのようにして韓国人「慰安婦」を募集したか、彼女らの生活、仕事の状況、彼女らの日本軍人に対する関係と反応、そして彼らの軍事情勢に対する理解度を明らかにする。
【「慰安婦」とは、売春婦にすぎない。】もしくは「野営追随プロ」、軍人の利益の為日本陸軍に付属する。「慰安婦」と言う言葉は日本人特有のものである。

彼女らはビルマの他の所と比べて高級地近くに住んでいた。この事は彼らのビルマ2年目では特にそうである。彼らは贅沢に暮らした、それは彼女らの食事や物質は大量には配給されず、【彼女らが望む品物を買えるだけの十分なお金を持っていた】からである。彼女らは服、靴、タバコ、そして化粧品を買え、実家から慰問袋を受け取った【多くの軍人から、多くのプレゼント】を貰っていた。
ビルマに留まっている間は将兵と共に、【スポーツイベントに参加したり、ピクニックに出席したり、娯楽、社交ディナー等で彼女ら自身楽しんだ。彼女らは蓄音機も持ち、町の中では買い物に行くことも許された。】

彼女らの業務状態は陸軍規定の元にあり、過密地域では規則は厳格に実施された。陸軍は過密地域では金額、優先順位、各種の部隊が過密して働いてる地域での計画が必要だと考えた。取調べによると、平均的なシステムは以下の通り。

1.兵士……10AM~5PM………1.50円……20~30分
2.NGO…… 5PM~9PM………3.00円……30~40分
3.将校……9PM~12PM………5.00円……30~40分
大抵1日に付き、部隊から2人が兵士らを識別する為、建物に駐在した。秩序維持の為に、憲兵も見回りに勤めた。
日曜……18師団、司令部、所属
月曜……機甲部隊
火曜……工兵
水曜……休日、毎週の健康診断
木曜……衛生兵
金曜……山岳砲兵部隊
土曜……輸送部隊

兵士は建物を訪れ、【支払い】をし、左側に順番、右側に名前の書かれた約5センチ四方のボール紙のチケットを受け取る。「自分の順番が来た時」に各々の兵士の身分、階級が明らかにされる。彼女らは【客を拒否する特権を与えられて】おり、個人が酷く酔っていた時等、頻繁に行使された。
1943年後半、陸軍は債務を返済した女性へ帰省を命令し、何人かの女性は韓国へと帰国した。
この取調べでは【彼女らの健康状態も良い】事を示している。
彼女らはあらゆる種類の避妊用具を十分に支給され、しばしば、兵士自身も陸軍から支給された物を持って来る事があった。彼女らは衛生の問題において客と自分の世話が出来る様、良く訓練されていた。
【かかりつけの日本軍医が週に1回訪れ、病気が見付かった女性は皆治療を受け、隔離され、最終的には病院へ送られた。】この同じ手順が陸軍内部でも遂行された。が、興味深い事には兵士は彼が拘束された(病気による隔離)期間の間、給料を失う事は無かった。
普通の日本軍人は慰安ハウスで見られる事は、ばつの悪い事のようで、ある女性の言う所によると、「満員で列に並んで自分の順番を待つのにも恥ずかしがりがち」しかしながら、極めて多くの結婚の申し込みがあり、ある場合に置いては実際に結婚した。

兵士はよく実家からの雑誌や、手紙や、新聞を受け取ることをいかに楽しみにしているか表現したと言う。彼らはまた、缶詰、雑誌、石鹸、ハンカチ、歯ブラシ、小さな人形、口紅や服であふれた慰安袋を受け取った事にも言及した。
口紅と服は女性の物であり、彼女達は何故実家の人達がそのような物を送るのか理解出来ないが、送り主は彼女自身か、現地の女かしか受け入れられなかったと憶測する。

--------------------(以上、抜粋引用)

米国ニュースメディアは自国の公文書さえ無視して「慰安婦20万人強制連行」「日本軍性奴隷」説を史実として取り上げる。こう言った米国ニュースメディアに日本政府は正面から抗議したり、訂正を求めたりしない。米国の国立公文書館の資料に基づく記事訂正の声にも米国メディアは「歴史修正主義」と批難するのだろうか?
韓国の常軌を逸した横暴を糺す答えは『日米関係正常化』の中にこそあるのではないか。

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▪️【テキサス親父】慰安婦は売春婦!証拠はコレだ!と親父ブチギレの巻!
http://www.youtube.com/watch?v=ggQaYD37Jm4
▪慰安婦_資料
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-147.html
▪正統史観年表 米軍が朝鮮人慰安婦20名に聞き取り調査を行なった公式資料
http://seitousikan.blog130.fc2.com/blog-entry-622.html