<元駐日大使インタビュー> 「朴大統領、日本国民と安倍首相を分けて対応を」
2015年06月25日09時03分 [韓国ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]より


申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使   申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使(60、国立外交員国際法センター所長)は24日、「朴槿恵(パク・クネ)大統領が日本メディアのインタビューに応じ、韓日関係を改善するという意志を明らかにし、過去の歴史に対する我々の要求も知らせる必要がある」と述べた。

朴大統領は就任後、日本メディアのインタビューに応じたことがない。
申元大使は韓日関係について「年内に首脳会談をする日程で雰囲気を整える作業に入ったようだ」とし「重要なのは我々の決断」と述べた。

申元大使は今年1月、韓日専門家25人とともに『韓日関係、こう解決しろ』という本を出した。以下は一問一答。 

 
--韓日首脳が国交正常化50周年記念式にそれぞれ出席した。 

  「韓日関係は浮き沈みを繰り返してきた。
これまで危機をうまく乗り越えてきたのは、両国間に確固たる疎通チャンネルがあったからだ。
しかし韓日関係の主役が戦後の世代に変わり、域内では中国の浮上という変数が生じた。
こういうものが複合的に作用し、韓日関係が良くない状態で国交正常化50年を迎えた。
首脳が出てきた今が好循環に変わる契機だ。両国関係がまた上向く変曲点を通過していると考える」 

  --首脳会談に対する期待も高まっている。 

  「年内に首脳会談をする日程で雰囲気づくりに入ったとみている。首脳会談ができなかったのは慰安婦問題の影響が大きい。
朴大統領がワシントンポスト(WP)インタビューで相当な進展があると述べ、尹炳世(ユン・ビョンセ)外交部長官もこれを確認した。
残りは最終妥結まで待つのか、首脳会談を通じて最終解決に進むかだ。
それは両国首脳の決断だ。
特に韓国側の決断だ」 

 
--日本の態度変化なしに首脳会談をすれば、政府の負担が大きいのでは。 

  「韓国政府の立場では首脳会談の効果はよく知っているが、首脳会談を軽く開けないのは当然だった。
首脳会談の後に安倍首相が靖国神社に行く場合など『妥当な憂慮』があった。
幸い、安倍首相は自民党に対する統制力を確保している。
右派の反発を抑える余地があるということだ。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)政権で韓米自由貿易協定(FTA)が可能だったのと同じだ。
カギは指導者の政治的な意志だ」 

  --8月に予定された安倍首相の終戦70年談話が変数では。 

  「安倍談話は我々が満足するほどのレベルではないだろう。
しかし我々が『この程度なら受け入れることができる』というレベルには達しなければいけない。懸念されるのは、安倍首相に侵略と植民地支配を区分する傾向があるという点だ。
韓国植民地支配は合法で正当だという認識だ。そのような意味で『菅談話』は我々に大きな意味がある」
(※菅直人元首相は韓日併合100年の2010年8月に談話を発表し、併合の強制性を間接的に認めた)


--韓国側ができる努力は。 

  「朴大統領が日本メディアのインタビューで、『韓国の指導者として日本と良い関係を維持したい。しかし韓国国民が前世紀に経験した不幸を否定したり歪曲する状況では非常に難しい』という話をすればよい。今のツートラック戦略を完全に稼働する方法だ。
安倍首相だけを見るから対日外交がうまくいかない。安倍首相と日本国民を分離して見なければいけない。安倍首相は日本政治のスペクトラムの中でも最も右側にいる」 

  --韓日関係の未来50年について助言してほしい。 

  「それぞれ違いを認識しなければいけない。相手の立場で考えたり、両国間の関係だけに執着しない態度も必要だ。
共同教科書や共同歴史研究も正しい方向だ。韓日間で歴史の和解をしなければいけない。
このように長期間、過去の問題でぶつかり続けることはできない。もちろん容易なことではない。ドイツとポーランドも80年かかった。
その過程自体が治癒の過程だ」 

  --韓日関係に参考となる事例はあるのか。 

  「1963年にドイツとフランスの間で締結されたエリゼ条約だ。
包括的な交流協力計画を立てて実行することで、ドイツとフランスの間に歴史的な和解があり、これを基礎にドイツ統一と欧州統合も進展した。
韓国と日本は両国を行き来する航空便だけで週700便を超えるが、昨年の世論調査を見ると、相手国を訪問した国民の数は20%にすぎない。
両国国民間の人的・文化的交流を増やし、制度化するメカニズムを作らなければいけない」

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申ガク秀(シン・ガクス)元駐日大使、
過去歴代の大使の中でも、

最悪の輩である。
インテリぶった、冷血な男である。

申ガク秀と話しをしたことがある人間として。。。(笑)
                             坂元 育子