昨年、あんなに弱かったチームがそこそこ勝てるようになってきた。


指導者の新年会で「勝率5割を目指したい」と発言し、

周りから同調してもらっても、どこか夢見たいな感覚があった。


2月、新チームになって最初の練習試合を連勝し、幸先は良かったけど

3月は1勝5敗、4月は2勝7敗とまだまだチーム状態が上がらず、

心穏やかではなかったけど、

5月に入り急にチーム状態が良くなってきた。


予兆はあった。


昨年は負けの内容が悪すぎた。


ひとつのエラーから投手が崩れ、そのキレタ様子を見た野手が

緊張のあまりエラーをし、悪いスパイラルに陥った。

自滅のコールド負けが多かった。


今年は接戦が多いのです。


コールド負けの数がぐんと減ったのです。


4月の終わり、地区の強豪チームとの試合で

シーソーゲームのあと結局負けてしまったあと、

ミーティングであるコーチが

「先制点を取られても、切れるな!

試合の中には必ずチャンスがくるんだから、諦めるな!」と

叱咤された時から、子供達の気持ちの中で弾けたような気がするのです。


確かに、その試合では6対0から後半のワンチャンスで3点を取り、

もう少しのところで追いつけなかったので、

勝てるかもしれない!と思わせるのが子供達も感じていたようです。


5月に入ったとたん、チーム初の4連勝を飾り、

「いったいどうしたんだ!!」と言うくらい打撃力も上がり、

エースはエースらしい投球をするようになったのです。


結局、5月は4勝5敗でもう少しで5割でした。


子供達も勝つことの楽しさを知ったようで、

負け尊き野悔しさが顔に出るようになって来た。