皆さんは中学生くらいの頃、辞書で工口い言葉を調べたことはありませんか?

2012年に本屋大賞を受賞した、三浦しをん著「舟を編む」という小説の冒頭、辞書の編集者と国語学者が初めて手にした辞書について語り合っているシーンがあります。

 

「感銘を受けつつ、ちょっと色っぽい言葉を引いてみたりもしたでしょう」

「しませんよ、そんなこと」

「そうですか?わたしはさっきも申したとおり、中学のころの『岩波国語辞典』が最初でしたが、シモがかった言葉を引きまくりましたよ」

「しかし、あれはきわめて端正で上品な辞書だ。さぞかしがっかりしたことでしょうね」

「そうそう。『ちんちん』を引いても、語釈には犬の芸と湯の沸く音についてしか載ってない。って、先生やっぱり引いたじゃないですか」

 

私の周りでも、男子校だったせいか中学に入った頃には無意味に“シモがかった言葉“を引いて喜んでいた人が大勢いましたので、この小説を読んだ時にはとても懐かしく感じました。

かく言う私も、入学祝いに買ってもらった電子辞書で色々調べましたし、ジーニアス英和辞典のbodyの項目の図にもドキドキして見入ったものでした。

 

さて、つい先日調べ物をしていた時、索引でふと目に止まったのが、こちら。

全然必要としていない情報だけれど、好奇心から見てみたいという中学以来の久しぶりの感情が湧いてきて、そのページを開いてみたのは言うまでもありません(そういったことに対して、中学からほとんど進歩していないとも言うかもしれない)。

ちなみに当たり前ですが、その開いたページでは極めて淡々とメカニズムが説明されていました。

それから、「女性の〜」についても調べようかと思いましたけれど、索引に記載はありませんでした。

 

余談になりますが、私が中学生の頃には収録されていなかった女性器の俗称が、広辞苑第6版では載るようになりました。

 

 

禁欲状況

 

オナ禁・・・初日

工口禁・・・初日

短期目標(一週間)達成まで、あと・・・7日

 

少なくとも次の週末まではリセットしないようにしたいものです。