「一口飲んでみますか?」
「もう、おなかいっぱいなんですけど、残り食べます?」




私は割と潔癖なのもあって、家族以外との間接キスは、高校時代に同性の友達に飲み物を分けてほしいと頼まれて以来、ずっとありませんでした。

異性との間接キスは、中学と高校は男子校でしたし、卒業後も女日照りのまっただ中を生きてきたから、小学校(当時は異性として意識してないけど)以来、ありませんでした。
そして、私は盛大にこじらせているので、女の子と間接キスするような親しい間柄になる野郎はリア充だと思っていました。


1ヶ月と少し前のこと。
知り合いの女の子(彼氏あり、かなり年下。当然ながら脈ないし、私も何か手を出したりするつもりはない)が引っ越すということで、食事に誘われました。

大皿の食べ物を取り箸なしでつまんでいると、最初のうちは自分で食べるために取るもの以外に触れないようにしていたものの、だんだんそれができなくなって、最後はどうでも良くなってきました。


食事のあと、まだ時間も早く、話も途中だったので喫茶店に入りました。
そこで言われたのが、冒頭のセリフです。

なんでもない日に急に言われたら動揺したんじゃないかと思うんですけど、食事のときの取り分けでだいぶ感覚がマヒしていたので思いの外、冷静でいることができました。むしろ、あとになって思い出したときの方が少しドキドキします(彼氏さん、ちょっとごめんね)。


そんなわけで遅ればせながら、このブログを始めてから1、2を争うレベルのリア充っぽいかもしれないと自分では思う体験をした報告でした。

そして、女の子と間接キスしている男は必ずしもリア充とは限らないと学習しました。



オナ禁:4日目
工口禁:4日目