男性同性愛者向けの性感サービスの事を、売り専(ウリ専)と云います。


売り専は、スナック形式の店舗を構えているものと、店舗を持たずに、顧客の元に派遣するタイプがあります。
スナック形式のタイプを別名「ホストパブ」と呼ぶこともあり、派遣形式のタイプを別名「出張ホスト」と呼びます。
女性向けエスコートサイトも「出張ホスト」と呼ぶ為、「女性向け」「GAY男性向け」と冠を付けて区別します。
「GAY向け出張ホスト」の方が歴史は古いので、「出張ホスト」=「女性向け」と定義することは出来ません。
出張ホスト希望者が応募するときは、面接の担当者にハッキリと聞いてみると良いでしょう。(GAY男性向けでも、女性客を取る店もあるので、回答も正確とは云えません)

 


大きな見分け方の一つに、女性向けは「ホスト」と呼び、GAY男性向けは「ボーイ」と呼びます。


また、サイトでの所属スタッフの紹介欄に宣材写真(掲載画像・パネシャ)は、女性向けは着衣のモノ、GAY男性向けは裸体を載せる傾向にあります。更に性器のサイズや性的趣向(ゲイ・バイセクシャル・ノンケ)を記載するのも、GAY男性向けの特徴の一つです。
源氏名においても、女性向けの源氏名は、苗字と名前のセットで付けるのが一般的で、GAY男性向けは、名前だけや苗字だけと云ったパターンが多い傾向にあります。
新聞の三行広告にホスト募集の広告があるのは、ほぼ全てGAY男性向けのウリ専です。


GAY男性向けの売り専(ウリ専)は、性感サービスを旨としますが、アナルを使用した本番行為も通常業務として含まれます。アナルを使用した性感行為を含まないものは、「GAY性感マッサージ」と云う分野になります。

売り専(ウリ専)に所属したボーイには、GAYDVD制作メーカーより、オファーがかかることがあります。GAYDVD(ホモビデオ)に出演したボーイの方がプレミアが付き、指名本数が爆発的に上昇します。


GAYDVD(ホモビデオ)の出演料は、内容にもよりますが5万円前後です。(これは、人気のある女性向け出張ホストの8時間程度の指名料とほぼ同等です。)
GAYDVD制作会社は、DVDに出演してもGAY(ホモ)しか観ないので安心と云いますが、インターネットが普及した現代では、多くの一般の方も閲覧できるのでバレます。BL趣向の女性も多く閲覧するので、秘密にする方が難しいです。


売り専(ウリ専)の2大危険性の一つに、性感染症の危険性が挙げられます。HIV(AIDS)の他に、スーパー梅毒、スーパー淋病と云った感染すると治療が難しい性感染症もあります。


また、もう一つの危険性は、違法ドラッグを接種しながらのキメセクと呼ばれる行為です。当然犯罪行為ですし本来の目的である金銭を違法ドラッグに遣ってしまう訳ですから、良い未来は考えられません。
顧客にも、性感染症に感染して仲間を増やそうと云う目的で利用する人や、SM行為を目的とした人、スカトロ行為を目的とした人など、特殊な趣向を好む比率が高いのも特徴の一つです。
その他、スナック形式の売り専の場合、閉店後に自宅までつけられたという、ストーカー行為等の犯罪行為もありますので、特に注意が必要な業界と云えるでしょう。