そんなさなか 、また
の実家で後妻が家を出たという知らせが舞い込んできた。
舅は後妻が家出をすると 必ず
に電話をするのだ。舅も子供じゃないんだから自分たち夫婦のことは
自分達で解決してほしかった。
しかも私たちを巻き込むんじゃない!
しかし
は舅から連絡が入ると必ずその週末に実家へ帰るのだ。
そして私を必ず連れて行く。
行くとなると舅の後妻に対する愚痴を聞き
「お前もあんな風になるなよ」
と、ループした内容を延々聞かされる。
そしてあの恐ろしい台所(21歳(12)-台所事件簿※参照)で
ご飯の支度をしなければならない。
私にとって苦痛以外の何者でもなかった。
は身重の私に
「親父のために我慢してくれ」
の一言だけ言い残し、私を気遣うことは してくれなった。
結婚前から折角の週末にどこか出かけるわけでもなく
たまのお出かけ競馬か
の実家だった。義父はご飯が作れないわけでもないし、
体が不自由なわけでもない。
どちらかといえば年齢を感じさせないくらい
筋肉があり、体力もあった。
なので義父のためとはいえ
夫婦の問題にいちいち振り回されているのが
どうしても納得できなかった。
ついこの間お盆で
の実家に行ったばかりなのに
こんな理由で私の休日は潰れてしまう。
仕事の疲れやストレスを軽減させるための
休日なのに
の実家に行くことにより
私の疲労度はますます上昇していった。
2週間程過ぎ
が義父に電話をすると後妻はすでに帰ってきていたようだった。
しかも家出していた間に子供を出産していた。
これで義父と後妻の間に授かった子供は
合計7名にもなった。
一人亡くなっているので現在は6名。
第一子 : 長男 αアルファ
第二子 : 長女 βベータ
第三子 : 次男 γガンマ(故人)
第四子 : 次女 δデルタ
第五子 : 三女 εイプシオン
第六子 : 三男 ζゼータ
第七子 : 四男 ηイータ
丈夫で元気に生まれてきたこの子達も
親を選べない。
この家と関わって私も被害者だが
一番の被害者はこの子供達だろう。
数年後にどうなるかなんて
この時は誰も思いもしなかった。

」
だった。
にこっちにきた
」
」
」


」
とも何もなかったように
を買ってみた。
