~何処へ向かっているかなんて 誰にもわかるはずはないよ
君だけの、君にしかない 行き先が、きっと見えているはずさぁ~
なんーて抜かしたみた所で、行き先は電車の先頭にはっきりパッチリ書いてある。
しかもご丁寧に「準急」とか「急行」とかランクまで書いてある。
人生の電車に「急行」や「特急」って書いてたら、現実のラッシュアワーどころか人殺してまで乗る奴いるだろうに。
実はうまい事「超特急」に乗ったつもりでいて、夜な夜な豪華な食堂車に女の子をはべらせて、高いボトルやフルーツ盛り入れて「俺はねぇ、県庁所在地にしか降りられない男なんだぜ~」
「きゃあカッコ良いー、抱いてー!」なんて言って個室に持ち帰ったり。て事をしていたのが、運転手の不祥事で、辺ぴな山の中腹あたりでストップしてしまい、徒歩で徒歩徒歩と次の駅を探しながら歩くハメに。
ところが始発駅(※1)で各駅に乗り「負け組」とたかをくくっていた友達の各駅停車が、路線延伸により長距離列車に変貌して、今や世界中の都市をまたにかける超有名路線になってしまう・・・
ああ・・・!超特急なんて乗るんじゃなかった!誰だ!?俺に超特急乗るの薦めたの?あっ、母さんか!?
・・・という妄想はいいとして、とにかく電車の「行き先」で表示されてる街は、自然と頭に残る。
残るどころか刷り込まれて、妄想を掻き立てられる。
そして行った事もないのに、愛着まで感じてしまう。
そんな、学生時代から今まで刷り込まれてきた街、川越付近にアクション。
・・・着いてから良く考えたら、来た事があった事を思い出す。
しかし、ほぼ忘れているので、フレッシュな気分で歩く。
蔵のまち。ではあるが、となりのターミナル付近は結構大都会だ。
駅ビル・繁華街・ホストという、大都会三か条も満たしている。
でも小雨の中、しっぽりと蔵のまちを歩く。
飲食店から雑貨屋など、全て蔵作りの建物。
自然と脳内に演歌が流れてくる。ん?何故演歌なのだろうか。何処となく〝陰〟な雰囲気を感じたからだろうか。
その〝陰〟はじわじわと僕の目にも飛び込んでくる。
おせんべい屋さんの、本店とのれん分け店の確執。
「当店と●●本舗は一切関係ありません」
「●●屋と当店は、親戚関係でもなんでもありません」
という張り紙を目にする。これは大変な〝陰〟だ。
さらに、このこじんまりとした観光地である蔵のまちに、太っとい道路を通そうという、商店会と川越市の確執。
お役所丸出しの市 VS 誰のお陰で税収上げてんだの商店会。
これも大規模な〝陰〟だ。
そしてその様子を傍観し、あざ笑うような風格の重要文化財(※2)。
そんな〝陰〟をザバッと洗い流したくなり、路地に入り地ビールを飲ませてくれる店へ。
「ビールひとつ」というと店のおやじ「おつまみいるかい?」。
サービスで付いているらしい。出てきたのは、カオスで茶色い煮物。
パッとひと目では材料の事など分からない代物。でも、ここは頂かねば男がすたる。
そしてひと口。・・・これは、脳幹がしびれるほど、うまい!
オフクロの味というか、オヤジの味。朴訥な風味が突き抜ける。
冷静になり、材料をスキャンする。
・キャベツの千切りの余り
・ひき肉、のようなもの
・ウィンナーのはじ、のようなもの
・良く分からないキノコ①(エリンギに近い)
・良く分からないキノコ②(しめじに近い)
・かまぼこのはじ、のようなもの
・モツ、のようなもの
あまりにキノコ①が旨く、ビールにとても合うので、店のおやじに何のキノコか聞いてみた。
「ああこれね?、俺が好きな奴なんだよねー。旨いだろ?何て言うんかねー?」
絶対にまた来ます。
※1、「いざさーらばー、さらば友ーよー!」とみんなで歌った頃。
※2、現役の銀行。本当に建物内に電気が付いてて、人が働いてた。
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