運悪く、他の席から死角になっている席に案内された。


「こっち側に座ってよ」


居酒屋で、4人座れるテーブル席でなんで並んで座らにゃいかんねん。


「だって隣に座りたいんだもん」


こっちゃおめーの隣に座る気はねーん…
唇を塞がれた。


弾力のある唇だった。ちょっと待て自衛○ってのはこんなとこも鍛えてんのか。
いやマテマテマテマテいくら死角になってるとはいえ、なにしてるか周りに伝わるだろ。
注文したビールとイカのゲソ揚げが来ても彼は僕を構うのを止めない。
つうかなんで腹いっぱいなのに頼むんだゲソ揚げ…


「ちょ、ここ普段よく来るしあちこち触るの止めろって」


「大丈夫、見えないでしょ」


「こっち側2人で座んの不自然でしょ」


「気にしない気にしない」


気にしないのはお前だけだ。つうかべたべた触んないでビール飲め。


「もう酒は要らない」


じゃあなんで頼んだんだビール!?
完全にバカのペースだった。なにくそ、負けない。


「あのさ、こーゆうの嫌いだよ、居酒屋ですることじゃないよ」


「じゃあ、出ようか」


結局彼は注文したものをほったらかしにして店を出た。
僕の手を取ってさくさく歩いていく。


「おいおいおいどこ行くのさ」


「えーっと、ホテル」


ほてる!


エ、ホテル!(二度見)


…僕はもう何も言えなかった。
…いいや、負けでいいや。珍獣の魅力に負けました。



「俺、するの久しぶりかも」


皮の長い男だった。被っているのはほっかむりをしているようでどこか愛らしい。
手で引きずりおろして剥き出しになった敏感な部分をに
口に含む。
彼はうんうん唸って耐えていたが僕の頭を持って制する。


「だめだめ、出ちゃうよ」


それでも彼のものがMAXになることはなかった。明らかに飲み過ぎだと思った。
しかし、今考えてみると、奴は2次会には居なかった。
その間後輩たちを引き連れてどこに居たかを考えれば、理由は飲み過ぎではない。


稚拙だった。でも高校生のようで可愛かった。




後日、結婚式に参加していた友人たちに 「付き合うことになった」 と報告した。


「なんでそうなるの!?」


はい。僕もなんでそうなったのか知りたいです。
どんな顔だっけ、という話だったので彼に写メを送るよう速射。
後輩の携帯のほうが性能がいいと、自分の携帯で撮ったものと2枚送ってきた。
画像の良し悪しはどうでもいーのだが、そうか。コイツ誰かに似てると思ったら。


○道お兄さんソックリだわ…。




(ロケットランチャーの男 え、続くの?3へ続く)




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