シシさんは部屋に着いた途端、スーツをポンポン脱ぎ始めた。
Tシャツとパンツ姿になると縦型のプレス機を引っ張り出して、
スーツのパンツを僕に渡した。


「挟んで、おれこっち押さえてるから」


僕が直した場所を彼が直した結果、プレスする寸前ラインが合ってないと
思った。いいのかな…?これで。


電気を薄暗くするとベッドの上でTシャツとパンツを脱いで、彼はいつものように
裸族になった。
こうして彼のホテルへ転がり込むと、まるでホteトル嬢みたいだ。
一体、何を期待してここに来たのだろう。
だんだん自分のしていることがわからなくなってきた。


だいたい、彼がどういう認識かはともかくとして、僕は彼とどうなりたかったんだろう。
積極的なプランが頭に浮かばない。僕はどうしたいんだ?


布団をめくって彼の隣に寝ようとすると、


「服着たまま寝るの?」


と、問われた。
なんかいよいよそれっぽくなってきた気がする…と虚しさが去来した。
ああ、そうか、じゃあ…と僕は彼に背中を向け服を脱いだ。
シシさんは 「やったあ!」 とはしゃいでいたがそれがどうしてかわからなかった。




その日は僕が彼を攻めた。
ガツガツに奉仕されるのに慣れてない彼は身を捩って、果てた。


「はぁ…はぁ…はぁ…まだ先っぽ触られてる感じがする…」


「結構長い時間触ってたからね…なかなかいかないんだもん」


「ていうかさ、ハンターちゃん攻めるとか言っても喉の奥突くと、Mの声出すじゃん。
俺、途中からSっ気抑えんの大変だったんだけど」


「そのまま全開にしてくれても良かったのに!」


やっぱり、彼に支配されたほうがいいなぁ…。それに最後まで僕を触らないとは
思わなかったし…。
でも実は前回彼が中で萎んでいくのを感じたから、なんとなく遠慮してしまった。


これか!そうかここか!

僕のこのしょんぼり感の全てはここのある!


僕のman湖がシシさん好みじゃないのかなという
疑念から積極的になれないのか!



気付くのが遅すぎた。いや、気がついてもどうにかなるわけではない。
だって僕のものは僕のもので、ホールだけ替えるってわけにいかないんだから。
そこはまん込みで愛していただかないと。


愛していただく?
そうか。


僕はシシさんに愛してほしかったんだ。
いや、シシさんじゃなくても、誰かに。



(気後れ 4へ続く)



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