「ほんっとごめん」


後日リリオがした行為について話すと、花織はまず詫びた。


「いいよ。だってあいつが付けなかったのは花織のせいじゃないじゃん」


僕は煙草を吹きながら、かったるく言った。
もう起きてしまったことだし、どうでもいい。
彼はいい男じゃなかった。
その化けの皮が剥がれただけでも十分儲けもんだ。



「そんな子だとは思わなかった…店長に報告して出禁にするわ」


「いやいや、あたしも注意しなかったし」


「それこそハンターちゃんの責任じゃないじゃん」


「まあまあ。次回来てみて様子見て、でいいんじゃない?
店長から怒られたら背筋も凍ろうて」


こういった具合で僕は甘い。
優しいのではない、単に甘い。


しかし、このとき掘り残した根っこがまた芽吹いてくるとは思いもせなんだ。
何が甘いって、結局詰めが甘い…。



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乙女心とハプバーと