僕の性欲は、グンと減退したように思った。
その結果、ハプニングバーでの過ごしかたがすっかり変わってしまった。


モンさんにキッパリ別れを告げた訳ではないが、
僕を一番と認めてくれたことにより、何かが終結していた。


て言っても…体のことだけですけどね…。
舐め上手ってどうですか…?褒め言葉として受け取っていいですよね…?


あれだけ彼に向けた苛立ちの感情は、雲を散らすように消えていた。
僕の心は晴天であって、店のカウンターに座っていても、
ゼリー状のO3を胸いっぱいに吸って、
ムニャムニャ、もう食べられないよ…
と寝ぼけたことを言う妄想をするくらい幸せだった。

(安い…あまりにも幸せになるネタが安い…)



以前会ったことのある男性達は、大抵僕をベタベタ触りだし、
思わず顔に出てしまいそうなくらい嫌悪感を抱いた。
断っているのにあまりにもしつこい男性には、


「触んなって言ってんだろ」


母ネコが子ネコを叱るネコパンチ並の速さで僕はばちんと扉を閉めた。
たまりかねた男性も、


「じゃあなんで此処に来てんだよ」


と応戦。


今更何を言うか…決まってるじゃん。


「飲みに来てます」


当初のコンセプト、
『ハプバーで安く楽しくエロなしで飲もう!』
が復活しつつあった。
それはそれでゴムがどーのとか、関係がどーのとか、
気にしないで良い楽しい時期だった。



が。
楽しく飲むだけで、ハプバーに週3度も通っていられる訳が無い。


やっぱり切れ長のつり目だとか、まあるいタレ目だとか、
筋の通った肉付きの薄い鼻だとか、
美しい骨格の上につく柔らかい筋肉とか、


そういう男子が上半身裸で隣に座って、狙わないわけにはいかない。


僕がまったりしていたのはほんの数週間で、
また悪い虫が動き出すことになる。




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乙女心とハプバーと