「発芽 1」が携帯で見れないようです。
気を遣って表現しているのですが…申し訳ありません。
あらすじをお話します。


~あらすじ~

モンさんは、前遊んだ女性に会いにハプバーへ行く。
僕はそれにムカつきながら疲れ果て、彼を諦めようと、
最後を見届けに店へ行く。


みじかッ!
この内容であんなに行数いるのか…?


…まあ、がっかりせずに元気にいきましょうか。
本文です。
 ↓↓




能面の顔をした僕は、ハプニングバーへの道すがら、
ビルの隙間に置いてある大人のためのフリーペーパーを取り、
黙々と歩を進めた。


僕の今日のミッションは 『彼を諦めること』 だ。
それ以上でもそれ以下でもない。
もう何も要求しない。爪の先ほども希望を持たない。
暑苦しい嫉妬心ともこれでお別れだ。




店にはまだ、モンさんは来ていなかった。
僕が案内されたカウンターの隣には、全体にもっちりした男性。
広い額に長い前髪が一筋うっとおしい。


「あれ?Bハンターちゃんだよね」


ああん?
僕は完全にふてているので、ろくすっぽ顔を見ていなかった。
見たことあるな…随分前に1度会ったことがある。
以前より髪が伸びていたので気付かなかったらしい。


「あ~…どうもお久しぶり…」


よく話すというか、次から次へと言葉が出てくる男性だった。
僕は上っ面だけを滑るようなおしゃべりな男性は好きじゃない。
このもっちりさんはまさしくそうだった。
きっちりガードしとこ…


「いやあ、最近フリーペーパーにハマッてんのよ」


頭をてんこ盛りにしたアイライナーの不自然な女の子が表紙の
本を見せ、カウンターの上に開いた。


「ええ?そういうのって見るの男だけじゃないの?
女の子見て楽しいことあるの?」


…うるせーよ…
の感情は消して表面的にはダルそうに、



「もっちりさん甘いねぇ~。知らないことを勉強してこそ女は磨かれるのだよ」


僕のキャッチフレーズは“八割ハッタリ”だ。
どうでもいいことを説得力タップリに語らせたら天下一品。
彼のペラペラなトークになんぞ、負けん。
そのまま本に目を落とし、僕はただただ無言で読みふけった。
店員にはあらかじめ話してあるので問題はない。





しばらくするとカルアちゃん来店。
僕は挨拶をして磯巾着頭の顔の黒いホストの写真を見せ、
また本へと視線を戻した。


さらに数十分後、モンさん来店。
僕は「どっも~」と不必要に軽い挨拶をし、元の姿勢へ。




役者は揃った。
今日僕の、失恋が確定する。


……………………筈だ。



(発芽 3へ続く)




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乙女心とハプバーと