深い思いやりを持ったイケてるドS、カイさん。

モデル体型人見知り、来店2度目のモンさん。

超絶両手に花な僕だが、今僕はカイさんにメロメロ・・・

だって2度も楽しんだし。

何故既に行為後の僕らの隣に女性店員はモンさんを案内したのか。

その事実が今晩、やっと明らかとなる。

・・・ちょっとドラマのプロローグっぽくね?
つか今晩て、さっきから一晩の話だし。






そのうち女性店員が聴診器を持って出てきて、それを僕の首にかけた。
この時、僕がまだナースの格好をしていたからだろう。
それを使ってカイさんの心音を
聞いてみた。


どくん、どくん、どくん・・・


それに比べて僕の心臓の音は早鐘のようだ。


どんどんどんどんどんどん・・・


「ちょ、なんかあたしだけ早いんだけど」


「ほんとに聞こえるの?俺にも貸して」


僕の心音を聞いてカイさんがSの顔を覗かす。口の端を上げて笑った。


「だいぶ時間経ってんのに、ちょっと早くね?」


このときも可愛らしい笑顔は崩れない。
・・・そういう言葉に反応する僕が過敏なんだろか。
恥ずかしくてしょうがない。




カイさんが面白がって自分の胸の音を聞いたりしていると、店員がもうひとつ
聴診器を出してきて再び僕に渡した。
そしてモンさんの椅子をこちらに回してこう言った。


「せっかくだからモンさん、診察してもらったらいいじゃない。今日看護婦さん
来てるんだから」



ナイスステージ!!!



僕はこういう小芝居が大好きだ。

マタタビを与えられてノリにノッた僕は、彼をシャツの上から診察し始めた。


「はい息吸って・・・ん・・・ちょっと聞こえないですね。肌出してください」


彼の手を制して、僕がボタンを外す。聴診器を当てる際、必要以上に素肌を触る。
全体的に華奢だが、良い骨格だ。


「ちょ・・・ちょっと待っ・・・」


息が洩れる彼。
下がった長いまつげに一重のタレ目だ。それに反して眉が美しく山をかいている。
顔に手入れのしすぎは無い。純朴な人柄が見てとれた。


「しっ!静かにしてください。今、大事なところですから・・・」


冷静な分析は置いといて僕は芝居を続行、真剣な顔でそう言った。
彼はこみ上がる笑いを口をへの字にして耐え、時折ふき出しながら僕の
まさぐりに耐えた。


あんまり可愛いので、僕もふき出しそうだった。






「あ~かわいかった。カイさん、モンさん可愛いの。感じやすいんだよ~」


やっとモンさんに背を向けカイさんに向き直ったら、女性店員はモンさんに
おかしなアドバイスをした。





「・・・ほらモンさん、ハンターちゃんはね、
脱がされんのが好きなんだって」




・・・至極自然にファスナーが下ろされた。
突然のことで、思わず声が洩れた。



「・・・ひあっ!」



あ・・・このコスプレ、ファスナーが背中側だ・・・。


店員がニコニコ笑っている。


「ほらほら、連れて行ってあげなよ」


モンさんに背中から抱きかかえられ、椅子から押し出されてしまった。
僕は今にもはだけ落ちそうなコスプレを両手で押さえながら、ひょこひょこ
前へ進んだ。


「え、え、え、ちょちょちょちょちょちょお待ってー!」


モンさんが耳元で声を殺して笑ってる。




僕、気付くのが遅かった・・・


女性店員の本当のもくろみは・・・





モンさんを確実に
遊ばせることだったんだ・・・




(カイとモン 6に続く)




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