しばらくは友人とカウンターでバカ話を決め込んでいたのだが、
何しろ2件目、酒も回ってきたし場の雰囲気にもちょっと飽きてきた。



時計は10時半。

明日は休みだが、何もしない気マンマンなのに、ずっとハプニングバーで
飲み続けるのもどうだろう。
河岸変えて落ち着いて飲んだほうが、更に色々話が出来るってもんじゃ
なかろか。





「こんばんは」


そうこうしているうちに2人の男性が話しかけてきた。
礼儀正し気なスーツ姿・・・先輩後輩か?
どちらもそこそこ見目良い。


ちなみにスーツを着ると男性は骨格度数が1.5倍に上がる。
思わずクラッといかないよう、注意が必要だ。



「こんばんは、初めまして。社会見学のために友人を連れてきました」

僕がそういうと彼らは目を丸くしたが、関心したように言った。

「はあ・・・そういうのもあるんですね。僕らは初めて来ました。同じ会社なんです」





カウンターで4人座るのは話が遠い。僕らはテーブルの席に引越した。


「え、ハンターさんは今日が初めてじゃないんですね」

「はい。ぼちぼち数えるのが面倒になってきて数えてません」

「はああ・・・そうなんですか」


そこからは全くエロ抜きで話した。
生活のこと、仕事のこと・・・本当にたわいも無いことばかり。
こうなってくると社会見学ってか、ただの合コンだな・・・。





彼らはシャツを脱ぐこともなく、終電を目がけて席を立った。


「気をつけてね~」


僕は友人を席に残し、トイレついでにロッカールームまで彼らを送ると
先輩スーツが、


「良かったら僕らと連絡先交換しませんか?」


僕はやや言葉をかぶせ気味にこう言った。「やだ」


言葉の選択を間違って相手をムッとさせてしまった・・・やってもうた。
即座に言い直す。


「ごめんなさい。ここでは誰とも交換しないことにしてるの」


背筋を伸ばし実に紳士的な態度で申し入れてもらったのだが、残念ながら
ここはハプニングバーだ。
いつか、外で出会えたらその気持ち喜んで受け取るよ。


 


さて。
終電の時間も押し迫ってきた。
しかし友人と僕は合コンでノリがあったまったのか、帰る気が起きなかった。


「うちの彼呼ぼうか?そんであと送ってもらっちゃうの」

「そうだねえ・・・もうちょっと居たいかな?」

「うん。じゃあ、電話で聞いてみる」


結局彼も店に来て僕らは彼も参加のもと朝まで一緒に居ることにした。




店に到着した彼は久々に会った僕の友人と挨拶を交わした。
しかしそれも早々に、

「あれだな、ちょっとあっちの様子見てこない?」

と僕の手を引いて歩き出してしまった。
その方向、いつものライン。




お?

お?

お?

お~?




・・・友人置いて部屋行っちゃうのん?




僕まだ友人に、



ここでハプニング起こしてるって言ってないんだけど?




(友達と一緒にハプバー 3に続く)




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