ご当地グルメ研究家の椿です
<郡山産鯉×徳島亨シェフ フレンチ試食会>
にお邪魔した話。
旅の師匠・芹澤和美ちゃんから
「椿ちゃん、鯉、試食しに銀座に来て♡」
とお誘いが。
「郡山で鯉?長野とかじゃなくて?」
同じ福島県でも
会津地方は鯉の甘露煮を食べている印象があるし
山形県米沢市周辺では
鯉のうま煮がお正月料理のひとつだけれど
郡山にそんな印象がない。
確かに内陸だけど…
丸の内のレストランTHE UPPERの
徳島シェフ&ソムリエ石井さん
(二人とも郡山出身)による
鯉を使った
お料理&ふくしま逢瀬ワイナリーとのペアリング。
■パテアンクルート・ド・カルプ・エ・プーレ
鯉と伊達鶏を使ったテリーヌを
パイで包んで焼き上げた福島スタイル。
■Vin de ollage シャルドネ2022樽熟成
(郡山産シャルドネ100%)
旨味がギュッと入り込んでて美味しい。
臭みなどは感じない。
いろんな食感で食べ応えがあり
ピスタチオがいいアクセント。
欲張りってわかってるけど
もうちょっと食べたいw
■クネル・ド・ブロシェ・ア・ラ・リヨネーズ
郡山と同じ内陸リヨンの伝統的な料理。
いろんなお魚使うらしいが
今回は鯉ですよ。
すり身に小麦粉や卵、バターなどを混ぜて
オーブンで焼き、ザリガニソースをたっぷりと。
鯉の身がブリンブリンして小骨もあるから
裏ごしするときも抵抗を感じるとか。
アメリケーヌソースは
通常ロブスターを使うところ
鯉は淡水魚なので淡水のザリガニにしたそう。
■Vin de ollage 北会津スチューベン ブラン 2022
■マスカットベリーA&スチューベン2020樽
ソースが濃厚なので
白だけでなく赤との相性も良かった。
(ワインわからなくて語彙ww)
で、なんで郡山で鯉?
実は、鯉の生産量が全国一位なのであった。
しかも明治時代から養殖している。
猪苗代湖から長い長い水路で運ばれた
ミネラルたっぷりの水が使われていた。
で、ここでさらに衝撃の事実。
生産された鯉はほとんど他県へ出荷されていた!
……んじゃ他県で食べた鯉が
郡山産だった可能性もあるってことね。
今一度、鯉を見直す動きが。
郡山市内では給食に
スパイス揚げが出ていて人気だそう。
食べてみたーい。
ふくよかで脂も感じる白身魚。
臭みも感じずプリプリ食感。
徳島シェフから「油との相性がいい」と聞いたので
フィッシュ&チップス食べてみたいな。
一度シンプルな鯉を味わってみたい気もするね。
「郡山で鯉の養殖してるんだー」
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