ハイハ~イ、皆サマ!
ご当地グルメ研究家の椿でございまーす♪
だいぶ前になるが、どこかのデパ地下で催事をやっていて、1890年創業のイギリスの老舗メーカーRodda's(ロダス)のクロテッドクリームとスコーンを買った。
食べるときは当然紅茶も淹れたよ。
20代の頃、イギリスを旅したときに、郊外へ足を延ばし、シェイクスピア生誕の地ストラットフォードアポンエイボンやバース、そしてコッツウォルズを訪ねたことがあって、たぶんそこで初めてスコーンを食べたんだと思う。
これが忘れられない味になった。
コッツウォルズは緑豊かなおとぎ話に出てきそうな小さな町で、後で知ったが、映画『ハリー・ポッター』のロケ地にもなったらしい。
イギリスの伝統的なクリームティーを初めて食べて衝撃を受けた。
スコーンとクロテッドクリーム、イチゴジャムのセットのことで、スコーンを割ったら、ジャムを先に乗せてからクリームを重ねる。この順番は絶対。逆はダメ。
(なのに横にのせるwww)
これがとてもシンプルなのに震える美味しさ。
特にクロテッドクリームは食べたことのない味わいで、バターとクリームチーズと生クリームの要素が混ぜ合わさってるというか、乳脂肪分が60%くらいある濃厚な悪魔のクリームでね笑
スコーンとジャムとで三位一体になった瞬間、まあ異常な美味しさになったのだった。
当時の日本ではこの悪魔のクリームはほぼ手に入らず、賞味期限も短いので買って帰ることもできなかった。
ロンドンに戻るバスの中でとりあえず翌朝食べる用に買っておけば良かったと激しく後悔したものだ。もはや店の名前もわからない。
最近は国産のもあるしこうやって輸入品が手に入る。
が、あれを超える味に出会ってない。
記憶の中で美化された思い出はそのままの方がいいと思いつつも、もう一度行って食べてみたいなぁ。
一般的なスコーンと違うものもあった。
フランス産の小麦とニュージーランド産のバターの生地にクロテッドクリームとヨーグルトを練りこんだスコーンで、これ食べたことないけど、しっとりしてて美味しそう
訳ありの理由は検品ではじかれた膨らみが足りない形のよくないものらしい。
自分で食べるんならこれで十分な気もするなぁ。
■ Rodda's(ロダス)
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