決まるのか?
プロボクシングのWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27、帝拳)とスーパーバンタム級の4団体統一王者、井上尚弥(32、大橋)の実弟で、前WBA世界バンタム級王者で、WBC同級2位の井上拓真(29、大橋)が、WBC世界バンタム級王座決定戦で激突するファン垂涎の超ビッグカードが11月に実現する方向で交渉が最終段階に入っていることが3日までに明らかになった。王座決定戦は原則として1位と2位の対戦となるが、当初、井上は、IBF世界同級王座決定戦に照準を絞っていると見られていた。だが、両陣営共に「ファンが求めるカードを実現したい」との考えで歩み寄り、急転、実現へ向けて舵を切った。まだ不確定要素は残っているが、早ければ今月下旬までには決定され、正式発表される見込みだ。