至近距離のメール | 松本風民の催馬楽ライカ

至近距離のメール

父方のおばあちゃんのお葬式。


お通夜とかで、親族が一晩中

本人と一緒に過ごしたりするでしょ。


そこで、うちの母が、やってくれました。


「おばあちゃーん、お別れやねー」 

と言いながら棺おけで眠るおばあちゃんの顔を

覗き込んだまでは良かったのだが・・・

その瞬間。


『ぷっぷぅ~!』・・・母の尻が鳴った。


前かがみの体勢になったひょうしに

あろうことか、神聖なその場所で

親族にケツを思いっきり向けた状態で・・・ほうひ。


しかもそのあと、母はごまかそうとして

親族のみんなの方へピョンと振り返り、


「ねぇ?」


と、ひとこと・・・。



・・・なにが 「ねぇ?」だよ。


ぼくは、『ありえへん!ありえへんで~!』 

『一番、やったらあかんことやん!』 と、

心の中で叫んでいました。


だって、死んでる人の顔を覗きながらの

『ぷっぷっー』やで!

しかも、オーディエンスに向かって

『もぉー』をした状態で、やで!

(『もぉー』って分かる?分かんなかったら誰かに聞いて!)


そこにいる全員、気づいていた。

最初はびっくりして黙っていたのだが、

そのあとコソコソと話し出し、クスクス、

最終的には遠くに離れたあと爆笑していました。


こういうとき、ぼくはどうしたらいーの?

身内のぼくが、すぐにでも

「こらっ!おばーちゃんの前で!」ってつっこんだあと、

すぐさま、親族一同に向かって

「すいません。最近どーも肛門がゆるんでるみたいで・・・」とでも

フォローすべきだっただろうか?


ぼくは、恥ずかしさのあまり、3メートル先で寝ころんでいる

妹に、メールした。


『お前、聞いとった?最悪や』


するとすぐに返信。


『オカンやろ?おなら。

親が陰で笑われてるのって

ごっつ、悲しいな』


・・・兄妹で落ち込んでいた。


しかし、まさかこのあと、さらに

追い討ちをかけるような出来事があろうとは

2人は知る由もなかった・・・