2012.4.22 ピンチ!全ては想定外。長過ぎる夜。
現在???に滞在中~
ネット環境が追いつかず
時差ならぬ日差で遅れながらブログ更新中☆
現在4ヶ月遅れ!笑
それでもどんなに遅れようが毎日の出来事を更新しています。
今日もふらふらぁ~っと
「べる(BER)のフーテン奇行」
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2012.4.22 ピンチ!全ては想定外。長過ぎる夜。
三ツ星だけあって
とても快適なホテルだったが
バックパッカーの自分にとって決して安くない料金だった。
さらに今日は日曜日。
殆どの店舗は休業日で街が静まり返っている。
ご機嫌なヒゲのじいちゃん。(犬の散歩中)
ご機嫌なヒゲのじいちゃん。(犬の散歩中)
尚の事そこまで滞在する理由はなくなった。
今日、フランスへ向かう事にした。
バスは17時発。
しばらく時間があったので
街へ降りず
山の方へ散歩がてら歩いてゆく。
雪の残るピレネー山脈。
そして17時発の
アンドラ公国中心部からフランスの国境ホスピタリティという場所へ向かうバスに乗る。
バスの車内は少し変わっていた。
乗客は数人しかおらず
乗っているのは
乗客は数人しかおらず
乗っているのは
頭に大きな傷を負った運転手。
違反物を持ち出そうとして連行される男性。
何故か号泣している3人の子供を連れたお母さん。
そしてこの状況で
母親にアンケートを取り始める
不審な男性。
そして妖しい日本人 べる。
何とも奇怪なバスの乗客は
違反物を持ち出した男性を国境で待ち続けた。
そしてホスピタリティの駅に着いたのは
一時間で到着するはずがその倍の二時間後。
現在の時刻は19時を過ぎた頃。
昨日は
20℃さしていたアンドラ公国とは打って変わって寒い。
冬服を日本へ送ってしまった為に外に長時間いるのは厳しい。
しかし、二時間遅れたといえど
急いでる訳でもなかったので特に心配をしていなかった。
ただ、
この時までは・・・着いた鉄道駅は無人の小さな駅だった。
しばらくすると電車が来たので
駅員に目的地を告げると
衝撃の事実が発覚する。
何と、
目的地のペルピニャン行きの
最終列車は終わってしまっていると言う。
最終列車は終わってしまっていると言う。
まだ19時なのに!?
信じられなかったがどうやら事実らしい。
とりあえずこの小さな駅には滞在出来ないので
この列車に乗って近づける限り近づいておきたい
終点まで行けばもう少しは大きな駅に着くだろう。
そこで宿を探すしかない。
そう思い列車に乗った。
30分程乗ると
終着駅に着いた。
時間は20時前。
時間は20時前。
しかし、予想は違った。
終点といえどそこまで大きな駅ではなく、
小さな村の乗り換え地点に過ぎなかった。
駅の外に出てみるも日曜日だった為か、
店も全て閉まっていて、
店も全て閉まっていて、
すぐ奥には山がそびえる。
駅員にどうにか移動する手段は無いかと聞くも
明日の朝8時47分発の列車が一番早いという。
それまでは待つしかないらしい。
これは困った。。。
とりあえず宿を探したいがどうやら宿は遠く
6キロ先にあるらしい。
バスも無ければ
バスも無ければ
タクシーも見当たらず
移動手段は完全に絶たれた。
近くに
レストランも無く
食事をすることすらままならない。
あっと言う間に
地元民はいなくなり
駅には自分たった一人だけが残った。
数分もすれば窓口も閉められ
電気も消された。次第に空は暗くなってゆく。
これは駅の中で朝まで待つしかない。
そして
暖房も消され、寒さも厳しくなる。
日が沈み外気はさっきより寒く0℃を下回っているだろう。
日が沈み外気はさっきより寒く0℃を下回っているだろう。
とりあえず、ヘッドライトを付け
バックパックの中をあさる。
いつか食べようと思っていた
タコの缶詰と水。
まさかここで食べるとは・・・
寒さも厳しいが
とりあえず朝まで待つしか術は無い。
とにかく冬服が無いのが厳しい。
眠りに就こうとするも
コンクリートの床が体温を吸収し
やけに冷たく感じる。
とにかく眠るしかない。
真夜中。
なかなか眠りに付けないところに
なかなか眠りに付けないところに
駅の構内に一人の男性が巡回の為入って来た。
どうやら彼は職員の様だ。
そして自分に言う。
しかし外は0℃以下。
冬服を持っていない自分には
とても厳しく朝まで待てるはずも無い。
事情を説明すると
と彼は言う。
ホテルは近くにあるのかと聞くと、
やはり聞いていたとおり6キロ先にあるという。
ただでさえ寒いのに
深夜に全くわからない土地を6キロ歩く方が自殺行為。
どうにかここに滞在出来ないか
と聞くと彼は間髪入れずに
の一点張り。
外へ出る準備をしていると
職員が戻って来て
一つの提案をしてくれた。
もし、パスポートを預けるなら、
部屋を提供してやる。と
彼は確実に駅員に間違いはなかったので
信用して、パスポートを預けた。
そして彼に着いて行くと
会議室の様な場所に連れて行かれ、
とそう言って彼は帰って行った。
彼の名前はアレックス。
この土地で出会った
唯一英語が話せる人間だった。
唯一英語が話せる人間だった。
何とか彼の計らいで明かりのある場所で朝まで滞在する事が出来そうだ。