2012.2.4 ギリシャの二面性。
現在ヨーロッパに突入中~
ネット環境が追いつかず
時差ならぬ日差で遅れながらブログ更新中☆
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それでもどんなに遅れようが毎日の出来事を更新しています。
今日もふらふらぁ~っと
「べる(BER)のフーテン奇行」
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2012.2.4 ギリシャの二面性。
気温は17℃。
とても暖かく、ジャケットも必要のない位
観光にはピッタリの天気だった。
しかし滞在費が高く
アテネ観光は今日一日のみ。
じっくりアテネの街を散策する事にした。
これから紹介するのは
あくまでも一日中歩き回って感じた
アテネという街、
ギリシャという国の個人的なイメージ・感想である。
まず紹介するのは
古代の歴史が残る
素晴らしい土地アテネ。
しかし
アテネといわれても『聖闘士星矢』しか出てこねぇ~。
あ、オリンポスと言えばゴッド・オブ・ウォー
あのゲームには酔ったなぁ~。
その遺跡巡り
しかし遺跡って最初は
「お~~~。」って感動していたが後半はただの柱にしか見えなくなっていた。
アテネにはお洒落なカフェも多く
オープンテラスでは皆がのんびりコーヒーやティーを飲んでいる。
街並みも独特で
建物が興味深い。
そしてここからは
ギリシャの裏の顔。ギリシャは少し前にも
暴動が起きていた通り
社会情勢の乱れた国。上のイメージを完全に覆す環境が
常に共存している。
先ほど、あれだけギリシャの素晴らしい景色や路地を紹介しておいて
申し訳ないが、これが現実です。
街中には至る所に
グラフィティーがある。
そう言えばお洒落な様にも聞こえるが
実際は落書き。
遺産地区以外の場所には常に落書きがある。
どんなキレイな通りにも、
少し見回せば落書き。
個人的にはアートとして嫌いではないが、
下手なサインやグラフティーは目障りに思えるほど、
街を汚している。
そして街を歩いていると
目がすわっていたり、不自然な言動を発する
薬物中毒者も頻繁に見かける。
また散策中には、
どこからか、バンドサウンドが聞こえてきた。
その音の出所を辿る様に道を歩いていくと、
とある広場に出た。
すると
全身黒ずくめの若者達が
オールドスクールのパンクの音をガンガンにかけて
広場を占拠していた。
何かと思って気になったので
一人のモヒカンの兄ちゃんに理由を聞いてみると
詳しい理由はよくわからないがどうやら彼等はギリシャ政府に対して
デモを起こしているという。
彼等はファッションや音楽だけでなく
ライフスタイルまでもがハードコア・パンクだった。立ち上がれ若者よ。
と言わんばかりのアナーキー達。
ここで撮影が止められたのでこれ以上はないが
あまり部外者が介入するもんじゃないと思ったので
その場を立ち去った。
しかし
しばらく奥の方に歩いていくと、
暴動を抑えようと
警備隊が集結していた。
いよいよ彼等達は暴徒と化すのか。
外国のこういったデモは日本の活動と違い、
死者が出ることもしばしば。
巻き添えをくらっても嫌なので
しばらく距離を置いて見てると、
じわじわ忍び寄る警備隊
若者達が気付き
一発触発の空気の中、
若者達はスローガンを掲げ、
じわじわと別の場所へ移動していった。
衝突する事は無く
何とか事なきを得た。
そしていつもの様に地図も見ずに歩いていると
他とは空気・人種さえも異なるエリアに辿り着いた。
中国系の店が並んでいる裏通りには
辺り一体、妖しい中東・インド・パキスタン系集まるエリアがあった。
ホームレスか薬物中毒者かも区別が付かないほど
多くの人間が道路脇に立ち
真昼間にもかかわらず目の前で行われる薬物売買。
中東や黒人達の鋭い視線を感じながらも
振り返らずに歩いていく。
路地に入ると
薬物中毒者が奇声を上げていた。
そして夕方頃になると駅周辺でも
薬物の売人達がウロウロしはじめ、
目やジェスチャーでこちらにサインを送ってくる。
昼間でもリスクの多いエリア。
ましては夜はかなり無法地帯である事が予想される。
何かってからでは遅いので早めにきりあげた。
無秩序という言葉がピッタリなそんな
私の視点から見るアテネであった。
私の視点から見るアテネであった。