2011.10.18②一体どうなる!押問答。そして!!
現在トルコに滞在中~
ネット環境が追いつかず
時差ならぬ日差で遅れながらブログ更新中☆
それでもどんなに遅れようが毎日の出来事を更新しています。
人生にダイジェストなんてねぇ~!
今日もふらふらぁ~っと
「べる(BER)のフーテン奇行」
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インド ゴア 編
2011.10.18②一体どうなる!押問答。そして!!
※前回の流れを知らない人は昨日のブログを読み返してもらえると
より楽しめます。
教会巡りに満足して
軽快にバイクで帰っていると
警察の検問に引っ掛かる・・・
あ~やばいなぁ~。
免許証不携帯になるんかぁ。
外国人やしおおめにみてくれへんかなぁ。。。
バリケードの様な物で道を塞がれたので
渋々バイクを路肩に停める。
すぐさま警官が近寄ってきて
逃げない様にバイクのキーを抜かれる。
いつもは大切に保管している、国際免許証。
しかし、
その大き過ぎるサイズと
使用頻度の少なさから、
別に保管していた。
その為に、ついつい宿に置いてきてしまったのだ。
「しまった・・・」
またバイクトラブルかよ・・・
どう考えても自業自得だが、
どういう処罰が与えられるのかわからなかったので
何とか許してもらおうと
警察官には
「免許は持っている!」
「今はゲストハウス置いている。」
「次は必ず持つ様にする。」
という事を必要以上にアピールした。
しかしそんなに世の中甘くない。
あっさり
処罰を与えられた。
罰金1,200ルピー。(約2,000円)
日本での罰金を思うとそこまで高くはないのだが
インドでの物価を考えると地味に痛い金額。
(さっきのシーフード2回も食えるし!!)
しかし、外国では
旅行者をターゲットにした警察官を語った犯罪も多いと聞く。
とにかく状況を落ち着いて把握する。
ジープタイプの警察車両。
デカデカと掲げられた
“POLICE”
のマーク。
白い、制服を着た男性3人。
そしてベージュの制服を着た男性1人。
ジープの中にはどっしり構えた婦人のお偉いさん。
そして、警察官にバイクのキーは没収されている。
違反金を払わない限りバイクを返してもらえそうにない。
どうしても払いたくなければここにバイクを置き
ホテルまでは片道50kmの道のりを
タクシーかバスに乗って取りに帰るしか術は無い。
実際、それをすると時間もかかれば
罰金に近い金額を使う事になる。。。
“万事休す・・・”
これは本物かぁ~・・・
と思っていたけど、
念には念をで
不携帯に関しては
自分が悪いから支払うと言い、
その前に警察官だと証明する物(ID)を見せて欲しい。
と言ってみた。
すると警察官が豹変!!!
激怒して、
「ここはインドだ!!お前は外国人だろ!!お前の国とは違う!!!」
「自分の置かれてる立場をよく考えろ!!!!!」
的な事を(はっきりとは聞き取れなかったけど・・・)、早口の英語でまくし立ててくる。
急に激怒するもんだから
え!?何!?何!?
って
ビックリしたけど、
なぜ急に怒る必要がある!?
怒って威圧し、事をうやむやのは詐欺師のパターンでもあるな。
と、思って話しながら
入念にパトカーの中を見てみた。
そうすると一つの事に気付く。
この警察官達、
誰一人として拳銃や警棒などで武装していない。
そう思うと
みんな制服を着て、
ワッペンやピンバッヂを付けているだけの様に見えてくる。
ジロジロ、いろんな所を調べようとすると
更に警察官が激怒し、
コチラにプレッシャーをかけてくる!
何か怪しいなぁ~。
と思い、
持っていたカメラで
何かあった時の為に証拠を残そうと
車体や警察官をこっそり撮影してやろ~っと、
と、カメラを構えたその時!!
警察官が凄い剣幕で走って止めにくる!!
「ふざけた事をするな!!!
一枚でも撮影したら今すぐカメラを没収するぞ!!!」
と激怒しながらこちらを罵倒する。
さすがにこれ以上面倒な事態になるのも嫌だったので
「撮影は一枚もしていない!!」
「わかった!今すぐ違反金を払うからキーを返してくれ!」
とお願いして、支払う事にした。
心の底からは
信用出来ないこの状況。
最後の抵抗として、
所持金が違反金の1200に満たない事をアピールした。
そしてお金を取り出し、
手持ちであった640ルピーしか無い事を伝えた。
(本当は、大きい金額の紙幣はパスポートと一緒に隠して携帯しているので、
持っているんだけどね・・・笑)
値切り交渉に出た。
すると、
すんなり500ルピーまで下がった!
これは確実に怪しい!!!!
そこで疑惑から確信に変わった!
こいつ等は本物の警察官かもしれないが
裏金を欲しているだけのクズ警官だ!!
しかし、金を払わない限りは開放されない・・・。
ここからはわたくし、べる の職人技をご覧あれ。
渋々
金を持って一人の警察官に払いに行く。
すると
別の警察官がバイクのキーを置きに来る。
これはチャンスと思い、
右手にはお金
お金を渡す前に
サッ
と
左手で
バイクのキーを取り返す。
そして、お金を支払う警察官に
違反を証明するキップを切って欲しいとお願いする。
しばらく押問答をするが、
相手はキップを切る事を頑なに拒否する。
だとこちらも納得出来ないと言う。
もし、この後に捕まったらまた支払う事もあり得るからだ。
お互いがすっきりしないまま
沈黙になった瞬間
「あ、バイクメットインに忘れ物をした。」
というジェスチャーをして
と、ゆっくりと歩き出す。
右手には支払うはずの500ルピーを握り締め。
左手にはキーを持って。
メットインの荷物を取りに行く振りをして・・・
至って冷静に・・・
至って自然に・・・
バイクの方へ歩み寄り・・・
そして、
さっ。
とエンジンをかけて・・・
!!!!
逃走~~~~~~~~!!!!!!!
全速力で!!!!!!!!
こんな時に使うんやね
すたこらさっさ~~~~~~!!!!!
かなり駄目もとで
むっちゃドキドキで逃走してたんやけど
さすがに俺の事が面倒になったのか、
追いかけて来ない!!!笑
悪徳警官から逃走完了~~~!!!!
イェイ!!!
まぁそれにしても
免許証不携帯には変わりないんやけどね!笑
でもラッキー☆
そして今日の奇跡の一枚!!!
※
写真を撮ろうとした事を警察官に注意され、
カメラを振り下ろした時に押した渾身のシャッター。
後でこの写真を見た時、
「あ、ワシは天才かも!笑」
って思ってニンマリ笑ってしまうぐらいの、
相手の弱みを握ったミラクルシャッター。
でも、もうトラブルは嫌だ~~~~!!!
急遽、逃げる様にして
明日はゴアの別の場所へお引越しする事にした。
いよいよビッグルームともおさらば!!
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