2011.5.31 マカオ世界遺産散策～そして運命の決戦 前編
現在ベトナムに滞在中～
時差ならぬ日差で遅れながらブログ更新中☆
ふらふらぁ～っと
「ＢＥＲ(べる)のフーテン奇行」
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2011.5.31
宿を出た。
マカオの街は興味深かった。
貧富の差が激しく
庶民の生活の中に、
不意に歴史的建造物がある。
しかも世界遺産。
またカジノのある地区には高級なホテルがあちこちにあり
一本裏に入ると古い街並みがみられる。
香港とは一味違った多国籍な雰囲気を味わえる街である。
徒歩で歩ける範囲ではあるが様々な世界遺産を巡った。
今回の旅で、歩き慣れたのか数時間歩いても全く疲れなくなった。
一通り散策したところで、岡の上にある大砲台に登った。
そこからはマカオの街が一望できとても素晴らしい景色だった。
しかしそこには他とは違う存在感の放つ建物があった。
「ホテルグランドリスボア」である。
情報によると５ツ星の超大型の高級ホテルだ。
しかもカジノも経営しているらしい。
セレブ達が金にものを言わせて
さぞ優雅な生活ををしているのだろう。
ここまでインパクトがあると気になる。
カジノかぁ～…
そう、人生でカジノというものの空間をを体験したことがなかったので、
一度は体験してみたくなった。
非常に悪い流れの考えである。
一泊７００円そこらの安宿に泊まりながら旅をしている
自分にとってはカジノなんて悪魔の誘惑でしかなかった。。。
ましてや、基本的にギャンブルをしないワシなんて
勝てる気がしない。
せいぜい宝くじを買って夢を見ているのが丁度良いくらいだ。
ただ、そんな時にあの一件が記憶から呼び覚まされた。
そう。
北京でのお茶屋詐欺である。
あのボッタくられた5,000円を取り返せないだろうか…
ギャンブルなんてはまってしまえば損をする物だとわかっている。
いままでにそういう人間をたくさん見てきた。
だから国内でギャンブルは基本的にしない。
ましてや、あんなにデカデカとしたホテルやカジノを経営しているのだから
カジノで儲けているに違いない！
頭ではわかっていても、
でも一回の勝負に賭けてみるのはどうだろう？
バカラというトランプゲームなら勝率はほぼ５割。
勝っても負けても一回限り。
…
しばらく考えた。
・・・・・・
よし！！
あの忌々しい記憶のお茶代を取り返してやる！！
勝負師ＢＥＲの心に火が付いてしまった。
大砲は
グランドリスボアにロックオンされた。
結果が何であれ必ず１回で終わる！！
と自分の中で誓いをした。
よし！
そうなれば、まず軍資金をどうしよう？？
特に考えて無かったので
パスポートの中に入れておいたヘソクリを出した。
もし負けた時の為に、帰りのバス代と飲み物代だけを残し、
軍資金を計算した。
持っていた香港ドル・マカオパタカ・日本円を含めると
日本円で約27,000円もあった。
意外と持ってたなぁ～。。。
。。。
さすがに躊躇した。笑
ただ、この金額…
一回勝負。。。
27,000円が50,000円くらいに増える可能性もあれば
27,000円が一瞬で消え去る可能性もある。
負けたら痛過ぎる。。。
これを読んでいる皆さんは社会に出て働いている方が多いと思うので
27,000円という金額はそれほど大きな金額ではないと思う。
しかし、無職の自分。
ましてや、チープな旅をしているのにこんな金額を使っていいのだろうか…
一泊700円の宿生活の自分にとって
じつに40日分の宿泊費ではないか！！！
負けたら、大幅に旅が短くなるだろう。
でも、金が無かったら無かったで、旅の調整はおのずとされるだろう。
さすがに悩むね。
勝負は１回・・・
どうせ勝負に出るのならチマチマ使うのは男らしくない！
全額賭けてみよう！！
フーテン奇行のネタにはもってこいだろ～！笑
そして27,000円を握りしめ、カジノへ向かった！
待ってろ～～～リスボアぁ～～～！
ＢＥＲの運命やいかに！！！！
続く…
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